*野郎LINEの裏側*その3
ライ主♀。初々しさを表現しようと思ったらライバルのツンがどっか行きました。多分もう帰ってこないです。笑
- 次の日の夕方、ハナダの岬にて
- ここだよね。
……。
コトネ
- ……。
ライバル
- ……。
コトネ
- ……なあ。
ライバル
- ……ねえ。
……あっ。
コトネ
- 何だ?
ライバル
- いいよ、そっちが先に言って。
コトネ
- ん……今日も、充実してた。
ジムリーダーと戦えて、良かった。
ライバル
- そっか。ライバルくんに喜んでもらえて私も嬉しいな。
コトネ
- ……その、お前の、おかげだ。礼をいう。
ライバル
- ……!!!!
コトネ
- なんだ?
ライバル
- ライバルくんに感謝されたの、はじめて……!!
コトネ
- !!
馬鹿、俺はいつも……。
ライバル
- いつも……何?
コトネ
- いつも……いつもお前とバトルしてる時やりがいを感じてるんだ。
とりあえず今の目標はお前……だからな。
ライバル
- そう……。
じゃあ追いつかれないよう私も腕を磨きますか。
コトネ
- その前に追いついてやる。
……。
ライバル
- ……。
コトネ
- ……で?コトネの言いたいことは?
ライバル
- ああっ。
あの……その。
これって……デート……なのかな?
コトネ
- ……っ。
さあな。デートだと思うんなら、デートなのかも……な。
ライバル
- カスミさんもね……この前こうやってデートしてたんだよ。
今同じことしてるね、私たち。……。
コトネ
- コトネ。俺は……。
ライバル
- ……なあに?
コトネ
- その。……俺がここに誘ったのは……その……。
ライバル
- ……。ライバルくん。
コトネ
- !何だ。
ライバル
- 私を誘ってくれてありがとう。
ここ、気に入っちゃったかも。
コトネ
- コトネ……!俺、
ライバル
- 私、眠くなってきちゃった。少し、肩貸して……。
コトネ
- !?なっ……。
お前、もたれかかって……。
ライバル
- … … …
コトネ
- ……寝たのか?
綺麗な髪してんなこいつ。
ライバル
- … … …
コトネ
- ……今なら……。
ライバル
- ……コトネ。
俺は、お前が、好きだ。
ライバル
- って……寝てる相手にしか言えないなんて……情けすぎないか俺……?
ライバル
- … …っ
コトネ
- ……?!
おい!コトネ!お前もしかして……!
ライバル
- … ……ご、ごめんなさい。
コトネ
- やっぱり起きてたのか……!
……今の、聞いてたよな。
ライバル
- う……うん。
コトネ
- えと……返事、は?あるか?
ライバル
- えっと……あのね、嬉しかった……よ。
私だって、ライバルくんのこと……す、好きだもん。
コトネ
- コトネ……じゃあ、これから……
ライバル
- またいつでもバトルできるな!
ライバル
- ……へっ??
コトネ
- ずっとお前と、もっともっとバトルしてたいと思ってたんだ。お前を越さないとリーグに挑戦しないと決めてるからな。
そこでお前を倒してはじめてチャンピオンになってやる!
ライバル
- はあ?!
コトネ
- いいかコトネ!俺は修行を重ねて必ずお前の前に立ち塞がってやる!それまで首洗って待ってろ!
ライバル
- え?!ちょっと!!
(さっきの雰囲気どこいったのよーー!!)
コトネ
- お前夜暇なんだろ?
早速俺と勝負しろ!
ライバル
- うう……今日はやだぁ……。
コトネ