家出した○○とすとぷり 10話
物語は次回から恋へ…!?
- 酷いわよ…
こんなことしたのに
何もしてないような顔するなんて…
イジメ・ブリコ
- っ…
○○
- (お願い…○○ちゃん…
なにか言って…
すとぷり
- (…これが、ブリコさんの
幸せになるなら…
○○
- っ…ごめんなさい(泣笑
○○
- タッタッタッ
○○
- あ!
すとぷり
- …
すとぷり
- とにかく、えーと…
さとみ
- ブリコでぇす…
イジメ・ブリコ
- …うん、ブリコさん行こうか
保健室に手当
さとみ
- そんなぁ…ありがとうございます…
イジメ・ブリコ
- ザワザワ
生徒
- やばいよね〜…あれ
転校生がやったの?
生徒
- そうっぽいよ…?
生徒
- 転校してからよくやるねぇ…
生徒
- 怖…
生徒
- …
ころん
- (なにかおかしい…んだけど…
ころん
- ○o。..。o○
ころん
- はぁっはぁっ
○○
- っ…(家の前で立ち止まる
○○
- …
○○
- 今日は…お家に帰らなくてもいいよね…
○○
- タッタッタッ
○○
- (もうやだっ…やだやだっ…!
○○
- (居場所なんて望んでもやっぱりないんだ…!
私の自惚れで自分を傷つけて…
○○
- バカみたい…
○○
- (あっちょうどひとけのない
原っぱがある…
○○
- ここなら…一日くらい大丈夫だよね…
○○
- (木の陰に座る
○○
- はぁ………
○○
- なんでっ……
どこいっても
私はうまくやれないんだろ…(笑)
○○
- 考えるのも嫌だな…
○○
- そういえば明日提出の
レポートあるんだっけ…
○○
- えーと………(ゴソゴソ
○○
- あった!
○○
- 月明かりでもやっぱり
字は見えにくいな…
○○
- う〜ん…
○○
- ○○ちゃん……?
疾風
- えっ(振り返る
○○
- あ!やっぱりそうだ…!
疾風
- 間違えてたらどうしようかと思った…w
疾風
- なっなんで…こんな時間に…?
○○
- 僕は塾帰り
疾風
- ○○ちゃんは
うずくまってたけどお腹でも痛いの?
疾風
- ちが…います…
○○
- ?
疾風
- (震
○○
- …
疾風
- そっか!なにか事情があるんだね、
疾風
- もしよかったらさ、
僕のお家来る?
疾風
- え………?
○○
- 自分のお家に帰るのが嫌なら
僕のお家に来るのはどうかな〜って
疾風
- いい…んですか………?
○○
- だめな理由なんてないよ!
疾風
- お母さんもお父さんも
許してくれると思う
疾風
- じゃ、じゃあ……
○○
- うん!
疾風
- ○o。..。o○
疾風
- ただいま〜!
疾風
- おかえり!疾風
お父さん
- おかえり!って…あら?
お母さん
- お隣の子は彼女さん?
お母さん
- えっ///
○○
- 違う!この子ね○○ちゃんっていうんだけど、
疾風
- 事情があってお家に帰れないみたいで、
疾風
- 今日だけでも泊まらせてあげることはできないかな…
疾風
- あら、そういうことね!
全然いいわよ!
お母さん
- お父さんもいいぞ!
お父さん
- ありがとう
疾風
- あ、ありがとうございます
○○
- まぁそんなかしこまらないでいいのよ?もっと気楽に!
お母さん
- はっはい!
○○
- じゃあ荷物は疾風の部屋でいいか?
お父さん
- ○○ちゃんがいいなら
いいよ
疾風
- あっお願いします…。
○○
- うん!
疾風
- 僕の部屋はこっちだから
ついてきて!
疾風
- はい
○○
- ………
お母さん
- あなた
お母さん
- ん?
お父さん
- 疾風って小さい頃から
人に優しくすることはあるけど
お家に泊まらせてくれっていうのは初めてよね
お母さん
- そうだな
お父さん
- もしかしたら恋なのかもね
お母さん
- とっとうとう疾風にも
そんな気持ちが…
お父さん
- まぁいとしのわが子の
恋よ!応援しましょ
お母さん
- そう…だな…!😭
お父さん
- 荷物はそっちにおいちゃって!
疾風
- はい…、
○○
- (今頃ブリコさんと
みなさんは何をしてるだろ…
○○
- (みなさんは…私に絶望して…
○○
- …
○○
- …
疾風
- ねぇねぇ、
疾風
- はっはい!
○○
- もしかしてなんだけど、
ブリコさんになにかされた…?
疾風
- え…?
○○
- 勘違いならいいんだけど、
ブリコさんって小学生の頃から転校生をいじめるような癖があって、
疾風
- そっ……そうなんですか…!
○○
- 私は特に………なに…も…
○○
- …
疾風
- ほんとに…?
疾風
- え…
○○
- 本当に何もされて無い……?
疾風
- っ………
○○
- 実……は…
○○
- うん
疾風
- 話す
○○
- っ!
疾風
- それで昨日閉じ込められてたの…?
疾風
- はい…
○○
- 体育倉庫って寒いよね…
少しいるだけで肌が震えるから…
疾風
- それで今日は
ブリコさんの自作自演で○○ちゃんの大切な人に絶望されたかもしれない…
疾風
- か…
疾風
- ……はい…
○○
- 転校するだけでも
不安なのに…
疾風
- 昨日からよく耐えたね…
疾風
- それはお家に帰りたくなくなるよ…
疾風
- (なんで…
みんな優しいんだろ…
○○
- っ…
○○
- !
疾風
- ○○ちゃん!?
疾風
- すみません…っ…グスッ
○○
- 少し…悲しくて…でも…
安心………できて…
○○
- 大丈夫だよ…
今は僕しかいないから
もう、気が済むまで泣きな
疾風
- …!
○○
- ゔぅ〜………
○○
- 頑張ったね…よく耐えたね…
疾風
- (莉犬さんたちと
同じようなことしてくれる…
○○
- (やだ…今は考えたくないのに…
○○
- (僕がこの子の居場所になれたらいいのに…
すぐに離れていくような顔だけの人じゃなくて
疾風
- ○o。..。o○
疾風
- じゃあブリコさんここで、
莉犬
- 送ってくれてありがとうございますぅ!
イジメ・ブリコ
- いっいやいや…((苦笑
るぅと
- (るぅとくんわかりやすいよ!
ころん
- (ほっほんとですか!?
るぅと
- (うん…w
ころん
- じゃあな、
さとみ
- はぁい!
イジメ・ブリコ
- パタン
イジメ・ブリコ
- やっと帰れる…
ななもり。
- ブリコさんの言ってたことってホントなんかな…?
ジェル
- ○○ちゃんがブリコさんの腕を切って昨日体育倉庫に閉じ込められてたのも自作自演だってこと…?
莉犬
- うん…
ジェル
- 昨日のことはよくわからないけど
腕を切ったことは少し…
真実っぽいですね…
るぅと
- あのとき、○○ちゃんが
カッター持ってたからな、
さとみ
- しかも俺たちの顔見て
少し動揺してたし…
ななもり。
- 何より否定しなかったよね…
やってないって…
莉犬
- 否定はしてほしかったな…
ジェル
- うん…
すとぷり
- …
ころん
- 僕は、
ころん
- ○○ちゃんを信じる
ころん
- なんでですか?
るぅと
- だって、○○ちゃんさ、
親に今まで犬とされて、
学校行きたかったのに
行けなかったんだよ?
ころん
- やっと行けるようになった今、
そんなことするかな?
ころん
- 確かに…
ななもり。
- それもあるけど…
さとみ
- ブリコさんも…
自分で腕切るかな…
莉犬
- だよなあ…
ジェル
- ……
ころん
- じゃあ、みんなは
ブリコさんのこと信じて
○○ちゃんのことは信じないんだ
ころん
- そっそんなこと…!
るぅと
- もう…いいよ…
ころん
- タッタッタッ
ころん
- あっ…
すとぷり
- …
すとぷり
- でも、俺はブリコさんを
信じるかな…
さとみ
- ボクも今はそうです…
るぅと
- ○○ちゃんには
申し訳ないけど俺も…
莉犬
- 俺はまだどっちを信じれるかわからないな…
ななもり。
- うん…どっちも傷ついてるからな…
ジェル
- …
すとぷり
- まずはころちゃんと仲直りせることかな
莉犬
- だな
さとみ
- ○o。..。o○
さとみ
- ○○ちゃんベッド使っていいよ!
疾風
- えっ申し訳ないです…
○○
- いいよいいよ!
女の子のこと床で寝かせられるわけないし
疾風
- あ、ありがとうございます…
○○
- うん!
疾風
- 横になる
疾風
- …
疾風
- ○○ちゃん
疾風
- はっはい
○○
- 明日学校行けそう…?
疾風
- え…?
○○
- きっと怖いと思うんだ
学校、行くの、
疾風
- 部活終わりで校門を
通ってた生徒には見られてたんでしょ?
疾風
- はい…
○○
- その人たちに噂されるの、
嫌だと思うんだけど…
疾風
- だ、大丈夫…です…
○○
- …
○○
- じゃあ、さ!
疾風
- 明日僕の隣いればいいよ!
疾風
- な、なぜ…
○○
- 僕は○○ちゃんのこと
本当のこと知ってるから
疾風
- 僕の隣にいれば
誰に何言われても僕が反論できるし
疾風
- …!
○○
- ありがとう…ございます
○○
- ううん!じゃあ、また明日ね!
疾風
- おやすみ
疾風
- おやすみなさい
○○
- ○o。..。o○
○○
- ガチャッ
ころん
- ただいま!
ころん
- ってあれ…?
ころん
- ○○ちゃんの靴が無い…?
ころん
- タッタッタッ
ころん
- ガチャッ
ころん
- ○○ちゃん!?
ころん
- 自分の部屋にもいない…
リュックもない…
ころん
- っ〜……!
ころん
- タッタッタッ
ころん
- ガチャッ
ころん
- おわっ!?
さとみ
- わっ!
ころん
- どうしたんですか!?
ころちゃん
るぅと
- っ……
ころん
- いない……の…
ころん
- え…?
ななもり。
- ○○ちゃんがお家にいないの…
ころん
- え!?
すとぷり
- そっそれはほんまなん!?
ジェル
- うん…靴がなかったから
○○ちゃんの部屋行ったけど
リュックもなくて…
ころん
- そんな…
莉犬
- 探しに行くしかないよね…
莉犬
- そうと決まればもう行こう!
さとみ
- お〜!
すとぷり
- .。o○○o。.
すとぷり
- ○○ちゃん!いたら返事して!
すとぷり
- ○○ちゃん!
すとぷり
- ん…?
疾風
- 外が騒がしい…
疾風
- ガチャッ(窓を開ける
疾風
- !
疾風
- ○○ちゃん!
ななもり。
- どこにおるんや…
ジェル
- …
疾風
- タンタン(階段を降りる
疾風
- ガチャッ
疾風
- あの、
疾風
- え?あ、
ころん
- 近所迷惑なんですけど…
疾風
- すっすみません!そうですよね…
莉犬
- あっそうだ、
ついでと言ったら悪いんですけど
さとみ
- はい?
疾風
- 髪が肩下までで
さとみ
- リュック背負った中学生くらいの女の子見ませんでしたか?
さとみ
- …○○ちゃんのこと?
疾風
- !
すとぷり
- そう!○○ちゃん!
るぅと
- どこいったかわかる?!
ななもり。
- …
疾風
- ○○ちゃんなら僕のお家いますけど
疾風
- え?
すとぷり
- お家に帰りづらいらしく
原っぱでうずくまってたので
お家に泊まらせました
疾風
- !
すとぷり
- え…
すとぷり
- あなた達が○○ちゃんと
一緒に住んてるんですよね?
疾風
- そう…だけど…
ころん
- ○○ちゃん、
あなた達に嫌われたと思ってお家帰れず原っぱいたんですよ、
疾風
- 僕がたまたま通らなかったら
○○ちゃんは今頃
誰かにさらわれてたかもしれませんよ?
疾風
- っ…
莉犬
- …
疾風
- ○○ちゃんのこと、
守れるんですか?
疾風
- お家に帰りづらい関係にしたあなた達が、
疾風
- 俺たちは、○○ちゃんのこと…
救いたいって思ってて…
ななもり。
- 結局、守れましたか?
疾風
- …
さとみ
- ブリコさんから、
不安から、
○○ちゃんのこと、
疾風
- ブリコさんのこと…
知ってるんですか…?
るぅと
- 同じクラスだし
小学生の頃から知ってます
疾風
- そうなんか…
ジェル
- ○○ちゃんは
胸の内を話してくれました
泣きながら、
疾風
- 「みなさんに嫌われたかもしれない。」
「ブリコさんは、
私がいじめ役になることで幸せになるのかな」
疾風
- とか、
疾風
- いじめ役…?
さとみ
- 俺は…○○ちゃんのこと
嫌いじゃ無い…
莉犬
- 僕も…
るぅと
- ん…
○○
- (め、覚めちゃった…
○○
- ん…?
○○
- 疾風くん…?
○○
- (窓を見る
○○
- …!?
○○
- みなさん!?
○○
- !
ころん
- ○○ちゃん!
すとぷり
- あっえっと…
下行ってもいいですか?
○○
- 大丈夫だよ
疾風
- はっはい!
○○
- タンタン
○○
- ガチャッ
○○
- みなさん…
○○
- なっなんで
こんな遅くに…?
○○
- ごめんね!○○ちゃん!
ななもり。
- ごめん!ほんとごめんな…
ジェル
- え…?え〜と………?
○○
- ○○ちゃんのこと、
正直疑ってた…
さとみ
- あっ…………
○○
- ○○ちゃんのこと、
なにも○○ちゃんの口から聞いてないのに…
勝手にブリコさんの口から聞いたことを信じてしまってた…
莉犬
- 本当にごめんなさい…
昨日だって…すごく辛かったはずなのに…
るぅと
- ぼくも…救えなくてごめんね…
ころん
- …………
○○
- 今更謝っても
許してもらえないよね…
ななもり。
- ……((泣)
○○
- !!!
すとぷり
- いい……です……
ちゃんと………言えなかった私が悪かった……
○○
- 最初から…
自分の意見を言っていれば…
○○
- みなさんにだって……
迷惑…かけ…なかった…!
○○
- 迷惑だなんて…
ジェル
- ごめんなさい…
○○
- ごめんなさい……
○○
- 大丈夫だよ!?
すとぷり
- …
疾風
- みなさん、
疾風
- ○○ちゃんのこと、
今も泣かせて謝らせて、
疾風
- 本当に、守れるんですか?
○○ちゃんのこと、
泣かせない決意があるんですか?
疾風
- っ…
すとぷり
- 今みたいに…
傷つけてしまうことは二度としない
さとみ
- 次からは○○ちゃんの
意見を信じる…!
莉犬
- ○○ちゃんのこと、
これからはずっと、
信じて、守ります
るぅと
- 今回みたいに不安にさせること、絶対にしない
ころん
- ○○ちゃんが
一人になってしまいそうなことは全力で避けれるように俺も全力を尽くす!
ななもり。
- ○○ちゃんを
傷つける人は、もう、
二度と信じないし許さない
ジェル
- 守るよ。
すとぷり
- この意見を聞いて
○○ちゃんは許すんですか?
疾風
- ………(うなずく
○○
- …!
すとぷり
- ぎゅっ〜!!!
すとぷり
- わぶっ!
○○
- ありがとう〜!!!
すとぷり
- …!
○○
- (温かい…
昨日までのみなさんだ…
○○
- …
疾風
- じゃあ、○○ちゃんの荷物持ってくるね
疾風
- あっ私も行きまっ…
○○
- だめっ…
莉犬
- ぎゅうっ
すとぷり
- ん“っ!?
○○
- 今は…いまだけでも…
抱きしめさせて…
さとみ
- …っ
○○
- はい…!(抱きしめかえす
○○
- !
すとぷり
- ラブラブ中なとこ
すみません
疾風
- !
すとぷり
- はい、これ荷物
疾風
- あっありがとうございます
○○
- ううん、
疾風
- ボソッ(辛くなったらいつでもおいで
疾風
- !
○○
- ありがとう…
○○
- ううん、
疾風
- じゃあね
疾風
- また明日…!
○○
- うん!
疾風
- じゃあ行きましょうか
るぅと
- うん!
すとぷり
- ○o。..。o○
すとぷり
- ○○ちゃん、本当にごめんね
ころん
- えっ大丈夫ですよ?
○○
- 私が本当に言えなかったのが悪かったので…
○○
- それでも、信じることができなかったから…
ななもり。
- ごめんな…
ジェル
- ごめんね…
莉犬
- 本当に悪かった…
さとみ
- ごめんなさい…
るぅと
- ………
○○
- ごっごめ…
ころん
- 次謝ったら許しません!
○○
- (•☓• )
すとぷり
- (*´︶`*)
○○
- か…わ…い…い…
すとぷり
- えっ!?///
○○
- あっ
すとぷり
- (声に出しちゃった〜!!
すとぷり
- 💦💦//
○○
- はっはやく行きましょうか!
○○
- まっ…まって!
ころん
- ぐいっ
ころん
- わっ!?
○○
- あ…あの…
ころん
- 可愛いと思ったの…
本当だからね…!
ころん
- 俺も………!
ななもり。
- 俺もや!
ジェル
- 昨日も一昨日も可愛いと思ってた…
莉犬
- えっあっ///
○○
- 会ったときから好みの子だったんだよな
さとみ
- ん…?えっええ!?
○○
- ちょ!さとにぃ、
抜け駆けはだめですよ!?
るぅと
- えっえっ…(混乱
○○
- そうだそうだ!
僕だって○○ちゃんのこと
好きだし!
ころん
- あ!ずるい!
俺だってそうだし!
莉犬
- 俺もやで!?
ジェル
- みんな抜け駆けはずるいです!
るぅと
- ワーワーワーワーワーワー
すとぷり
- ………えぇ…?///(混乱
○○
- このあと冷静になった瞬間、
気まずくなったことを
みなさんに報告します
○○
- 10話終わり
○○