twst オクタと過ごす冬休み③
オリキャラと監督生がいる4章裏側if話
- オクタと過ごす冬休み③
フロイド
- オクタヴィネル寮 VIPルーム
フロイド
- さて、お互いの自己紹介も終わり炉岐さんがうちに来た理由も分かったかと思いますが……なんですかその顔は。
アズール
- いや、だって気になるじゃん
フロイド
- そうですよ。アズールだって見たいから了承したんでしょう?
ジェイド
- …まぁ、理由のひとつではあります
アズール
- ですが、先程の事もありますし、何よりここに来る前に捕縛されていた、なんて聞いているのにお願い出来るわけ無いじゃないですか!
アズール
- 忍術が見たいだなんて…!
アズール
- 素直に言えば良いのに…
炉岐
- 忍術見せて!
フロイド
- よしきた!
炉岐
- 存外ノリが良いですね、炉岐さん…フロイドと相性良さそうで何よりです。ですが、あまり無理はしないで下さいね。
ジェイド
- もちろん、本調子では無いので軽いものしか今はやらないです。
しかし、ジェイドさんは優しいですね?
炉岐
- 仕事が増えますので大人しくして欲しいだけです。
ジェイド
- 彼はこう言うスタンスです。
優しい、なんて裏があるに決まってるじゃないですか。
アズール
- …なんとなく皆さんの性格読めてきました。
炉岐
- それで?今できるのってどんなの?
フロイド
- じゃあ、初歩的なものから…
そしたらフロイドさん私を殴って下さい。
炉岐
- いいの?
フロイド
- はい。出来れば連続で。
炉岐
- 分かったぁ。 ォラァッ!!
フロイド
- ちょ、本気じゃないですか…!
アズール
- 大丈夫です。
炉岐
- ! 炉岐さんが丸太に!?
ジェイド
- まずは変わり身の術。
続いて、分身の術!
炉岐
- 今度は炉岐さんが、2人に増えました…!
アズール
- どっちも倒せばいいでしょ!
って、2人とも消えたんだけど!?
フロイド
- 私は上でーす。
これが、壁伝いの術。
だから大丈夫って言ったでしょ?
炉岐
- 驚きです。これが忍術…
ジェイド
- 確かにイデアさんのお話の通り…!
アズール
- なにそれ、どーなってんの?
フロイド
- 壁と足を吸着させてます。ですので実際には壁に直接触れてはなく、汚れても無いですよ。
炉岐
- 似た方法で水の上も歩けます。
多分ですが、これは魔法でも応用できると思います。
炉岐
- そういう話がしたいんですよね、アズールさんは。
炉岐
- ふふ、やはり洞察力に優れていらっしゃる。それに、貴方は五感もかなり優れていますね。
アズール
- 命に関わるので。
炉岐
- あ、アズール悪い顔。
フロイド
- やはり、何かしら思惑があるとは思いました…が、炉岐さんも察しが良くて怖いですね。
ジェイド
- 命に関わるので。
炉岐
- それネタなの?笑えねぇけど。
フロイド
- 確かに、今ならそれが本当なのが分かりますからね。
異世界を行来できる能力なんて希少価値が高いでしょうから狙われているのも事実でしょう。
ジェイド
- うわ、やっぱり疑われてた。
まぁ、こんな小娘が話すあまりにも突飛な話なので、最初から本当のこと言ってるなんて信じられても驚きますけどね。
炉岐
- 価値がある者には苦労が絶えないとも言いますし、炉岐さんも苦労されたんですね…
アズール
- それにしても、「魔法にも応用できる」とはどうしてそう思うのですか?今までも魔法への理解がある様な発言をされていましたね。
アズール
- どんな異世界でもおおよその世界の基盤は変わりません。
天地、空海陸、陰陽五行、生物、食物連鎖、輪廻。
有無の差はあれど、世界が作られている以上どうしても崩せないルールというものは存在するようです。
炉岐
- その中でも等価交換は特に多くみられる概念です。ですので、【自らが持つ力を変換し別のものを生み出す】ということであれば、魔法も忍術も方法は違えど対して変わらないという解釈です。
炉岐
- なるほど。異世界を知る炉岐さんだからこその解釈ですね。
納得も出来る説明です。
アズール
- やはり、僕の目にくるいは無かった。貴女はかなり優秀な方だ。
アズール
- やべー、途中何言ってるかマジ分からなかったんだけど。
フロイド
- 僕も少し知らない単語が幾つか。
これは、僕らの出る幕は無さそうですし、夕飯の支度でもそろそろ行いましょうか。
ジェイド
- だねー。ねぇねぇ、何食べたい?
フロイド
- え、私?
炉岐
- 他に誰がいるの?
一応お客様だし〜、リクエスト聞いてあげる〜
フロイド
- (気になるのがラウンジのメニューにあったな…)
えっと、それじゃあ、リゾットを。
炉岐
- リゾットね。分かった〜。
フロイド
- …ちなみにアレルギーや嫌いな食べ物はありますか?
ジェイド
- いえ、特には。
炉岐
- かしこまりました。
では、お2人はごゆっくり話を進めていて下さい。
ジェイド
- よろしくお願いします。
アズール
- …驚きました。
お二人が料理されるんですね。
炉岐
- はは、よく言われます。
ああ見えて彼らの料理は絶品ですよ。ラウンジのキッチンも担当してますから。
アズール
- それにしても、まさか
フロイドがリクエストを受けるなんてそちらの方が驚きでした。
アズール
- そうなんですか?
炉岐
- 彼はしょっちゅう気分でレシピを変えたりするので、仕事中困る事も多いんです。…相当貴女の事を気に入ったんですね。
アズール
- 歓迎されてるのなら嬉しいです。
炉岐
- さて、せっかく2人がくれた時間です。有意義に使いましょう。
アズール
- そうですね。では、まずはお互いの能力の仕様や定義からいきましょう。
炉岐
- 話が早くて助かります。
アズール
- 論議が続く
アズール