フルアスとユヒア ラルムについて
ラルム殺害前
- ・・・
ユヒア
- 話が変な方向にいってるって。俺が質問したことの答えになってないだろ。
フルアス
- ・・・ラルムがお前の事を慕ってるってのが何でそんな嫌なんだ?
最近、お前の姿を見るたびに逃げてる気がするんだ。喧嘩でもしたのか?
フルアス
- 慕ってる?君にはそう見えるのかな。
ユヒア
- って僕、嫌そうにしてた?
ユヒア
- なんというか・・・他の奴とラルムじゃ話す時違うと言うか・・・ただ雰囲気がぴりぴりしてるように見えたっていうか・・・
フルアス
- ・・・・ラルムが、言ってたんだよ。
実際どうなのかなってさ。できれば、あいつが喜ぶならお前と話す時間作ってあげたいって思った矢先だったから
フルアス
- なるほどね。じゃあ・・・なんて言ったらいいのかな・・・それは見当違いってやつだね。
ユヒア
- これ以上幻滅させたくなかったんだよ。だって、僕の事をスゴイ人だって勘違いしてるみたいだしね。
ユヒア
- ラルムくんってさ、僕から見ると優しくて素直でかわいい子なんだよね。君もそう思わない??
ユヒア
- う、うん・・・いい奴だよ。
あ!!この前もさ、ここに俺がリウムに入って1年経つからってプレゼントくれたんだ
フルアス
- ・・・・そう。
いい子だよね。
ユヒア
- ”僕の居場所が欲しいだけの君とは話したくない”
ユヒア
- え・・・?
フルアス
- 何かに憧れることはいいことだけど、ラルムくん 僕に何かを当てはめて僕を見てたから。
それってスゴく怖いことだと思わない?
ユヒア
- 当てはめて・・・ってどういう事だよ
ラルムは、その お節介かも知れないけど 1人であそこに閉じ込められてるユヒアの事 一番に考えて心配してたし・・・!!
フルアス
- それに、お前が置かれているここの現状を心配しちゃいけないってのか・・・?
フルアス
- なんか誤解してるみたいだけど、僕はさ
長い間ここにいるけど閉じ込められてるなんて思ったことないよ。
ユヒア
- それにさ・・・よく考えてみてよ。
彼は僕の居場所に嫉妬してるだけなことに気づくからさ。
ユヒア
- 嫉妬?お前に・・・?
フルアス
- 彼は僕を慕ってたんじゃないよ。フルアス。
僕には彼と会った瞬間から気づいてたんだよ。歪んだ感情には敏感なんだ。
僕の方が被害者なんだけど、君は僕のことを心配してくれないの?
ユヒア
- だからこれからは、君にだけ会いに来るよ。
ラルムくんによろしく。
ユヒア