YouTuber!!4話
衝撃的展開に!!
- 翌日
- みんな早く集まれ!
佐々木
- これは凄いぞ!
佐々木
- どうしたんですか?
田中
- 何かあったの?
優奈
- 今日のニュースだよニュース!
佐々木
- ニュース?
優奈
- ああ!これを見ろ!
佐々木
- これって...
優奈
- 衛生写真から撮った日本列島だ!
佐々木
- 日本列島逆じゃね!?
優奈
- 日本列島が逆さまですね...
田中
- オイラにも見せろよ〜!!
五条
- 日本列島がどうなったって?
五条
- 東堂くんの力で日本列島を逆さにしたんだ
佐々木
- つまり静岡県は今日本海側に面してるって事か...
田中
- 九州で大雪が降ってるみたい...
優奈
- すっげぇな東堂!本当にやりやがった!
五条
- もう戻してもいいだろ?充分世界に影響を与えたんだし
東堂
- もう少し待っててくれ東堂
佐々木
- そしてみんなに見て欲しいのは、僕が投稿した動画が今注目されているされてるって事だ!
佐々木
- 100万回再生回数!?
田中
- 本当に僕達のチャンネルなの?
田中
- 見ろよ。Twitterのトレンドに予言って言葉があるぞ!
佐々木
- 誰かが知らせてくれたんだね
優奈
- しかも動画のコメント欄も1万を超えてる!
優奈
- どれどれ?コメント欄には...
佐々木
- コメント「マジで当たってんじゃん!」
- コメント「君何者ですか?」
- コメント「嘘かと思ったけどマジで日本列島逆さになってんじゃん!未来人ですか!?」
- コメント「これからも予言動画沢山出してください!」
- などなど
佐々木
- 昨日のコメントでは信じる人は1人以外誰もいなかった。しかし、大規模で誰しもがありえないと思う事が実際に起こった事で一気に変わる
佐々木
- 昨日は低評価の方が多かったが、今では1万いいねになっていて高評価が増えている!
佐々木
- やっぱイケメンくんの力すご!
優奈
- おいおい!こんなに注目されてんのなら、俺達大金持ちになれるぞ!
五条
- 流石にやりすぎたかな...
田中
- いや。僕らは目指すしかないだろ!日本1...いや!世界一のYouTuberになるんだ!
佐々木
- もう元に戻すからな
東堂
- (力を込めるように目を閉じて、聞き取れないが何かを唱える)
東堂
- グラグラ(地面が揺れる)
- !?
田中
- !?
優奈
- !?
五条
- !?
佐々木
- 地面が揺れてる!
佐々木
- 風も強くなってる
優奈
- 安心しろ。日本列島がゆっくり回転してるんだ。強風にならないように超能力で抑えてる
東堂
- 時間が経つと地面の揺れが止まった
- 元に戻ったの?
優奈
- もう元に戻ったよ
東堂
- 戻すの早すぎやしねぇか?
五条
- これ以上騒ぎにさせないためだ
東堂
- 凄い!チャンネル登録者が50万人を超えたよ!
田中
- 凄い勢いで増えてるな!
佐々木
- もうYouTu部は落ちこぼれじゃない!
優奈
- ガチャ(ドアが開く音)
- 久しぶりだな!このクソ野郎ども!
二区
- 言い過ぎだ(笑)
佐々木
- また臭い人が来たんだけど...
優奈
- 約束通り僕の筋肉の罰として、お風呂に入らなかった!
二区
- こいつ今ここで殺る?
優奈
- 待つんだ!
二区
- 今回は戦うために来たんじゃない!
二区
- 部室に入る時ぐらい香水かけてこいよ
優奈
- おえぇぇぇぇ🤮
五条
- きゃあ!お前部室でゲロ吐いてんじゃねぇよ!
優奈
- 何しに来たんだ
東堂
- 少し話をしに来たんだ
二区
- 話ですか?今部活中のはずなんだけど
田中
- サッカーはどうしたんだ?
佐々木
- お前達に頼みがあるんだ
二区
- 頼み?
田中
- 頼みってなんですか...
田中
- これは僕1人願いじゃないんだけど...
二区
- とりあえず屋上に来てくれ!
二区
- 屋上?
佐々木
- 黙って早く来やがれこのゴキども!!
二区
- その態度がお願いをする人の態度なんですか?
田中
- いいから!いいから!
二区
- 屋上
- 誰もいないけど?
優奈
- なんでここに呼んだんだ?
佐々木
- ふむ!グラウンド全体を見てくれ!
二区
- グラウンド全体?
優奈
- 全員が屋上からグラウンドを眺める
- !?
東堂
- !?
優奈
- !?
佐々木
- !?
田中
- 🤢
五条
- なんだこの光景は...
東堂
- 僕が君達YouTu部の君達に頼みたいことなんだけど...
二区
- グラウンドに集まってる生徒を含め
二区
- 僕達をYouTu部に入部させてくれないか?
二区
- はぁ!?
佐々木
- はぁ!?
優奈
- えぇ!?
田中
- お前もあの生徒全員が!?
東堂
- おえぇぇぇぇ🤮
五条
- 静まれ耳クソども!
二区
- お前正気か?
佐々木
- もちろんだ!
二区
- どうせYouTu部が日本中で注目されてるからなんでしょ?
優奈
- 落ちこぼれだって言ってたのは誰だ?
佐々木
- お前全国大会へ行くんじゃなかったのか?あれほど熱心にサッカーしてたのに
東堂
- 僕が有名人になれるチャンスなんだ...どんな理由であろうと僕を入部させるんだな!
二区
- 無理だ。YouTu部をバカにしてたお前に入れさせ訳ねぇだろ
佐々木
- もちろん僕とあの生徒が入ろうとするのを阻止するのも分かってる...
二区
- だがね。君達には1つだけ弱点があるようだ
二区
- なんだと?
佐々木
- 東堂くん。君が超能力者だって事をグラウンドにいる生徒に聞かれたくないのなら...僕に協力してくれないかな?
二区
- な!?
佐々木
- !?
優奈
- !?
田中
- 卑怯だぞお前!超能力の事は言わないって約束したはずだぞ!
佐々木
- 僕がサッカーボールに仕掛けていた時から僕は...信じられない人だって...気づいてたはずだ😏
二区
- うん。しっかり悪役っぽい事してますね
田中
- 東堂くん!二区から記憶を奪うことはできないのか?
佐々木
- 僕がそんな事できるならとっくにお前らから記憶を奪って普通の高校生活をおくってたよ
東堂
- 人ではない物を操ったりはできるが、人間そのものを操ることは出来ない
東堂
- そんな...
優奈
- やはりか...一か八かで君達に言えてよかったよ
二区
- 流石に僕もあの数を入れる訳にはいかないね...部室の部屋は狭すぎる...
二区
- だが僕も完全なクズマッチョ(?)ではないから...YouTu部員になるための...争奪戦を行おうと思うんだ!
二区
- 何言ってるんだお前
東堂
- 東堂くん...僕はいつでも叫ぶ準備はできてる...僕の住んでるアパートでは週に1回ほど苦情が来る程のうるささだってことだけ言っておこう...
二区
- クソ迷惑野郎じゃねぇか
東堂
- 皆さんお待たせしました!!
二区
- 今これから!YouTu部員になるための!争奪戦を行おうと思う!
二区
- 今や日本中で注目されているYouTu部...もしYouTu部に入ればさぞかし大金持ちになれる事だろう😏
二区
- 僕は既にYouTu部員に入ってるけどね!
二区
- てめ、なに勝手なこと言ってんだ!
佐々木
- 少し黙ろうかアイマスク野郎
二区
- うるせぇwこれはいつも付けてんだよ(?)
佐々木
- 今回争奪戦のルールを発表する!
二区
- まず学校全体には5つ黄色い紙が隠されてある
二区
- その中には「当たり」と書かれてある黄色い紙がある。5つのうち4つが当たりで、残りの1つがハズレとなっている
二区
- 産まれたての赤ちゃんでも分かるルールだろ?
二区
- それでは皆さん!早速位置についてください!
二区
- あれ?
二区
- 聞こえなかったかな?
二区
- 君達もグラウンドに行って位置につかなきゃ、参加者とは認められないよ?🙁
二区
- はぁ!?俺達もか!?てかその顔ぶん殴りてぇ!!
佐々木
- 僕も?
田中
- そうだ!東堂くん以外全員がだ!
二区
- つまり...当たりの紙が見つからなければ...私達も辞めなきゃいけないの?
優奈
- 東堂くんがいての今のYouTu部だって事を分かった方がいいぞ
二区
- 分かった。僕達も急いでグラウンドに行こう!
田中
- それしか今は道がないもんね...
優奈
- 分かったよ。グラウンドへ急いでいくぞみんな!
佐々木
- 東堂!絶対に戻ってくるからな!
五条
- お、おい!お前ら待て!
東堂
- 東堂くんは僕と一緒に見守ろうね....
二区
- なぜこんな事を!
東堂
- 争奪戦なんて馬鹿げた真似をするんだ!
東堂
- なんでかって?
二区
- 楽しいからに決まってるだろ🙁
二区
- は?
東堂
- 人と人が這いつくばってる姿を見るのが好きなんだ...
二区
- サッカーの時もそうだったな...僕の後輩に死ぬ気でグラウンドを走らせてた(´^∀^`)
二区
- 二区先輩...俺はあんたを信じたのに
東堂
- それではまもなく5秒前!
二区
- 5
二区
- 4
二区
- 3
二区
- 2
二区
- 1
二区
- スタート!!
二区
- 笛の音がなり一斉に生徒が走り出す
- 東堂くん。君に1つ聞きたいことがある
二区
- なぜ超能力を見せられたくないのなら...どうして僕に見せたんだ?
二区
- 第5話に続く