fete ー運命ー (すとぷり物語) #3
#毎日投稿3日目(昨日分)
- 青side
- 少しは落ち着いたか?
ジェル
- うん…ありがと
ころん
- 入れ立てのココアを一口飲む
- 水分取ったらまた涙に変わりそうで怖い
- そのうち涙で溺れ死ぬんじゃないかって本気で思う
- お風呂入れるから飲んだら入りぃ?
ジェル
- え、あ…うん
ころん
- 何も聞かないの?
- 突然泣き出して知らないやつの名前叫んでたのに
- ま、僕には関係ないけど
ころん
- 優しくしてくれることには感謝してる
- それでも他人だとしか思えない。こんな人と結婚するとか、一生そばにいるとか
- ________気が狂いそう ((ジェルくん推しの方スイマセン
- お、出たか
ジェル
- うん……
ころん
- お風呂からとぼとぼ部屋へと向かうと
- ちょい待ちぃ!お前そのまま寝るんか?
ジェル
- え、そうだけど……
ころん
- 何か気に触るようなことしたっけ?
- ジェルくんの座る二人の腰掛けソファーへと向かう
- な、なに?
ころん
- 髪っ!
ジェル
- へ?
ころん
- 濡れたままやろ?こんなんで寝たら風邪ひくわ
ジェル
- 貸しっ!
ジェル
- そう言って僕からバスタオルを奪うと
- 膝の上に乗せてガシガシと頭を拭き始める
- ちょっ!/// や、やめてよ子供じゃないんだから
ころん
- あほっ!こんなんも出来ないんなら子供と同じや
ジェル
- いいよぉ、自分でやるから
ころん
- うるさい。黙って吹かれときぃ!
ジェル
- かすかに香るジェルくんの匂い
- こんなに近いのは首を噛まれた時以来かも
- よし、これで大丈夫やろ
ジェル
- あ、あり……がと?
ころん
- どういたしまして
ジェル
- 頭をポンポンされて何だか少し照れくさくって
- 悪い人じゃないんだろうなって思った
- そんな初めての夜だった_____