俺が小学5年だったころの話
親友が車に轢かれて絶望した話です。
- おーい!こっちこっち!
ようすけ
- 待ってってば!足ほんと早いんだから、、
ふるや
- へへっ!
ようすけ
- これは、僕が小学5年生のころに体験したことだ。
ようすけ
- そのひ僕は親友であるふるやと公園に来ていた。
ようすけ
- はぁ、はぁ
ふるや
- やっとついた、、、
ふるや
- 今日はサッカーしようぜ!
ようすけ
- え!やるやる!
ふるや
- 僕らはサッカーが大好きだったから
ようすけ
- そのひはサッカーボールを持ってきていた。
ようすけ
- よし、俺からパスするぞ!
ようすけ
- うん!
ふるや
- えいっ!
ようすけ
- はやっ!
ふるや
- 蹴るのうまくなったね!
ふるや
- そーかぁ?
ようすけ
- 僕がサッカーを始めたきっかけはふるやだった。
ようすけ
- ふるやが習い事でいやいやいってたサッカーの練習に
付き合っているうちにサッカーに興味がでたんだ。
ようすけ
- よっ
ふるや
- えいっ
ようすけ
- うまくパスが繋げていたとき、
褒められて調子に乗って僕は強くボールを蹴ってしまった。
ようすけ
- あっ
ようすけ
- ふるやの足の横を通り過ぎ、
ボールは道路にでてしまった。
ようすけ
- ごめん!ふるや!
ようすけ
- ぜんぜん!取ってくるね!
ふるや
- うん
ようすけ
- ボールが飛び出した道路はちょうど
曲がり角のところだった。
ようすけ
- 僕が信号を確認したら青だったから。
ようすけ
- ふるや!!
ようすけ
- へっ?
ふるや
- ププー!!
ようすけ
- 強く接触する音があたりに響いた。
ようすけ
- 慌ててふるやを確認すると
ようすけ
- そこには頭から血を流して
ぐったりしているふるやがいた。
ようすけ
- ふるや?
ようすけ
- ・・・
ふるや
- ふるや!
ようすけ
- 嘘、、だろ、?
ようすけ
- ふるやが持っていたボールが僕の足に触れた。
ようすけ
- その瞬間。
これは現実なんだと確信した。
ようすけ
- その後すぐに病院に搬送されたが、手遅れだと言われた。
ようすけ
- 、、、
ようすけ
- ごめん、、
ようすけ
- ごめんね、、ふるや、、、
ようすけ
- ・・・
ふるや
- わかってる。
なんど謝ったってもうふるやには聞こえないんだ。
ようすけ
- でも、僕はずっと
謝り続けた。
ようすけ
- ごめん、、
ようすけ
- 俺の不注意で、、、
ようすけ
- 調子に乗って、、
ようすけ
- ごめんね、、、
ようすけ
- 謝っている間。
なんど頬を冷たい涙が流れたか。
ようすけ
- ごめん、、、
ようすけ
- よ、、す、、け
ふるや
- 、、へ、、?
ようすけ
- も、、う、、、あやま、、らな、、いで、
ふるや
- ふるや、、?
ようすけ
- 微かに微笑みを見せたふるやにお
医者さんも驚いていた。
ようすけ
- ね、、、わら、、っ、、て、、
ふるや
- っ!!!
ようすけ
- ふるやぁ、、、
ようすけ
- よかったぁ、、
ようすけ
- いままでにないくらい、その日は泣いた。
ようすけ
- 順調に体力も回復していき、退院することができた。
ようすけ
- そして翌年、
ようすけ
- ようすけ!
ふるや
- 遊ぼ!
ふるや
- うん!いまいく!
ようすけ
- ふるやが奇跡的な復活をしてからは
ふるや
- 相変わらず今もサッカーで遊んでいる。
ふるや
- 今日は僕から!
ふるや
- わかった!
ようすけ
- ていっ
ふるや
- ほいっ
ようすけ
- あれからはお互いリハビリだとか付き添いだとかで
サッカーができていなかったから
ようすけ
- すごくふたりとも初心者に戻ったみたいだ。
ようすけ
- やっぱサッカー下手になっちゃったなぁw
ふるや
- 俺もだ!w
ようすけ
- でも、
ようすけ
- ん?
ふるや
- 二人なら大丈夫な気がする!
ようすけ
- だね!僕も!
ふるや
- いままではお互い。
これからはふたりで。
ふるや
- 頑張っていこう。そう思った。
ふるや