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ひとり劇場

雷鳴の神秘録

これは平安時代に飛ばされた晴翔の冒険を描いた物語である

晴翔
(俺は晴翔。普通の高校3年生の男子だ。でも、俺は今別の世界に来ている)
彼の目の前には和服姿の人々が歩き、木造の家々が並んでいる。そして上を見上げれば青い空だ
晴翔
此処は…一体…(暫く道の真ん中で突っ立っている)
晴翔
(仕方がないので歩き出す。暫くすると山道が見えてきた)何があるんだろう…(山道を歩き始める)
暗い山道を進む晴翔は、その先で一軒の大きな屋敷を見つける
晴翔
うわぁ、大きいなぁ。きっと此処らの有名な人の家なんだろうなぁ…(目の前の屋敷を見つめている)
小夜
(屋敷の門が開き、女性が出て来る。そして晴翔に気付き)こんにちは、此処らでは見かけない顔ね(挨拶をして近づき)
晴翔
あっどうも。…ええと…この屋敷の方でしょうか?(咄嗟に挨拶を返し、惑いながらも質問し)
小夜
そうですよ。良ければ上がっていってくださいな(女性は微笑み晴翔に言い、門の中へ)
晴翔
えっ良いんですか?初対面なのに…(そう言ったものの断るのも悪いと思い、女性について行き)
小夜
此方にはあまり人が来ませんので(確かに門で区切られたもう一つの屋敷が隣にあるだろう。そして縁側に腰掛ければ)此方へどうぞ
晴翔
そうなんですか…(お礼を言って女性の隣へ座る)あの屋敷はどんな人が住んでるんですか?(女性にそう聞き)
区切られたその屋敷からはカンッコンッと音が鳴り響く
小夜
あの屋敷は少し特殊でして、ですがこの土地を守るための場所でしょうか。必要不可欠な場所なのです(晴翔の質問に答える)そう言えば貴方名はなんと?
晴翔
俺は晴翔って言います(質問に答える)
小夜
晴翔さんね、私は小夜です(女性も名乗る)
教授
(隣の屋敷に繋がる門から顔を隠した男性が来る)小夜様、また例の魔獣が現れました
小夜
そう…分かったわ(立ち上がり門へ向かう)
晴翔
異形?何だそれ…?(会話の内容に呟く)
教授
小夜様、この者は?(晴翔を見て小夜に聞き)
小夜
彼も一緒に連れて行きましょう(その男性に言い、門を潜る)
教授
承知しました(そう言うと晴翔を掴み、隣の屋敷へ行く)
晴翔
えっ?…えぇ〜⁉︎(掴まれて驚き声を上げる)
そして晴翔は屋敷へ半ば強引に連れて行かれる
晴翔
(屋敷の庭に着くと放り出され)うおっ…何だよもう、痛いじゃないか!
教授
静かにせよ(跪いて緊張している様子だ)
晴翔
(ん?誰なんだろう…(目の前には青い髪の女性が隣の男同様跪いており))
小夜
(その青い髪の女性の前に立ち)たった今、魔獣の情報が入った。夢莱よ、其方に討伐を命ずる
阿颶陀羅邦麗夢莱
承知いたした(小夜に返事をする)
小夜
それと一つ。晴翔よ、其方も共に行け。この地を知るに必要であろう(そして一振りの刀を持って晴翔の方へ)この刀を持ってみよ
晴翔
はい…(分からぬまま刀を受け取る。するとバチバチと黄色く刀は染まっていく)
小夜
成る程、其方には雷の適性があるようだ。では夢莱よ、異論はないな?
阿颶陀羅邦麗夢莱
異論無し!(立ち上がり晴翔に近づいて)我は夢莱。雷の少年よ、現地で会おう!(それだけ残し、パッと消える)
晴翔
あっはい…(こうして俺は成り行きで刀を手に入れて変な組織に入る事になった。その日に現地へと出発した。案内は一匹の烏がしてくれるみたいだ。これからどうなるんだろう。不安だけど、頑張って行こう!)

 

投稿日時:2021-09-27 08:29
投稿者:教授

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