twst オクタと過ごす冬休み⑩
オリキャラと監督生がいる4章裏側if話
- オクタと過ごす冬休み⑩
アズール
- 深夜 オクタヴィネル寮
アズール
- ドスーーーーン!
炉岐
- 大きな地響きがした。
続いて何やら声がする。
アズール
- 何事かと急いで部屋を出ると、既にモストロラウンジにて双子の二人が誰かと話していた。
炉岐
- 何事ですか騒々しい
アズール
- どうやら、お知り合いの様ですね.......あ、また誰か来た。
炉岐
- あれは、監督生さんにグリムさん、それにスカラビアの寮生ですか.......
とりあえず、僕が収めてくるので炉岐さんはこちらで待っていて下さい。
アズール
- アズールさんに言われた通りそのまま大人しく様子を伺う。
炉岐
- 最初に来たのは例の『監督生』と言った。であれば青い炎が揺らめかせる猫が『グリム』なのだろう。
炉岐
- 後から来たのは別の寮生の様で、どうやら監督生達は追われてきたらしい。
炉岐
- 話し合いでは解決せず、魔法対決となったものの、アズールさん達3人は強く、赤い服の子たちは退いていった。
炉岐
- そう言えばアズールさんて、『寮長』だもんね.......
炉岐
- 他の寮生が居ない分すっかり肩書きを忘れていたが、彼は実力でソレを手にしたはずだ。弱いわけが無い。
炉岐
- 監督生達から事情を聞いたようで、3人は驚いた顔をした後、ものすごく悪い顔をしていた。何か企んでいるのだろうか。
炉岐
- 話が着いたようで、ジェイドさんとフロイドさんは厨房へ向かい、アズールさんはこちらへ戻ってきた。
炉岐
- どうでした?
炉岐
- 面白い話が聞けました。
アズール
- 面白い?
炉岐
- 普段温和な寮長が横暴を働き、僕のクラスメイトが困っているらしいのです。
アズール
- あーー…、興味深い話なんですね?
炉岐
- ええ、ですので明日から僕たち3人でそちらへ伺う予定です。
アズール
- はい?
炉岐
- 事の解決には、今スカラビア寮にて開かれている勉強強化会に参加した方が良さそうなので。
アズール
- 炉岐さんには申し訳無いのですが、引き続きオクタヴィネル寮にて家事を代行いただければと。もちろん、食事についてもあるもの使っていただいて構いませんので。
アズール
- あ、まぁ、それで良いなら問題無いですけど.......
炉岐
- 他に何かご不安な点でも?
アズール
- いや、私ここに残して、あなた達は不安では無いんですか?
一人になった途端横暴を尽くすかもしれないのに。
炉岐
- 不安はありません。何故なら何かを狙っていたのならこの騒動に乗じて既に行動に出ているはずです。それに、そんな質問はしませんよ。
何より炉岐さんへのメリットが無い。
アズール
- 良かった。信頼してるなんて言われたらどうしようかと。
炉岐
- ふふふ。信頼を得ようとしないその姿勢だからこそ気兼ねなく居られます。助かりますよ。
アズール
- あ、でも
アズール
- なんです?
炉岐
- この間のように掃除に夢中になって風邪なんかひかないで下さいよ?
アズール
- ぜ、善処します.......
炉岐
- こうして、三人は監督生さん達と一緒に、スカラビアへ向かった。
炉岐