きまぐれなお茶会(御伽噺)
なおお茶を飲んでるかは……
- はぁい!全員集合してね〜?
シアン
- 僕らは
グレゴリー
- 元からいるわよ
ヘンリー
- えっ?い、いきなり何ですか?!食べる所なんてないですよ!ないですからね!!
泡沫
- 食べないわ!だって不味そうだもの
シアン
- 甘くなさそうだし
グレゴリー
- むしろ生臭いわ
ヘンリー
- うっ……ひどい……
泡沫
- お呼びかしら?
ミーシャ
- 狩りしてたら遅れたわ
シルビア
- 相変わらず野蛮ですわね……
ミーシャ
- 本能には逆らえないものよ?
シルビア
- 二人共遅刻は良くないわ!時計を持つべきだわ!私のは壊れてるけど
シアン
- 意味ないよね?
グレゴリー
- 意味ないわね
ヘンリー
- それで?シアンさん何の為に集まったのですか?私はシアンさんの世界でなら話せるので嬉しいことは……嬉しい……ですが……
泡沫
- うふふ!ただのきまぐれよ!
シアン
- なにそれ、狩りの途中で来たのに……帰っていいかしら?
シルビア
- あら?ダメよ、お茶の一杯くらい飲ませて頂かなきゃ
ミーシャ
- あら?入れて下さるのかしら?
シアン
- もれなく毒りんごの紅茶になりますわよ?
ミーシャ
- 平気だ
グレゴリー
- それは平気ね
ヘンリー
- それはあなた達3人だけよ
シルビア
- わ、私が入れましょうか……?
泡沫
- ヒレで?
シアン
- ……そうだった……
泡沫
- それじゃあ皆で入れて解散としましょう
シアン
- えっ?!私はヒレで入れられないって……さっき……!
泡沫
- シアンだとその場合海水飲めって言うわよ?
シルビア
- そもそもヒレでしたら……カップが持てませんわ……
ミーシャ
- そうねぇ……ハッターの所へヒレでも入れられるティーセットあるか見てこようかしら?
シアン
- 入れてあげるって選択肢はないのですね……
泡沫
- それじゃ?
グレゴリー
- 解散ね?
ヘンリー
- そうね、では解散!またね〜
シアン
- 何だったのかしら……
ミーシャ
- はぁ……獲物探しに帰りましょ
シルビア
- うぅ……また話せなくなるのね……
泡沫
- 夢の部屋には誰もいません