恋愛序章のような会話
#恋愛 #お前呼び #割と恋愛脳
- よう、元気か
ケイタ
- それなりにまあ、元気。
詩織
- そ。
ケイタ
- お前のくれたアレ、育ってきたよ
ケイタ
- あぁ、アレ。
詩織
- いいじゃん、ありがとう
詩織
- うん
ケイタ
- でも花がつくか、わかんない
ケイタ
- いいよ、つかなくても
詩織
- なんでそんなこと言うの
ケイタ
- え、まあ、だってさ。
詩織
- アレ、私が買った訳でもないし
詩織
- へえ
ケイタ
- うん、いいよ、枯れても
詩織
- あいつから貰ったとか
ケイタ
- なんで
詩織
- 当てるかな
詩織
- どうせそんなことだろうと思った
ケイタ
- でも、もうこれ
ケイタ
- 俺のだし
ケイタ
- ま、花がついたら報せる
ケイタ
- よう
ケイタ
- 元気か
ケイタ
- おい
ケイタ
- あ
詩織
- ごめん
詩織
- 今気づいた笑
詩織
- 最近どうしてんの
ケイタ
- なかなか、いつも通り
詩織
- 泣いて寝てる
詩織
- 相変わらずばかだな
ケイタ
- ほんとばか
ケイタ
- ばか
ケイタ
- ばーか
ケイタ
- だって
詩織
- ばか
ケイタ
- 彼が、
詩織
- ばかすぎ
ケイタ
- 好きで
詩織
- ばか
ケイタ
- たまんない
詩織
- はー
ケイタ
- だってしょうがない、こんなに好きになったの、初めてなんだもん
詩織
- こんなに苦しいなら、浮気くらい
詩織
- 許せば良かったのかな
詩織
- どうしたらいいの？
詩織
- はー
ケイタ
- お前さ
ケイタ
- 何度目なんだよ
ケイタ
- ごめん
詩織
- 初めてってのは
ケイタ
- 一回なんだぞ
ケイタ
- そうだね...
詩織
- サボテン
ケイタ
- お前の彼が置いてったサボテン
ケイタ
- まだお前の部屋にあるのか
ケイタ
- え
詩織
- 俺にくれたやつだけか？
ケイタ
- どうせ
ケイタ
- お前のことだから
ケイタ
- あるんだろ
ケイタ
- 他にも
ケイタ
- ある
詩織
- けど
詩織
- ...ある
詩織
- 全部
ケイタ
- 俺によこせ
ケイタ
- え
詩織
- 俺がソレごと
ケイタ
- もらってやる
ケイタ
- どういう意味
詩織
- こんな時だけ
ケイタ
- にぶいとか
ケイタ
- あと
ケイタ
- 俺のサボテン、
ケイタ
- 花つけたぞ
ケイタ
- え
詩織
- 私のこと好きなの？
詩織
- ばかじゃねーの
ケイタ