絡繰の呪【第一章 人狼ゲーム】《第一話 ゲームの流れ》
突然知らない街に招待された累達…何処かも知らぬまま『ゲーム』は進行して行きーーー⁉#人狼ゲーム#絡繰の呪
- …ん…ふぁあ…寝てたなぁ
柳瀬 累(やなせ るい)
- …って、え!?こ、ここどこ!?街中!?街中で寝てたの!?いや、そんなことはないはず…確か昨日勉強しててそれで寝落ちして…?
柳瀬 累(やなせ るい)
- さ…わがしいなぁ!…って、ここどこよ?なんかいろんな人が寝てる(?)しさ。
美月(みつき)
- ご、ごめん。わかんない。とにかく、他の人たち起こした方がいいのかな…?
柳瀬 累(やなせ るい)
- 自分で考えなさいよそんなの!…はぁ、もう仕方ないわね。2人がかりで起こすわよ!
美月(みつき)
- う、うん!
柳瀬 累(やなせ るい)
- 皆を起こし、ある程度自己紹介が終わりました。
- こんにちはー。おきましたぁ…
アズナ
- ん、僕も。起こしてもらってごめんねぇ…?
ヒビキ
- ここは一体どこなんでしょうね…そして、よくわからない人たちがいっぱいで…
つぐみ
- …チッ!なんだよここ!
朽木
- こわいぃ…!誰かあたしのこと守って?
ナミ
- …えーと、柳瀬 累君と美月ちゃんは幼なじみなんだな。ちなみに俺はヒビキとは一応友人だね。あ、ヒビキってのはこいつ。頭狂ってんよw
ラキト
- えー、ひっどーいwラキトの怖さは相変わらずだねぇ~
ヒビキ
- そ、そうなんですね…
アズナ
- アハwそんな怖がらんでいいよ。ヒビキは必要最低限の暴力しか振るわないからw
ラキト
- 必要であればやると?
美月(みつき)
- そーだね
ラキト
- はぁ…!?
美月(みつき)
- 美月がいてよかったな…1人だったらなんもできなかったと思うし
柳瀬 累(やなせ るい)
- おまっ…!そういうのは心ん中でいっとけ!
美月(みつき)
- …あら、幼なじみじゃなくて、恋人なのね?
ラキト
- え、まぁそうです…
美月(みつき)
- バレた…?なんで?
柳瀬 累(やなせ るい)
- みてたらわかったね
ラキト
- えぇ…
美月(みつき)
- みんな面白そうだねぇ....ハハw
ヒビキ
- …なんでわらってんだよ!
朽木
- どーどー
つぐみ
- …あ!スマホになんか届いたぁ!
ナミ
- え…?わ、わたしもだ…な、ナミさんもなの?
つぐみ
- う、ぅん…
ナミ
- わ、私も!?み、みるね
美月(みつき)
- あ、僕も。えーとぉ、『目の前にある巨大スクリーンの方を見てください』だって。
ヒビキ
- わ、私もみたほうがいいのかな…?通知きってるから届いてるかわかんないけ…お、同じことがかいてある!
アズナ
- 俺もだ…
柳瀬 累(やなせ るい)
- ん、俺のもだわ
ラキト
- あ、たしも…なにこれ!?
ナミ
- とりあえず言われた通りにしよ?
つぐみ
- 巨大スクリーンから誰かが現れる
- …誰?
ラキト
- やぁやぁ!
サカメ
- 聞こえますかぁ?!
サカメ
- …っ誰だお前!!
朽木
- ん…?ボクの名前は何か!?あぁあぁぁ~!申し遅れましたぁ!サカメと申します!
サカメ
- はぁ…?
アズナ
- えーと、束の間の休憩楽しかったですか?
サカメ
- 貴方達をここに呼んだのは『人狼ゲーム』をしてほしいからですね!
サカメ
- こわい…
つぐみ
- 『人狼ゲーム』を知っていますか?!
サカメ
- まぁ知らないですよね~?いや、ラキトとヒビキは知ってるかぁ?
サカメ
- まぁ、いいや!わたしは『人狼ゲーム』の審判を務めさせていただきまーす!!!
サカメ
- えーと、ルール説明は…なんだっけ?
サカメ
- ねぇ、ちゃんとしないと…ね?
橋本花音(はしもとかのん)
- う、わかってるよぉ…!でも、審判だもん!ルールとかわかんないしぃ!
サカメ
- …はぁ、わたしが説明しますわ
橋本花音(はしもとかのん)
- ルール説明
- このゲームは味方になりすましたウソつきを会話で見つけ出すゲームですね。
橋本花音(はしもとかのん)
- 全員とある村の住人として振る舞いますが、その中の何名かは人狼役で、村人に化けて村を滅ぼそうとしています。
橋本花音(はしもとかのん)
- 村人たちは毎日、発言や仕草を頼りに見分けのつかない人狼を探し、多数決でもっとも疑わしい 1名を人狼とみなして処刑します。一方、人狼たちは人知れず毎晩誰か1名を選び餌食にしていきます。
こうして昼と夜が繰り返されて犠牲者が増える中、人狼をすべて処刑できたら人間の勝利。それよりも早く人間を減らし、生存者の半数を人狼で占めたら人狼の勝利。
人狼や人間の他にも、夜に人狼を見つけることができる予言者や、昼間に処刑した相手が人狼だったか分かる霊媒師など数多くの役割があり、これらはプレイ開始前に配られたカードによって決まります。
人狼は巧みなウソで、人間は的確な推理で、会話を通じて仲間を説得し相手を追い詰めていくのが「人狼」ゲームの醍醐味です。
橋本花音(はしもとかのん)
- ふぅ、まぁこんな感じね。
橋本花音(はしもとかのん)
- 今回はシャッフルされたカードを1人1人配ります。
橋本花音(はしもとかのん)
- 一人ひとり役職があるので、それを踏まえて人狼を探し出したり、村人を殺したり、してください。
橋本花音(はしもとかのん)
- あ、役職説明をしましょうか。
橋本花音(はしもとかのん)
- 役職は
村人 人狼を探し出す平凡な人間
占い師 村人(白)か人狼(黒)か探し出せる人間
霊能者 話し合いで処刑した人物が白か黒か探し出せる人間
騎士 村人を人狼の襲撃を守る人間
人狼 村人陣営を殺す人狼
狂人 人間であるが人狼の見方をする人間
橋本花音(はしもとかのん)
- あ、わたしの名前は橋本花音よ。質問はサカメに聞きなさい。それでは。
橋本花音(はしもとかのん)
- …今回は花音ちゃ…サカメの……役か…
ヒビキ
- 面白い…花音があんな成………とは思わ……たね。
ラキト
- …ん?なにを話して…
アズナ
- やぁ!サカメだよ!
サカメ
- っ!?こっちに来て!?
アズナ
- 流石に審判だから誰かが逃げ出したりしないためにここにいないとってことでね…!
サカメ
- へぇ…そっかぁ
ヒビキ
- 審判兼進行役のサカメさん?ゲームはまだですか?
ラキト
- あ!そうだそうだ!まずはここにあるカードをひいてね!カードは誰にも見せちゃダメだよ!自分の役職がかいてあるよ!
サカメ
- は、はい…
美月(みつき)
- チッ…
朽木
- わかりました
柳瀬 累(やなせ るい)
- はぁい…
ナミ
- 役職配布が終わりました。
- …よーし!わかった!
美月(みつき)
- それでは、『人狼ゲーム』始まりです!
サカメ
- 話し合いを開始してください。制限時間はありますが延長、時短してほしい場合は行ってください!
サカメ
- そ、れじゃあ、話しますか。
アズナ
- ん。
ラキト
- 何から話すんだよ
朽木
- んー、これって、役職いったりしていいの?
つぐみ
- 多分そうだと思うね
ラキト
- …じゃあ、占い師CO(カミングアウト)してぇ…?
ヒビキ
- もう、占い師出すの?
ラキト
- アハwその方が楽しいじゃん☆
ヒビキ
- 占い師…いる?
美月(みつき)
- はい。僕、占い師です。
柳瀬 累(やなせ るい)
- あ"?俺も占い師だぞ
朽木
- そうなんですか…?
柳瀬 累(やなせ るい)
- 累は嘘つかない馬鹿正直ものだから本当だよ
美月(みつき)
- はぁ!?なんだお前!俺が嘘ついてるっていいたいのかよ!
朽木
- そーですけど?
美月(みつき)
- …占い師が2人の可能性もあるからまだなんとも言えないね
ヒビキ
- …2人いる可能性がある中で朽木さんはなんで嘘ついてるという発想になったんだろう
アズナ
- ふふ…まず、朽木は累君を累君は朽木を、占ってくれるかな?
ラキト
- チッ…わかったよ
朽木
- あ、はい!
柳瀬 累(やなせ るい)
- まず誰処刑するの?
つぐみ
- それなぁ
ナミ
- 誰も処刑しないという手はあるんですか?
柳瀬 累(やなせ るい)
- ないんじゃね?それに誰か一人殺さないと何も進まない。
ラキト
- そ、そうですね…
アズナ
- それじゃあ、市民、村人の人手挙げて~
ヒビキ
- はい!
美月(みつき)
- はぁ〜い
ナミ
- はい。
アズナ
- へぇ~…それじゃ、この3人の中で適当に処刑するかぁ
ヒビキ
- …は?
美月(みつき)
- な、なんでそうなるのよ!おかしいでしょ!
ナミ
- 私は死んでもいいですよ
アズナ
- なにいってんの!?
ナミ
- …普通に考えて役職を持ってない人たちの中から1人処刑して役職持ちを無闇に処刑しない方が良くない?
つぐみ
- というかつぐみさんはやくしょくもってるんですか!?
美月(みつき)
- ん、そーだね。何かは言えない。
つぐみ
- なんなの!?
美月(みつき)
- 僕を処刑したら痛い目に合うと思うけど…
つぐみ
- 僕は占い師で朽木さんも占い師だよね。なら、霊能者?なら、わかってるし隠す必要はないんじゃ…
柳瀬 累(やなせ るい)
- …まぁいいじゃない。わたしも役職持ってる。ヒビキも手あげなかったから持ってるの?
ラキト
- そーそー
ヒビキ
- ふーん…ま、ヒビキの言う通り村人なら自分が死んでもいいと自己犠牲にしようとすると思うけど。
ラキト
- うっ…
美月(みつき)
- …
柳瀬 累(やなせ るい)
- ん、私は死んでもいい
アズナ
- それじゃアズナちゃんを処刑するかぁ〜
ヒビキ
- わかったぁ
ナミ
- それじゃ、時短する?
つぐみ
- そーだね
美月(みつき)
- 時短ねぇ〜…いいの?…わかった!それじゃあ、話し合いを終了しまっす!それでは投票時間に移りたいと思います!
サカメ
- 話し合いが終わりました。投票時間に移ります。
- …アズナに投票するのね
ナミ
- そうだね
つぐみ
- 投票が終わりました
- 投票がおわったね!えーと…誰が処刑されるのかな?
サカメ
- 今回は、アズナさんが処刑投票数が高かったので、アズナさんを処刑します!
サカメ
- 投票結果 アズナ処刑投票数5名 ラキト処刑投票数2名 朽木処刑投票数1名 他0名
となりました。アズナが処刑されます。
- よーし!それじゃあアズナちゃんを処刑するよ!…ほいっと!
サカメ
- アズナが黒い渦に巻かれる
- !?
ナミ
- なに…これ
つぐみ
- っあ、
アズナ
- アズナちゃん、遺言ある?
サカメ
- こ、れで市民陣営に貢献でき、たなら嬉しいで、す。わた、しは朽木さ、に投票し、ました、それだけです
アズナ
- 黒い渦に巻かれ跡形もなくアズナは消え去る
- …消えちゃったね〜☆
ヒビキ
- な、なにあれ!こ、わっ!サカメ!アズナさんはどこにやったの!?
美月(みつき)
- 美月のその焦りはアズナが心配だからか、はたまた自分が処刑させた時が心配なのか、
それは誰にもわからない。
- …答えないよ…た、ぶん
柳瀬 累(やなせ るい)
- チッ!サカメ答えろや!
朽木
- 抑えて抑えて…w
ラキト
- ラキト、笑いが堪えきれてない
ヒビキ
- …なんか文句あんのかよォ‼︎
朽木
- ごめんてw
ラキト
- コクはいつもどおりだなぁ♡
ヒビキ
- こく?
ナミ
- …あ"!?
朽木
- ヒビキ…わざとか
ラキト
- コクってのは朽木のことだよ〜♡あだ名で呼び合ってるんだ〜
ヒビキ
- …あだ名?知ってる人なの?
つぐみ
- …(ニッコリ
ヒビキ
- 答えなさいよ…
美月(みつき)
- …それじゃあ次はどうするの?
ラキト
- えーと、あそこのホテルの中でくつろいでください!各自、1人1人の部屋があるので!
サカメ
- 占い師さんや霊媒師さんや騎士さんは、スマホから見てくださいね!
サカメ
- 人狼さんは襲撃するかなどをスマホで人物を選んでください!
サカメ
- それでは!
サカメ
- …サカメはどうすんの
ラキト
- えーと、花音に引き継ぎますので!
サカメ
- …はーい。よろしくね〜…で、サカメは早く消えろ
橋本花音(はしもとかのん)
- ごめんってー!それじゃ!
サカメ
- サカメが黒い渦に巻かれ消える
- サカメ…
ラキト
- それでは、ホテルに案内します。ちなみに私は防犯取締役兼案内役を務めさせていただきます。
橋本花音(はしもとかのん)
- …
ヒビキ
- わ、わかりました。
美月(みつき)
- はーい
つぐみ
- …なにか質問でもありますか?私は防犯取締役兼案内役なので、大体の質問は受け答えできます。まぁ、受け答え出来かねぬ質問もありますが。
橋本花音(はしもとかのん)
- …花音ちゃんは~‼︎それやってて楽しい?防犯取締役兼案内役ってやつ~
ヒビキ
- …楽しい楽しくないという判別をしたことがありませんでしたね。まぁ、たのしいとはかけ離れますが、楽ではありますね。
橋本花音(はしもとかのん)
- ん~...そか
ヒビキ
- はい。
橋本花音(はしもとかのん)
- あ、ここですね。
橋本花音(はしもとかのん)
- 入ってください。一階二階三階がありますがみなさんは一階と二階を使っていただくことになりました。
橋本花音(はしもとかのん)
- それでは、この目の前のところの部屋がヒビキで、ここがラキト様、ここがつぐみ様で…
橋本花音(はしもとかのん)
- ーーーーーーーーーーーーーーー…といった感じとなっておりますね。
橋本花音(はしもとかのん)
- わかったー。それじゃあ、もう部屋に行っていいの?
ヒビキ
- はい
橋本花音(はしもとかのん)
- 存分にくつろいでください。
橋本花音(はしもとかのん)
- 花音さん、夜に他の人と通話したりはダメなの?
美月(みつき)
- だめとは言いませんが………まぁ、しない方がいいですよ
橋本花音(はしもとかのん)
- …しない方がいい?
つぐみ
- …どういうこと?
ナミ
- …触れない方がいいよ。なんか怖いし
柳瀬 累(やなせ るい)
- ふふ。それでは、私はこれで失礼します。
橋本花音(はしもとかのん)
- はーい
ラキト
- 花音は階段を使い、三階に登る。
- …ヒビキ
ラキト
- …んー?なに?
ヒビキ
- 今みんなどんな役職だと思ってるの?
ラキト
- んー、とりま様子見かな。占い師の結果次第でもあるし
ヒビキ
- あー確かにねぇ
ラキト
- お前が人狼の可能性も捨て切れないけどね?
ラキト
- そーかもねえw
ヒビキ