noaの息抜きタイム「サン武」
あぁ…好きだわ
- ノアの息抜きタイムの始まり始まり〜
- 「サン武」
- 設定的には「梵天で武道が働いてる×殺しの才能がある」という感じです!
- チッ(ラット多過ぎだろ……)
三途
- あっ!三途くん!
タケミッチ(男)
- あぁ?
三途
- んだよドブ
三途
- また~酷いです!ドブだなんて!
タケミッチ(男)
- お前みたいなドブくせぇ奴にはぴったりだろ
三途
- もぉ~
タケミッチ(男)
- あっ!もしかしてラットのスクラップの帰りですか?
タケミッチ(男)
- だったらなんだよ
三途
- いや?別になんでもないですけど…ただ三途くんがいたので
タケミッチ(男)
- じゃあ話しかけてくんなや
三途
- むぅ……分かりましたよ!
タケミッチ(男)
- んじゃ俺は帰りますね~
タケミッチ(男)
- ガチャン
タケミッチ(男)
- バタン
タケミッチ(男)
- …
三途
- (花垣武道)
- あいつには「殺しの才能」があった
- 俺よりも誰よりも優れた才能が
- もしかしたらあのマイキーでさえも超えてしまうかもしれないほどの
- だが
- 武道には人を殺せなかった
- 武道の中にある殺しの才能を上回るほどの良心があったのだ
- 反社に似合う「殺し」と反社に似合わない「良心」
- 武道はその「殺しの才能」に気付いていなかったのだ
- だからこそ
- 三途は武道を嫌いだった
- いや
- 嫌いなはず
- だったのだ
- 三途は密かに武道の人間性に惹かれていたのだ
- 反社というアホみたいな殺しの中に入り込んできた武道という光が
- 欲しかったのだ
- そして話は今に至り
- 殺しは出来ないがラットから情報を聞き出すことが上手かった武道は三途の部下に任命された
- そして……
- チッ…あぁクソっ!
三途
- あいつに対するこの気持ちはなんなんだよ!
三途
- あーもうっ!!!
三途
- ……
三途
- はぁ……俺も帰ろ
三途
- そんな感じで時は過ぎていった
- そしてある日
- 梵天と他のチームの奴らで抗争をすることになった日だった
- …やれ
マイキー
- あっははは!!
三途
- 殺してやんよ!一人残らずなぁ!!
三途
- そう…三途は
- バッリバリにキマっていたのである
- そしてキマっていた三途は後ろから迫り来る殺意に気づけなかった
- そして
- 三途くんっ!!!!
タケミッチ(男)
- バン!!!
- !?
三途
- …は?
三途
- ガハッ…
タケミッチ(男)
- 武道!!!!
三途
- 武道!おい!しっかりしろ!
三途
- はっ…はぁ……さ…んずくん
タケミッチ(男)
- 喋んなくていいから!
三途
- 三途くん……
タケミッチ(男)
- おれね…
タケミッチ(男)
- 三途くんのこと……
タケミッチ(男)
- す……き……だよ……(ボソッ
タケミッチ(男)
- !?
三途
- 武道?
三途
- おい!
三途
- 武道!!!!
三途
- そしてそれから数週間後
- 武道はある病室で目を覚ました
- ん…
タケミッチ(男)
- …?
タケミッチ(男)
- あ……れ?
タケミッチ(男)
- こ、こ…どこ?
タケミッチ(男)
- 俺…死んだはずじゃ……
タケミッチ(男)
- 武道?
三途
- ?
タケミッチ(男)
- !!
タケミッチ(男)
- さんずく……
タケミッチ(男)
- ギュッ
三途
- へ?
タケミッチ(男)
- え?ちょ?は?さ、三途くん?
タケミッチ(男)
- すっ……ぐすっ
三途
- !!
タケミッチ(男)
- い…きてた!……良かった…武道!
三途
- ふっ
タケミッチ(男)
- 生きてますよ?三途くん
タケミッチ(男)
- 大丈夫ですよ?
タケミッチ(男)
- 俺はここにいますから
タケミッチ(男)
- グスッ
三途
- ふっ……ひぐっ……
三途
- …落ち着きましたか?
タケミッチ(男)
- コクっ
三途
- ふふっ…良かった
タケミッチ(男)
- 武道……なんで…なんであの時俺を庇った
三途
- え?
タケミッチ(男)
- そんなの
タケミッチ(男)
- 「大切な人を目の前で亡くすより最後に大切な人を見たほうが俺からしたらいい死に方だから」
タケミッチ(男)
- かな?
タケミッチ(男)
- !
三途
- え?
三途
- ん?
タケミッチ(男)
- てことは…
三途
- お前が最後に言ってた
三途
- 「好きだよ」
三途
- って…
三途
- あ…はは…
タケミッチ(男)
- 本当に死ぬなら最後に言っといたほうがいいかな~って……
タケミッチ(男)
- あっ!でも!
タケミッチ(男)
- 別に三途くんは俺のこと好きじゃないだろうから!
タケミッチ(男)
- 忘れてくださ…
タケミッチ(男)
- ちゅっ
三途
- !?
タケミッチ(男)
- え?三途…くん?
タケミッチ(男)
- だよ…
三途
- え「
タケミッチ(男)
- 好き!!だよ…
三途
- !!
タケミッチ(男)
- ずっとずっと前から好きだったし
三途
- ずっとずっとお前と付き合いたいって思ってた
三途
- だけどこの気持ちに気付いたのはお前が撃たれた後だったし…
三途
- もうお前に会えないっ思ったら怖くて…
三途
- 三途くん…
タケミッチ(男)
- それ…告白ですか?
タケミッチ(男)
- !!
三途
- カァァァァ
三途
- そ、そうだよ!
三途
- ふぇ?
タケミッチ(男)
- あ…
タケミッチ(男)
- えっえっと
タケミッチ(男)
- よ、よろしく?
タケミッチ(男)
- …
三途
- さ、三途くん?
タケミッチ(男)
- 三途じゃなくて!
三途
- 春千夜!
三途
- え?
タケミッチ(男)
- な、なんで
タケミッチ(男)
- んっ…これ
三途
- ゆ…びわ?
タケミッチ(男)
- 今日からお前も「三途」だろ!
三途
- !!
タケミッチ(男)
- パァァァ
タケミッチ(男)
- はいっ!
タケミッチ(男)
- 改めて
タケミッチ(男)
- よろしくお願いします!
タケミッチ(男)
- はるちよくん!!
タケミッチ(男)
- あぁ…よろしく武道
三途