fete ー運命ー (すとぷり物語) #2
投稿遅くなりました! #記念すべき毎日投稿2日目。
- ころんくん視点
- ジェルくんと幸せになるんだよ
莉犬
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
- あれから僕の周りはドンドン忙しくなって気付けば両親への挨拶も終え新居への
- 引っ越しの日を迎えていた
- おー、やっと来たか
ジェル
- お邪魔します
ころん
- あんなーお邪魔しますて。自分の家やろw
ジェル
- そんなこと言われたって。
- ただいまは?
ジェル
- あ、ただ…いま
ころん
- つい返してしまった。
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
- 荷物これだけか?
ジェル
- 別に…… 生きていくには十分でしょ
ころん
- 中身はと言うと、二泊程度の着替えとヘアブラシや歯ブラシと言った清潔用品。
後は事前に段ボールで送りつけた食器など、必要最低限のものだけ
- ・・・
ジェル
- よっしゃ!ころん、外行くで
ジェル
- へ?いや、荷物…
ころん
- そんな帰ってきてからで良いやろ
ジェル
- そんなん帰ってきてからでええやろ。そんな大した量ないし!
ジェル
- え、あ…ちょっと…!
ころん
- 携帯も財布も持たずに外出るの大人になってから初めて…
- ねぇ!ちょっとどこ行く気!?
ころん
- 決めとらん
ジェル
- 子供みたいにケラケラ笑って街中を、土手を、公園を手を引かれながら歩いた
- うわぁ、魚いっぱい!
ころん
- お、鯉やな
ジェル
- 鯉?
ころん
- なんやお前、鯉も見たことないんか?どんな幼少期送ってきとんねん
ジェル
- う、うるさい//
ころん
- なら、ちょっと待っとき
ジェル
- そう言って持ってきたのは小さな紙コップ
- これ何?
ころん
- なにて…鯉の餌やろ。ほれ上げてみ?面白いでぇ
ジェル
- 渡された紙コップの中身をパラパラよ投げ入れる
- うへぇ… 気持ち悪っ……
ころん
- お前なんつー事言うねん。鯉に失礼やろw
ジェル
- 気持ち悪いのは気持ち悪いんだもん
ころん
- あーあー、あんなにがっついて。
こんなに餌あるんだもん、
そんなに慌てなくたって誰もとら____
- 『そんなに慌てなくたって誰も取らないってばぁ』
莉犬
- 『ころちゃん美味しい?』
莉犬
- 『もうお子ちゃまなんだから』
莉犬
- ふっく…… グスッ……うぅぅぅ、っぐ……
ころん
- ど、どうしたころん!?すまん、そんな気持ち悪かったんか!?
ジェル
- 違う違うんよ
- うぅぅ……うわぁぁぁ……///
ころん
- 涙が止まらない止まるはずがない
- だって隣にいて欲しいのは君じゃないから。
君じゃこの涙は止まってくれないから
- 莉犬くん…莉犬くん…
- 莉犬くん… 会いたいよぉ…
ころん