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ひとり劇場

参謀本部にて軍事会議

C
「6万の兵で50万を蹂躙(ジュウリン)か…ご苦労であった。アダウィン少佐、ルンヘック少佐。」
A
「光栄であります。閣下。」
C
「では仕事の話に入るが、貴官らの部隊には敵防御陣地を制圧してもらうことになる。」
B
「それは前線の押し上げということでありましょうかねぇ?」
C
「不満気な顔だな。兵站(ヘイタン)状況は把握済みだ。」
A
「では、越冬を想定して?」
C
「これ以上の長期戦は望ましくない。早期解決が妥当であろう。」
B
「閣下。失礼ですが整合性を感じません。物資と兵員を浪費し、敵を喜ばせるおつもりで?」
A
「ルンヘック。」
C
「正面戦力さえ撃破できれば良い。それとも何か?先の戦闘で恐れをなしたか。」
B
「列強の介入がある以上、敵の抵抗は頑強です。とても短期間で打破できるとは思いませんがぁ?」
A
「このままでは、甚大(ジンダイ)な被害を及ぼすばかりかと。」
C
「貴官らの力を持ってしてもか。私は現場を軽視しておらん。臆病者は無用だ、北方にでも帰ると良い。」
B
「それが総意でしょうか?」
C
「口説い」
A
「軽率な発言お許しください。総意を伺えましたので失礼します。」
C
「…マクイルルス大隊か。なるほどなめられたものだ。」

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投稿日時:2021-11-11 00:59
投稿者:ふみや

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