監督生の日常番外編
- 先生ー!クルーウェル先生!
監督生
- 騒がしいぞ仔犬 どうした
クルーウェル
- すみません先生!緊急で教えて頂きたいことがありまして!
監督生
- なんだ?話くらいは聞いてやる
クルーウェル
- 黒いペガサスって何を食べるんですか?
監督生
- は…???黒いペガサスだと?
クルーウェル
- はい…
監督生
- ブラックペガサスは主食はジュエルマッシュという宝石でできたキノコだが、水晶やルビー等の宝石でも食べると思うぞ
クルーウェル
- 宝石ですね!ありがとうございます!
監督生
- おい待て仔犬 どうして黒いペガサスの事を知ってるんだ?
クルーウェル
- えっ…今目の前にいるからですよ?
監督生
- は…???
クルーウェル
- 状況を詳しく説明しろ
クルーウェル
- 畑を見に行こうと思ったら、花見をした桜の木の下に黒いペガサスいて、弱ってるようだから手当てをしようとおもって オンボロ寮の敷地内にある使ってない旧倉庫に入れました
監督生
- そして今お世話してます
監督生
- なんだと?!
クルーウェル
- 黒いペガサスは男が大嫌いなんだ 学園の生徒が見つかったら噛まれたり踏まれたりする…気をつけろ
クルーウェル
- ( 'ω')ふぁっはい気をつけます!
監督生
- あの…黒いペガサスが鬣としっぽの毛と角と抜けた蹄と羽何枚かを私にくれるそうなんですが…受け取っていいんですか?
監督生
- どえらい贈り物だな…
クルーウェル
- いいかよく聞け仔犬 黒いペガサスの副産物はこの学園が7つは買えるほど貴重な貴重な代物なんだ それだけのもの貰ったら俺がやった魔法のチェストに隠しておけ。
ちなみに、角と蹄はほんの一欠片を化粧品等にするといい物になるぞ
クルーウェル
- えっ…そうなんですか?でもこの黒いペガサス、右手の手首に黒い花の紋章…?浮かび上がらせてくれてますけど
監督生
- おい待て仔犬 まさかそのペガサスに気に入られたのではあるまいな?
クルーウェル
- えっ…い、いや分かりません
監督生
- とりあえず特大の水晶をこれでもかというくらいにはあげまして、ブラッシングをしてあげて…満足するまで居ていいよとは言いましたけど…
監督生
- 思いきり気に入られてるじゃないか!
クルーウェル
- その花の紋章は女性であることと自分が認めた最高にお気に入りの人にしか貰えぬ紋章なんだ
クルーウェル
- マスターだと認められてしまったら仕方ない…今から学園長を捕まえて使い魔の申請書を発行してきてやる!名前を決めておけ
クルーウェル
- スターサファイアって言う名前にしてるんですが
監督生
- おい待て まさか名前を先につけてやったのではないだろうな?
クルーウェル
- えっ…はい、名前先にあげましたが
監督生
- …黒いペガサスは名を先にやってしまうと自然とマスターだと認識されてしまうんだ
クルーウェル
- Σ(・ω・ノ)ノえっ!
監督生
- 魔力なくても大丈夫なんですか?
監督生
- 通常契約の場合は魔力が必要だが…黒いペガサスの気に入りそうなものを対価として契約する場合もあるんだ
クルーウェル
- スターサファイアちゃん…そういえば桜の木の下がお気に入りみたいですね
監督生
- おそらく桜を気に入ったのだろう
クルーウェル
- 桜の形をした石とか貰わなかったか?
クルーウェル
- 薄いピンクの桜型の石がついたイヤリングは貰いました
監督生
- ああ…桜を対価として契約したな完全に
クルーウェル
- 非常に珍しいパターンではあるが…なしでは無いな
クルーウェル
- イヤリングは大事にしてやれ 飛行術の時には呼んでやるといい バルガス先生には言っておいてやる
クルーウェル
- ありがとうございます!
監督生
- その黒いペガサスはメスか?
クルーウェル
- 角の生えている額に三日月のマークがあればメス 星ならオスだな
クルーウェル
- えぇ…何も無いですよ?
監督生
- 歳が若い個体はマークが無い場合もある。翼の付け根を見てみろ
クルーウェル
- あ、三日月のマークありましたね
監督生
- という事はこの子は女の子か
監督生
- 乗馬部に頼んでペガサス用の鞍と手綱を用意してやろう。上手くすれば我が校唯一のペガサスナイトが爆誕するかも知れないからな
クルーウェル
- ペガサスナイト?
監督生
- 天馬騎士は身体が軽いエルフか身体が軽い人間の女性しかなれない特殊な騎士の事だ。駿馬であるペガサスを操り空での戦いを制すとても優秀な職だ。ペガサスに気に入られるものはそうそういないから数がとても少ないが…
クルーウェル
- 空を制するものは戦を制すという程に貴重な存在だ
クルーウェル
- そして ペガサスナイトに唯一対抗出来るのは ワイバーンナイトくらいなものだ。ワイバーンナイトもとても数が少ない
クルーウェル
- ただ…ワイバーンは小型と言ってもペガサスのような俊敏な小回りは効かないのが難点だな
クルーウェル
- ( °◊° )知らないことばかりだ
監督生
- 致し方あるまい
クルーウェル
- 黒いペガサスに気に入られた仔犬などNRC始まって以来全くいなかったからな
個体によっては少年を好く場合もあるが…
クルーウェル
- 仔犬の飛行術の時間は特殊訓練となるから他の者とは練習方法が違うが、基本は一緒だ。慣れてきたらそれに戦闘訓練なども加わってくる
クルーウェル
- えぇ…魔法が使えなくても大丈夫なんですか?
監督生
- ペガサスナイトは魔法が得意でなかったり使えない者もいる。契約時に魔力を代償にしてる可能性もあるからな。主に特殊な魔法弓と剣や槍 盾などだな
クルーウェル
- 魔法弓…
監督生
- 魔法弓は魔力なくても扱えるぞ。ペガサスの強さにもよるが、黒いペガサスともなれば歳若くても普通のペガサスの三倍は魔力を有しているだろうからな
クルーウェル
- とにかくこのデイヴィスクルーウェル様が仔犬の為のペガサスナイト用衣装をデザインしてやろう
クルーウェル
- 早急に職員室に来るように!
クルーウェル
- それがその…この子が離れたくないと
監督生
- ど…どうしましょ
監督生
- 仕方ない…学園長を捕まえてくる ペガサスの入場許可証も貰ってきてやるからうごくなよ?
クルーウェル
- は、はい!
監督生
- いい子だ、そのままステイだ
クルーウェル
- 20分後
- 仔犬 入場許可証と使い魔の申請書を発行してきてやったぞ。ペガサスを連れて職員室にこい
クルーウェル
- わ…わかりました
監督生
- いい子だ 待っているぞ
クルーウェル
- サファイア…立てる?今から先生のところに行ってサファイアが学園に居させて貰える手続きをしなきゃいけないの 一緒に来てくれない?
監督生
- サファイアはわかった(○´3`)ノοκというように優しく鳴いた
- 一緒に来てくれるみたいなので向かいます
監督生
- 職員室
- クルーウェル先生 監督生です
監督生
- ああ…入れ 職員室の窓を開けてやる ペガサスはそこから首を出せ
クルーウェル
- サファイア 窓を開けるからそこから首をだしてって
監督生
- サファイア:(*・ⅴ・)ゞ
- ほぉー とても頭がいい子だ
クルーウェル
- うわっ…本物の黒いペガサスだ
バルガス
- 初めて間近で見ましたよ
トレイン
- 上手くすれば我が校唯一のペガサスナイトが爆誕するかも知れませんな
バルガス
- ペガサスナイトは王様の覚えめでたい名誉中の名誉 NRC初のペガサスナイトとなれば来年はおそらく今年の20倍は生徒が増えるでしょうな
トレイン
- うーん将来楽しみですな!
バルガス
- ほぼ初対面のはずなのにもうあんなに黒いペガサスが懐いているとは
クルーウェル
- ひえ〜…やっと書き終わった
監督生
- ご苦労 今ソイツの気にいりの場所にペガサス用の大きい小屋を用意してやろう
クルーウェル
- 一先ずはそこに居させてやるといい
クルーウェル
- はい!わかりました
監督生
- それから 不用意に男子生徒をペガサスに近づけるなよ?許可なく触れようとしたら徹底抗戦されるからな
クルーウェル
- わ…わかりました!
監督生
- いい子だ
クルーウェル
- なんだかんだあって3時間後
- Σ(・ω・ノ)ノえっ!なんかギャラリーすご
監督生
- 何かやってるのかな?どうなんだろうねサファイア
監督生
- サファイアは( 'ω')シラネェという顔をしている
- すみません 通してください
監督生
- あ?アナウサギ こっちに回ってこい
レオナ
- レオナ先輩?!
監督生
- サファイア あっち回ってこ
監督生
- ……ふぅ なんでこんなに遠巻きのギャラリーが?
監督生
- あ?アナウサギの黒いペガサスを見に来たんじゃねえか?
レオナ
- とりあえずソイツ そこの小屋に入れてやれ
レオナ
- わかりました 行こサファイア
監督生
- サファイア:( 'ω')オケマル
- 超快適小屋に入れた後
- おう、気に入ったか
レオナ
- サファイア:らいおんの兄ちゃんサンキューヾ(*‘ω‘ )ノ
- 気持ちよさそうに寝てるふふ
監督生
- コイツ触っても大丈夫か?
レオナ
- かまないと思うんですけど…どうだろ
監督生
- サファイア:撫でるくらいならいいでー許可したる(๑•̀ㅂ•́)و✧
- おう、撫でさせてくれるらしい
レオナ
- ほぉ いい毛並みじゃねえか
レオナ
- お前のマスター並にいい女じゃねえの
レオナ
- ちょ…れ、レオナ先輩?!(照)
監督生
- サファイア:マスター照れとるで可愛ええなあヽ(・∀・)ノ
- サファイア:兄ちゃんもっと頑張らんとマスター手強いでー( 'ω' )
- なんか余計な心配されてねえか俺
レオナ
- …どうだろ?
監督生
- 飛行術の授業はコイツと戦闘訓練だろ?
レオナ
- はい
監督生