兄と友達
乙女ゲーム「もし、この世界に神様がいるとするならば。」の創作話
- お兄ちゃんおはよう
来実ハルカ
- ああ、おはよう。
昨日はよく眠れた?
来実マサト
- うん、ぐっすり眠れたよ
来実ハルカ
- それは良かった。
今日は出掛けるんだっけ?
来実マサト
- もう少ししたら出るね。
お昼も食べて来ようと思って
来実ハルカ
- 美味しい物食べておいで。
ハンカチは持った?ティッシュは?ほら、怪我をした時の為に絆創膏も
来実マサト
- もう……お兄ちゃんお母さんみたい
来実ハルカ
- お兄ちゃんにいつも言われてるからちゃんと全部鞄に入れてるよ
来実ハルカ
- 妹の世話を焼くのは兄として当然の事だからね。ハルカにもしもの事があったら俺は…
来実マサト
- 私だって子供じゃないんだからそんなに心配しなくても大丈夫だよ?
来実ハルカ
- 子供だよ、俺にとっては。
可愛い可愛い俺の大事な妹。
目に入れたって痛くないくらいにね
来実マサト
- そんなに可愛いって連呼されると恥ずかしい…。あ、じゃあ時間だから出掛けるね
来実ハルカ
- いってらっしゃい
来実マサト
- こんにちは!
来実ハルカ
- ハルカ?急にどうしたんだ?
来実マサト
- えっと、ごめんね。
今友達といるんだけど携帯を貸してって言われて貸したら悪戯されちゃったの
来実ハルカ
- 悪戯?
もしかして嫌がらせを……
来実マサト
- そういうのじゃないから安心して。ただのじゃれ合いだよ
来実ハルカ
- それなら良かった。ついついお前がまた虐められてるんじゃないかと…
来実マサト
- 私の事そんなに心配してくれてありがとう。それでね、友達にお兄ちゃんの事話したら話してみたいって。ここに呼んでもいい?
来実ハルカ
- 勿論だよ。お前の友達なら俺も大歓迎だ。細波エース君と弓倉ネジ君と神里キョウ君と指乃シュリ君だよね?
来実マサト
- そうだよ
来実ハルカ
- そういえば、お兄ちゃんに皆の事話したっけ?
来実ハルカ
- 話してたよ。あの時お前眠そうだったから、覚えてないのも無理ないね
来実マサト
- そっか…。
あ、皆を誘うね
来実ハルカ
- 来実ハルカが細波エース、弓倉ネジ、神里キョウ、指乃シュリを招待しました。
指乃シュリ
- 弓倉ネジが参加しました。
指乃シュリ
- 指乃シュリが参加しました。
指乃シュリ
- 神里キョウが参加しました。
指乃シュリ
- 俺いっちばーん!
弓倉ネジ
- ネージ、お兄さんの前だよ?
指乃シュリ
- あっ、そうだった!
やっべ!!
弓倉ネジ
- はは、気にしなくて良いよ
来実マサト
- お兄さん初めまして。指乃シュリです。妹さんとは仲良くさせてもらってます
指乃シュリ
- 弓倉ネジです!さっきの悪戯はすみませんでした!
弓倉ネジ
- 神里キョウって言います。
初めまして
神里キョウ
- あれ?エースは?
指乃シュリ
- 誘ったんだけど参加してないみたい…
来実ハルカ
- …エース参加するのに苦戦してる
指乃シュリ
- 細波エースが参加しました。
指乃シュリ
- シュリ、助かった
細波エース
- もう…お礼はいいから
指乃シュリ
- そうか。
初めましてお兄さん細波エースです。宜しくお願いします
細波エース
- 君達の事は妹から聞いてるよ。妹に良くしてくれているみたいだね、ありがとう
来実マサト
- いえ、良くなんてそんな。
僕の方こそ妹さんにはお世話になってます
指乃シュリ
- そうそう!ハルカとはもう
友達を越えた仲っつーか?
弓倉ネジ
- ………おい
神里キョウ
- ネジ、お前は黙っていた方が良い
細波エース
- 二回目だけど、お兄さんの前だよ?
指乃シュリ
- お兄さんの前だから挨拶してんだろ!
弓倉ネジ
- 愉快な子達だね。ハルカの周りの人がこんなに明るくて良かったよ
来実マサト
- 皆とっても良い人なんだよ
来実ハルカ
- そう言ってもらえるとは思ってなかった。ありがとう
細波エース
- エース、お兄さんに対してなんだから敬語
指乃シュリ
- 敬語じゃなくて構わないよ。ハルカのお友達だからね
来実マサト
- なら俺も!!
弓倉ネジ
- ネジは遠慮って言葉を知った方が良いと思うな
指乃シュリ
- 俺もそう思う
細波エース
- 俺もだ
神里キョウ
- そこは一致団結しなくて
良いんだよ!
弓倉ネジ
- それで皆はどうして俺と
話を?
来実マサト
- お兄さんがいるって知って
気になって
細波エース
- ハルカのお兄さんとか
気になるなって言う方が
無理あるし!
弓倉ネジ
- 俺なんてどこにでもいる普通の兄貴だって
来実マサト
- ううん、お兄ちゃんはすごく良いお兄ちゃんだよ
来実ハルカ
- そんな事を言ってくれる
なんて嬉しいな
来実マサト
- ハルカちゃんを見てるとお兄さんが好きだって伝わってくるからね
指乃シュリ
- そんな良いお兄さんは
滅多にいない
細波エース
- こんなに褒められたのは
初めてだから戸惑うな……
来実マサト
- お兄ちゃん大好きだよ
来実ハルカ
- ハルカ……
来実マサト
- 面と向かっては言いづらいけど文字にすると言いやすいね
来実ハルカ
- 俺もハルカが好きだぜ!!
弓倉ネジ
- はぁ……
指乃シュリ
- ネ、ネジ君…?
来実ハルカ
- ネジ…お前って奴は……
神里キョウ
- ねぇ、ネジ。
SNS向いてないよ
指乃シュリ
- 俺でも今のは無い
細波エース
- 本当に君達は面白いね
来実マサト
- あざーす!!
弓倉ネジ
- ……ネジは前向きだね
指乃シュリ
- それが唯一の長所だろ
神里キョウ
- 唯一とか言うな!!
弓倉ネジ
- でも安心したよ。ハルカの友達が良い人ばかりで
来実マサト
- もっと話したいけど用事があってね。ここで失礼するよ
来実マサト
- お兄ちゃんも今日出掛けるの?お夕飯は?
来実ハルカ
- すぐに帰る予定だけど、晩御飯には間に合わないかもしれないから、ハルカに任せて良いかな?
来実マサト
- 任せて。手にのりを掛けて
作るね
来実ハルカ
- ハルカの手料理、か
細波エース
- 俺もハルカの手料理
食ってみたいなぁ
弓倉ネジ
- 図々しいぞ、ネジ
神里キョウ
- そうだよ、そんなんだとハルカちゃんに嫌われちゃうよ
指乃シュリ
- じゃあネジ君も食べに来る?
来実ハルカ
- 良いのか!?
弓倉ネジ
- 良いよね?お兄ちゃん
来実ハルカ
- 良いよ
来実マサト
- 俺はここでおいとまするよ。なんとか晩御飯までには帰るから
来実マサト
- お兄ちゃんも
いってらっしゃい!
来実ハルカ
- ハルカの手料理を食べれる
なんて嬉しいぜ!
弓倉ネジ
- え……?ちょ、ちょっと
指乃シュリ
- マジかよ…
神里キョウ
- 俺も食べたい
細波エース
- エース君も?
来実ハルカ
- ぼ、僕も食べたいな。
ハルカちゃんの手料理
指乃シュリ
- シュリてめぇ!!
神里キョウ
- だって食べたいんだもん。
キョウは食べたくないの?
指乃シュリ
- ………食べたくない訳がない
神里キョウ
- 俺の事、図々しいとか
言ってたのになー
弓倉ネジ
- 良いだろ。
俺だって食べてーんだよ
神里キョウ
- ふふ、四人とも待ってるね
来実ハルカ
- そうだ、買い物に付き合う
細波エース
- 待て、買い物なら俺に
任せろ
神里キョウ
- 俺も荷物持つ!!んでダッシュで家に運ぶ!!
弓倉ネジ
- ネジだけ早く着いても
意味ないと思うけど
指乃シュリ
- 私も頑張るね
来実ハルカ
- そうと決まったら買い物
行くか、買い物!!
弓倉ネジ
- 店内で騒いじゃ駄目だからね
指乃シュリ
- 弓倉ネジが退出しました。
弓倉ネジ
- 神里キョウが退出しました。
弓倉ネジ
- エース、退出の仕方分かる?
指乃シュリ
- 分からない
細波エース
- だろうね…
指乃シュリ
- 細波エースが退出しました。
細波エース
- 指乃シュリが退出しました。
細波エース
- ただいま、ハルカ
来実マサト
- お兄ちゃんおかえり!
来実ハルカ
- お友達は?
来実マサト
- さっき帰ったとこだよ
来実ハルカ
- 残念だったな、もう少し
早ければ挨拶できたのに
来実マサト
- 皆もお兄ちゃんに宜しく言っといてって言ってたよ
来実ハルカ
- 礼儀正しい子だね
来実マサト
- 明日も出掛けるからまた
晩御飯はお願いするよ
来実マサト
- うん!勿論!
どこに行くの?
来実ハルカ
- 近場だよ。始末しなきゃいけない用事ができてね
来実マサト
- 今日は早く寝る事にするよ。
おやすみ
来実マサト
- おやすみなさい、お兄ちゃん
来実ハルカ