twst オクタと過ごす冬休み ①
オリキャラと監督生がいる4章裏側if話
- オクタヴィネルと過ごす冬休み
炉岐
- 炉岐がもしtwst世界に迷い込んだら…という4章裏側目線の完全捏造話。
炉岐
- ◀炉岐(オリキャラ) 16歳
NARUTO世界在住の空間転移術が使える木ノ葉隠れの忍。
転移直前まで転移術目当てにオビトに拘束されてた。
家事能力が高く、音(歌)での特殊攻撃を得意とする。
炉岐
- <ナイトレイブンカレッジ 鏡の間>
炉岐
- (鏡から転がり落ちる)
痛っ…!何、ここどこ…?
炉岐
- 私なんでこんな鏡だらけのところに…確か、うちはオビトに拘束されてたはずじゃ…?
まさか、運良く空間転移の術が発動出来たの…?
炉岐
- でも、チャクラほぼ尽きちゃったし今敵に会ったら危ないな……
炉岐
- この場所、全然見覚えないし…
というかどう考えてもNARUTOの世界じゃないよね…?洋風だし。。。
炉岐
- はぁ〜、これからウィンターホリデーのために生徒たちの見送り作業前の準備を早く来てやるだなんてなんて私優しいんでしょう…!
クロウリー
- って、誰ですアナタ!?
ここの生徒で無いですよね!?
クロウリー
- うわ、帰りたい。
それ何の仮面?初対面のイメージ最悪だよそれ。
あとシャツものすごく陽気だね?
炉岐
- いきなり罵倒される覚えは無いんですがねぇ…
クロウリー
- コホン、改めてお聞きしますお嬢さん。
ここはナイトレイブンカレッジ。魔法士の学校であり、私はここの理事長ディア・クロウリーです。
さぁ、貴方のお名前は?
クロウリー
- なるほど。話は分かりそうね。
先程は失礼致しました。
私は奈鹿 炉岐。火の国木ノ葉隠れの里の忍です。
恐らく、私は異世界の者です。
炉岐
- おや、随分と聞き分けのいい…
いやそれより、炉岐さん、ですね。
貴方、異世界から来たと言うには随分と落ち着いていらっしゃいますね
クロウリー
- というか、忍というと忍者ですか?あの???
そうは全く見えませんが。
クロウリー
- 異世界旅行には慣れているので。
ここは魔法使いの国であれば、異世界へ転移する魔法を使える、と言えば分かりますかね?
炉岐
- おそらくクロウリーさんのイメージしている忍者ってこんな感じかと思います。
炉岐
- (黒服に目以外包まれた格好、刀を後ろに差した人物に変化)
でも、私の世界では先ほどの格好が普通なんです。
炉岐
- ほう…、なるほど。
実に明白な証拠です。
クロウリー
- さて、そんな聡明である貴方がなぜここに居るんでしょう?
クロウリー
- (変化を解き)
端的に言うと事故です。
炉岐
- 事故?
クロウリー
- 実は、ここに来る直前、敵対している組織に捕まりまして。
逃げ出そうと転移の術を使用した際にこの世界へ飛ばされてしまったようで…
炉岐
- それはまた、大変でしたねぇ。
それで、この様な事態に慣れているという事は、帰る方法も知っていると考えてよろしいんでしょうか?
クロウリー
- 実はですねぇ、明日からこの学園は冬季休暇となりまして。
これからこの鏡の間にはこの学園の生徒たちが大勢やって来て、冬季休暇中はそれぞれの国へ帰るのですよ。
クロウリー
- 私はその手助けをするためにコチラに来たのです。
ですから、できるだけ速やかにイレギュラーは片付けてしまいたいのですが。
クロウリー
- あぁ、この鏡が転移の鍵なんですね。であれば、来た時と同じ様に帰ることも出来るとは思います。
炉岐
- けれど、ご期待に添えず申し訳ないのですが、私先程もお伝えした通り捕縛されてまして。
その際に負った怪我や、転移をした際に必要な力を使ったので次の転移には1ヶ月ほどかかります。
炉岐
- ……嘘は付いていない様ですね。
分かりました。一旦貴方の身柄はこの学園にて預りましょう。
クロウリー
- しかし、どうしましょうかねぇ…私も冬季休暇には予定がありますし、かと言ってこの場所に不慣れなお嬢さんを寒い中に放置する訳にも行かないですし……
クロウリー
- 失礼します。
学園長、例の物お持ちしました。
アズール
- おや、お取込み中でしたか?
アズール
- あぁ、なんというグッドタイミングなんでしょう!
アーシェングロットくん、貴方の能力を見込んでお願いしたい事があるんですが。
クロウリー
- (…嫌な予感がするな)
学園長、どのようなご要件でしょうか?
僕に頼むという事は、相当な対価が必要なのはお分かりかと思いますが。
アズール
- 全く、勘が良いですね君は……しかし、そう警戒しないで下さい。難しい話ではないですよ。寧ろ君にとっては喜ばしい事でしょう!
クロウリー
- はぁ…?
アズール
- 君にこのお嬢さんの世話を任せたいのです。
クロウリー
- 実はこちらのお嬢さん、とある大国の忍なのだそうで!
しかし、敵に捕まり怪我を負って命からがら逃げてきたところを保護したのです。
クロウリー
- ちょっと、私ここの世界の人間じゃ無いんだけど!?
誤解するでしょ!!
炉岐
- は?
アズール
- しーーー!!!!
良いんですよ、どうせ貴方は帰れるんですから!!!
言っても言わなくても一緒です!!!
クロウリー
- ちょ、ちょっと待ってください。
え、女性ですよね?忍というとくノ一というやつですか…?
いえ、それより、別世界から来たって、監督生さんと一緒ですよね…?
アズール
- あら、くノ一という言葉あるのね!
というか、貴方は頭が良いのね。理解が早くて助かるわ。
監督生、の事は知らないけど、私と同じ境遇の子がいるの?
炉岐
- …学園長、きちんと説明していただいてよろしいですね?
アズール
- はぁ〜、仕方ないですねぇ…
クロウリー
- かくかくしかじか……でして。
クロウリー
- なるほど。それで、ホリデーに帰らない僕たちに炉岐さんの面倒を見てほしい、と。
アズール
- そういう事です。
どうです?悪くないでしょう?
クロウリー
- 確かにホリデー内に完結しそうな話ですし、僕も忍の術とやらには関心があります。
アズール
- それに、女子ですよ???
しかもこんなに可愛いらしい。
クロウリー
- …だから、心配なんですけどね。
僕だけならともかく、ジェイドは何考えるか分からないし、フロイドはどうなるか分かったもんじゃない。
アズール
- 女だと何か問題があるんですか?
炉岐
- 貴方、学園長から聞いてないのですか?ここは男子校ですよ。
アズール
- うわぉ。そりゃまずい。
炉岐
- いやいや!大丈夫ですよ!
アーシェングロットくんはそれはそれは慈悲深いオクタヴィネルの寮長ですから。
困ってる方は見過ごせないはずです…!
クロウリー
- こんな時ばかり寮長扱いされても困るんですがね…
アズール
- 仕方ない、学園長が言い出したら無理やりにでも丸め込まれるのがオチです。時間も迫ってますし、引き受けましょう。
アズール
- ところで、炉岐さんにひとつ質問なんですが。
件の転移術は他の人にもお使い出来るんですか?
アズール
- ! なるほど、確かにその手がありましたか!いやはや、私としたことがうっかり!
クロウリー
- あ〜、例の監督生さんですかね?
もしかして、その人も不慮の事故でこちらに来た感じですね?
炉岐
- 残念ながら、監督生さんの故郷が私の知る世界なら可能性は有りますけれど、お話を聞いてみないとなんとも……
炉岐
- 私の能力は一度ゲートを開いてしまえば数時間複数人の移動が可能ですが、私が認識できる場所にしか移動は出来ません。
炉岐
- つまり、監督生さんの故郷の世界を知っていないとそれは不可能です。
炉岐
- 私の帰りは遅れても「いつものこと」で、片付くので協力は惜しまないですが、そもそも移動してきた手段が同じかも不明なので今すぐの回答はできませんね。
炉岐
- なんと。まさか解決の糸口が転がり込んでくるなんて…ゴホン、炉岐さんのお力で解決出来るのであれば私もご協力は惜しみませんよ!
クロウリー
- 協力って…学園長、ホリデーはバカンスに行くんですよね?その為に僕はこうして貴方のお使いをして来たんですよ?
アズール
- えぇ、ですから、必要な物があれば私にご連絡頂ければ見積って差し上げると言ってるのですよ。
バカンス中でもそのくらいは出来ますからね。
クロウリー
- …その連絡も僕からですね?
はぁ、分かりましたよ…必要があればいつもの連絡先にてお伝え致します。
アズール
- なんだか、二人とも取引手馴れてますね?
いつもこんな感じなんですか?
炉岐
- まぁ、この学園で渡り歩く為に必要だっただけです。
あまり他言しないで下さいね。
アズール
- こういう強かさは社会に出ても必要なので、私としても吝かでは無いんですよねぇ。実際、アーシェングロットくんには大分お世話になってますし。
クロウリー
- おや、まぁ。
学園長と生徒の関係では終わらないと。ほぅ…?
炉岐
- あまり勘ぐると良いこと無いですよ。
アズール
- さて、ではお使いも終わりましたし、行きますか。
アズール
- ご面倒をお掛けしますが、ホリデーの間よろしくお願いしますよ?
クロウリー
- お任せ下さい。
僕が関わったからには最良の結果を収めますよ。
アズール