来世はきっと…
夢術廻戦 死ネタあり
- 夏油離反後
- 傑…
ユナ
- どこ行ったの…
ユナ
- 私も
ユナ
- 連れてってよ…
ユナ
- ごめんね。ユナ。
夏油
- 待ってて。迎えに行くから。そしたら一緒に行こう。
夏油
- わかった。
待ってる。待ってるからね。ずっと。
ユナ
- ユナはその後も夏油に連絡をしていた。
- 傑。悟が一人称を「僕」にしたよ。いっぱい笑ったら悟に怒られちゃった(笑)あと、七海くんが呪術師をやめて一般企業に就職したよ。硝子ちゃんは、医大に行って勉強してるの!みんなすごいね。前に進んでる。
ユナ
- 傑。悟が高専の教師になったよ。教師になるって言われた時硝子が「クズには無理だろ(笑)」って。その時は悟怒ってたの。それでもちゃんと勉強して教師になったの。硝子はね、医大を卒業して高専に戻って来たよ。保健室で生徒の傷を治してるよ。私は、悟と一緒に教師になったよ。高専にいればすぐに迎えに来れるでしょ?
ユナ
- 12月24日、ユナは長期任務で高専を離れていた。夏油が行った宣戦布告はユナには聞かれちゃダメだと五条が口止めをしていたのだ。長期任務から帰ってきたユナに待ち受けていたのは夏油の死。そして、五条に伝えられたユナへの遺言だった。
- その内容は
「ユナ。待たせたね。」
これだけだった。意味が分かるのはユナと夏油だけ。意味がわかったユナは
- 遅いよ…傑。でも、ありがとう。
ユナ
- 次の日
- 五条悟、家入硝子は夜蛾先生に呼び出されていた。
- 指定場所に行き夜蛾先生から聞かされた言葉に五条、家入は「そう」と言い部屋から出ていった。
- やっぱりな…
悟
- あぁ、遺言を伝えたら少し元気になった。笑うようになった。
硝子
- あぁ、…頼って欲しかったなぁ。
悟
- あぁ、そうだな…。
硝子
- それでも…
硝子
- それでも…
悟
- 「「アイツと一緒にいるなら良かった。」」
- 夜蛾は、今までの事を振り返って思った。
「あぁ、そうか。一緒にいるのか…幸せになれ。2人で一緒に。」
- (あぁ、寒いな。寂しいな。悲しいな。ユナと会えて、話せて良かった。アイツと一緒なら、アイツが隣にいるならもう大丈夫だな。頼んだよ、夏油。私の親友を。)
硝子
- (あぁ、寒いな。寂しいな。悲しいな。傑と会えて、話せて、バカやれて良かった。ユナが一緒なら、ユナが隣にいるならもう大丈夫かな。頼んだよ、ユナ。僕の…俺の親友を。)
悟
- あぁ、大丈夫だよ。硝子。
夏油
- うん。任せて!悟。
ユナ
- 来世は4人一緒がいいね。今世は無理だったけど、来世はきっと。みんなでバカやって、遊んで、笑うの。ふたりで1人って言うけど、来世私たちは、四人で一人になりたいね。傑はもちろん好きだけど、悟も硝子も同じくらい好きだよ。今世は傑を選んだけどすごく悩んだよでも私は後悔してないよ。だって来世は絶対、4人一緒!!
ユナ
- 聞こえた言葉に五条と家入は2人がいなくなって初めて泣いた。2人は泣いていたが笑ってもいた。
- 終わり