ドキドキ坂道文芸部
#乃木坂#妄想ストーリー
- 坂道ドキドキ文芸部
村上
- 高校2年の5月のある放課後、僕はいつも通り文芸部で適当な放課後を過ごしていた。
村上
- 完璧な文章なんてものは存在しない、
村上
- 完璧な絶望が存在しないようにね。
村上
- は?
齋藤飛鳥
- 何、急に
齋藤飛鳥
- 村上春樹?
鈴木絢音
- はい
村上
- かっこよくないですかこれ
村上
- うーん、村上春樹のセリフは、現実ではあまり使わない方がいいと思うなぁ、、
鈴木絢音
- そうなんですか?
村上
- 使う人にもよるんじゃない?
齋藤飛鳥
- え、いじってます?
村上
- いや、ただの事実
齋藤飛鳥
- それってあなたの感想ですよねぇ
村上
- それ使うな!ムカつくから!
齋藤飛鳥
- なぁさく、どう思う?
村上
- 話しかけるなオーラを出していたさくらはしかめ面をして僕を少し睨みつけた
遠藤さくら
- さく、かまわなくていいからね
齋藤飛鳥
- さく、どこかの大統領が言っていたけどな、声をあげないものは賛成していることと同じなんだぞ
村上
- 村上くん、うるさい、、、
遠藤さくら
- プッ!
齋藤飛鳥
- ほう
村上
- 俺の味方は絢音さんだけか
村上
- 私、君の味方だと言ったことは一度もないよ
鈴木絢音
- ほうほう
村上
- じゃあ死ねってことか
村上
- 少しは黙って読書できないの?
齋藤飛鳥
- ...
村上
- 飛鳥ちゃん、あまりイジメすぎると村上くん泣いちゃうよ
鈴木絢音
- 大丈夫だよ、村上は女の子に暴言を吐かれることに快感を覚えてるんだよ
齋藤飛鳥
- あんた、この前Twitterにそう書いてたもんね
齋藤飛鳥
- バレてたんか
村上
- 村上くん、流石にそれは、、、
鈴木絢音
- 僕の隣の席にいたあの優しいさくらが蔑んだ目で僕をみていた
鈴木絢音
- さく、こっちにおいで
齋藤飛鳥
- そうだよ、こっちにきなよ、席空いてるから
鈴木絢音
- あ、ひどい!
村上
- さくらは無言で立ち上がって向こう側の席に移動した
遠藤さくら
- 当然でしょ!不審者から守らなきゃ
齋藤飛鳥
- そして誰もいなくなった
村上
- ふふふ
遠藤さくら
- ふふふ
鈴木絢音
- バーカ
齋藤飛鳥
- こういう放課後の団欒が僕らの日常であった
村上
- 僕らはそれぞれにクラスでは孤立していて友達も少ない
村上
- 文学など殆どの人間は興味がない学校という世界で、この部室こそが僕らの聖域であった。
村上