『花鳥風月』〜奇跡〜
No.12 全員生き残るという異例の事態、鬼退治への第一歩を踏み出した麗華達…これからどんな未来が待ち構えているのかこの時は誰も知る由もなかった。
- 『花鳥風月』
〜奇跡〜
- 最終選別七日目
- 今日で終わりだな
我妻 雷鳴
- うん
伊黒 愛藍
- なんか凄く長かったような気がする
伊黒 愛藍
- 分かるわよ
伊黒 愛音
- 確かにな
我妻 雷鳴
- 本当だぜ!
嘴平 翔瑛
- え!
竈門 麗華
- そうかな?
竈門 麗華
- 早く感じたけどな
竈門 麗華
- 分かります
冨岡 アゲハ
- それゃ二人は仕事を
こなしていたから
伊黒 愛藍
- 山降りよっか
伊黒 愛音
- うん
竈門 麗華
- やまをおりた
- 皆様、御無事で何よりです。
鬼殺隊当主のご子息
- これから鬼殺隊の隊服などを支給させていただきます。
鬼殺隊当主のご子息
- まずは隊服を支給させていただきます
体の寸法を測りその後は階級を
刻ませていただきます
階級は12段階ございます
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
今現在皆様は一番下の癸でございます
そして刀の原材料となる玉鋼を選んでいただきます
刀は十日から十五日で出来上がります
さらに今からは鎹鴉をつけさせていただきます
鬼殺隊当主のご子息
- しかし、人数が多いため、
順番を決めさせていただきます。
まず、
日柱様と花柱様の継子 麗華様
鳴柱様の継子 雷鳴様
猪柱様の継子 翔瑛様
水柱様と蟲柱様の継子 アゲハ様
元蛇柱様と恋柱様の継子
愛音様、愛藍様
この方々を中心とさせて頂きます。
鬼殺隊当主のご子息
- それぞれ鴉がつく
ただし、雷鳴だけ雀…
- 君は、チュン太郎の子供かな?
我妻 雷鳴
- 鎹鴉は主に連絡用の鴉でございます
では、あちらから刀を造る鋼を選んでくださいませ
鬼殺隊当主のご子息
- 鬼を滅殺し己の身を守る刀の鋼は御自身で選ぶのです
鬼殺隊当主のご子息
- どうしよう
俺、選びきれない
だれか
- 俺もだ
だれか
- 継子の皆さんがどんなふうに選ぶかみてよう
だれか
- そうだな
だれか
- どうする?
竈門 麗華
- 誰から選ぶ?
竈門 麗華
- 先にいいよ、
我妻 雷鳴
- 麗華のお陰で皆生きていられるんだから
我妻 雷鳴
- あ、ありがとう
竈門 麗華
- じゃあ
竈門 麗華
- (スーッ)
竈門 麗華
- 自然の呼吸
竈門 麗華
- 伍の型
竈門 麗華
- 大願成就
竈門 麗華
- そう唱えた瞬間、一つの玉鋼が光始め浮かび麗華のもとへ・・・
- 私はこれにします!
竈門 麗華
- おい!
嘴平 翔瑛
- お前今何した!
嘴平 翔瑛
- 自然の呼吸 伍の型は、今、自分に、一番必要なものを自然が、選んでくれるの
竈門 麗華
- (あんなことが出来るのかよ)
我妻 雷鳴
- (よしっ!)
我妻 雷鳴
- (これだ)
我妻 雷鳴
- スッ
我妻 雷鳴
- これにします
我妻 雷鳴
- 私はこれで
冨岡 アゲハ
- はぁ?
嘴平 翔瑛
- なんでそんな軽々しく
嘴平 翔瑛
- 俺様はこれだ!
嘴平 翔瑛
- 結局あいつも簡単に選んでるじゃないか
だれか
- あ?
嘴平 翔瑛
- そこのお前
嘴平 翔瑛
- 今何つった?
嘴平 翔瑛
- 翔瑛!
伊黒 愛藍
- 落ち着いて(;´∀`)
伊黒 愛藍
- 私はこれで!
伊黒 愛藍
- 私はこれで
伊黒 愛音
- お願いします!
双子の2人
- 場がうつる
- そうか
全員生き残ったのかい…
そうか、麗華が…
優秀だね
また私の剣士(子供たち)が増えた
どんな剣士になるのかな
だれか
- 〜To Be Continue〜