たけとりのおきな
現代語訳
- 今となっては昔のこと、竹取りの翁という者がいた。
クライヴ
- 野山に入って竹を取っては、さまざまなことに使っていた。名前はさぬきの造といった。彼が取っている竹の中で、根元が光る竹が一本あった。
クライヴ
- 不思議に思って近寄ってみると、竹の筒の中から光っている。その筒の中を見ると、三寸くらいの人がたいそうかわいらしい様子で坐っている。
クライヴ
- じいさんが言うには、「私が毎朝毎晩見る竹の中にいらっしゃるので分かった。
クライヴ
- きっと私の子になりなさるはずの人のようだ」と思い、手のひらに入れて家へ持ち帰った。
クライヴ
- 彼の妻であるばあさんに預けて育てた。かわいらしいことこの上ない。たいそう小さいので、かごに入れて育てた。
クライヴ
- なんでぼくより国語できるの!?
律