ある日の風景 学校であった怖い話
- よう、岩下
新堂誠
- あら、こんにちは
岩下明美
- 岩下、お前スポーツはするのか?
新堂誠
- いきなり何を言ってるのかしら?
岩下明美
- そうだな。スポーツはいいぞ
新堂誠
- 貴方、話を聞いてるの?それとも私を馬鹿にしているのかしら?
岩下明美
- 岩下もスポーツをするのか。スポーツはいいぞ。
新堂誠
- 意味がわからないわ
岩下明美
- 新堂さん、岩下さん
坂上修一
- お、坂上か
新堂誠
- 何の話をしてるんですか?
坂上修一
- あ?あぁ、スポーツの話だ
新堂誠
- ええ、一方的にスポーツの話をされてるのよ。
ねぇ、坂上君。興味の無い話を無理やり聞かされるのは辛いわよね?
岩下明美
- え、いや……
坂上修一
- おいおい、岩下もスポーツをやるんだろ?
興味がないわけないだろ
新堂誠
- だから、最初からスポーツをしてるとは
一言も私言ってないわ。
貴方、私をからかってるのかしら?
岩下明美
- お、落ち着いてください岩下さん
坂上修一
- 坂上君は彼の肩を持つのね?
私の敵になるのね?
岩下明美
- いやいやいや、違いますって!
坂上修一
- そう言えば坂上、お前はスポーツはするのか?
新堂誠
- 新堂さん、こんな時に何言ってるんですか……
坂上修一
- そうだよな、スポーツはいいぞ
新堂誠
- ……………………
岩下明美
- (まずい、話が分からないけどかなり岩下さん怒ってる。場の雰囲気を変えなきゃ……)
坂上修一
- あ、あの
坂上修一
- 何?
岩下明美
- 何だ?
新堂誠
- また、怖い話聞かせてもらえますか?
坂上修一
- いきなり何を言い出すのかと思ったら怖い話?
貴方、何言ってるの?
岩下明美
- そうだぞ坂上、脈絡ないぞ
新堂誠
- そ、そうですよね…あははは
(少なくとも新堂さんには言われたくない)
坂上修一
- 興が殺がれた。私は帰るわ(バタン
岩下明美
- あ、岩下さん!
坂上修一
- 何なんだ、あいつ?
新堂誠
- ………
(岩下さんにフォローしといたほうがいいかも)
坂上修一