嘘発見ゲーム 第3話
ついに犠牲者の出てしまったゲーム。そして混乱する6人に待ち受けるのは新たな"疑い"の恐怖…
- 11月22日 23:45
〔山神中吹奏楽部赤学年〕
のトークルーム
LIME
- みんな…?
沙織
- ニュース、みたよね…?
沙織
- うん、みた
祐也
- まさか本当に…
美里
- りょーちゃんが死んじゃった…
由梨
- どうなってんだよ
和哉
- 家のベランダから転落事故だって…
沙織
- いや、ほんとに事故なんかよ
和哉
- 偶然にしては あまりにもタイミングが…
祐也
- どうするのよ!!
美里
- 人が死んだのよ!?
美里
- やっぱり…あのゲームおかしかったんだよ…
沙織
- 通報したほうがよくないかな?
信孝
- ああ、あんな公式アカウント、気味悪い
祐也
- 祐也 が〔公式〕嘘発見ゲーム の通報に失敗しました
LIME
- あれ
祐也
- え、
沙織
- 祐也 が〔公式〕嘘発見ゲーム の通報に失敗しました
LIME
- なんでだ
祐也
- 通報できないのか?
和哉
- そう、みたい
祐也
- 由梨 が 〔公式〕嘘発見ゲーム の通報に失敗しました
LIME
- ほんとだ…
由梨
- そんな…
沙織
- やっぱり電源も落とせない。
信孝
- わ、わたしこんなグループ抜ける!
美里
- ちょ、美里!
沙織
- それはずるいだろ
祐也
- 美里 が退出に失敗しました
LIME
- まさか…
沙織
- いやぁぁぁぁあ!!!
美里
- やだ
美里
- 怖い
美里
- ふざけんなよ
祐也
- どうなってんだよ
和哉
- おい!
説明しろよ!
和哉
- 多分あの公式、時間にならないと出てこない…
由梨
- あと3分。。
沙織
- なによそれ
美里
- またあのゲームに参加させられるの?
美里
- 落ち着いて。
信孝
- 落ち着いてられるかよ
美里
- 信孝はいつもそう、
コンクールに向けてみんなが熱くなってるときだって1人で涼しい顔して
美里
- そもそも、あなたがこんなゲームに乗り気だったのがいけないじゃないですか。
信孝
- 仕方ないじゃない!
こんなことになるなんて!
美里
- 二人ともやめて、
沙織
- 今はそんなので喧嘩してる場合じゃないだろ
和哉
- 警察は…?
祐也
- そうだ、警察に相談してみようよ
沙織
- それが…
由梨
- もしかして
信孝
- え?
沙織
- 警察に見せようとしても、このグループチャット自体が他の人には見えないみたいで…
由梨
- なにそれ、、
祐也
- 何かしらの仕掛けがあるとは思ったよ。
信孝
- そんな…
沙織
- みなさんこんばんは
〔公式〕嘘発見ゲーム
- ご利用、心より感謝申し上げます
〔公式〕嘘発見ゲーム
- 前回は、見事嘘つきを発見することができました😆
〔公式〕嘘発見ゲーム
- おまえ!!
和哉
- 人が死んだぞ、?
和哉
- どうなってんだよ!!
和哉
- りょーちゃんを返してよ、、
美里
- それと、一ついい忘れていたことがあります。
〔公式〕嘘発見ゲーム
- …
沙織
- 1ゲームにつき、死ぬのは1人までです
〔公式〕嘘発見ゲーム
- みなさんルールがやっとお分かりになられた頃でしょうか😊
〔公式〕嘘発見ゲーム
- これからが本番ですね
〔公式〕嘘発見ゲーム
- 本番って、、
和哉
- 冗談じゃないわよ!
美里
- 嘘つきはだーれかな??
〔公式〕嘘発見ゲーム
- ゲームスタート🤡
〔公式〕嘘発見ゲーム
- 皆どうする…?
沙織
- もうやりたくない
美里
- でもルールに従わないと死ぬんでしょ…?
由梨
- わかった、全員違う人に投票しよう
祐也
- そうすれば過半数が集まることはないから、人は死なないってことか。
信孝
- でもさ…
沙織
- でもこれ一生続けるのか?
和哉
- そう…死ぬまで?
こんな怖いゲームを毎日続けるの?
沙織
- それでも人が死ぬよりましだろ
祐也
- …
沙織
- じゃあ、俺からいくぞ。
祐也
- …
祐也
- なに?
美里
- どしたの?
沙織
- みんな、そんなに秘密あるのか、?
祐也
- 誰かが隠してる秘密、俺もう知らない
祐也
- そういえば私も…
由梨
- 嘘つき
美里
- え?
祐也
- いきなりなにいってんだ美里
和哉
- ちょっと、公式さん?
美里
- ?
沙織
- 思い付いた人からの順番でもいい?
美里
- 仕方がありませんねぇ
今回は特別ルールとしてありとしましょう
〔公式〕嘘発見ゲーム
- どういうことだ?
祐也
- 美里どうしたの?
沙織
- 私から話すよ
美里
- 祐也は不倫してる
美里
- は?
祐也
- えっ…?
沙織
- どういうことですか
信孝
- なにいってんだよ、そんなわけないだろ
祐也
- とぼけんじゃないわよ
美里
- 相手も知ってるんだから
美里
- 白状しなさいよ、いい人気取ってないで
美里
- 祐也ほんとうか?
和哉
- そんなわけないっていってんだろ笑
祐也
- ゲームのせいで美里頭がおかしくなったんじゃないか?笑
祐也
- うそだよね?
沙織
- だって、あんなに幸せそうで…
沙織
- 偽装にきまってんじゃん
美里
- まあ私を信じないなら好きに投票でもすれば?
美里
- そんな言い方ないだろ、
和哉
- いい加減にしろ!
違うもんは違うんだ
祐也
- 次、僕からいいですか。
信孝
- あ、おう
和哉
- 9年前の、あの事件
信孝
- 犯人は美里さんです。
信孝
- え……?
由梨
- 9年前の事件って、市ノ瀬のか?
和哉
- 市ノ瀬 穂花。
9年前に学校近くの古いマンションの駐車場で亡くなった。原因は屋上からの落下。その第一発見者は美里だった。
語り
- でも、あれは事故でしょ?
沙織
- 僕もそう信じていましたが、実は事件当日にマンションの近くで美里さんをみました。
信孝
- 笑わせないでもらえる?w
美里
- そもそも、なんで私が穂花を殺さなきゃならないの?
美里
- あのさ…
沙織
- ん…?
由梨
- 美里って、穂花の彼氏好きだったよね?
沙織
- はぁ?w
美里
- そんなわけ、ない
美里
- 沙織、それはお前のタールでいいのか?
和哉
- あ、うん…
沙織
- そうなの?美里ちゃん…
由梨
- みんな私を疑ってるわけ?
美里
- サイテーじゃんww
うけるんだけどw
美里
- おれもみた
祐也
- その日の朝美里と市ノ瀬が口喧嘩してるの
祐也
- うそだよな?美里
和哉
- もうやってられないんだけど
美里
- 和哉くんは?
ターンまだ言ってなくない?
信孝
- 俺は…
和哉
- …
沙織
- 俺は祐也がUFOみたって…
和哉
- 嘘ですよね?
信孝
- 美里をかばってるのか?
祐也
- 和也、そうならやめて
美里
- 見苦しいわw
美里
- 嘘だと思うなら俺に投票しろ
和哉
- そんなのだって…
沙織
- そういうゲームだろ?
和哉
- みんなちがう人に投票しようって、言ったじゃん…
由梨
- 言いましたけど、じゃあ僕は美里さんに投票します
信孝
- 勝手に決めるの?
沙織
- やれるもんならやってみろよw
美里
- でもいっとく
美里
- 私は殺してない
美里
- でもゲーム的には和也だよな?
祐也
- だからそれはよくないって…!
沙織
- そんなこといって、祐也は沙織に美里に投票させようとしてんだろ
和哉
- は?
祐也
- コチャででも組んでるんじゃないのか?
和哉
- ちがうよ…
沙織
- だってあまりに馬があいすぎないか?信孝と祐也と沙織
和哉
- あ、それで過半数だから私を殺そうってかw
美里
- まじで頭おかしい
美里
- てか、祐也の不倫まじなんじゃね?
和哉
- やめなよ和哉
沙織
- それで口封じのために私を殺そうとしてんの?
美里
- 私は組んでない…!
沙織
- それにみんなに死んでほしくない
沙織
- そんなつもりじゃないけど?
祐也
- そんなこといって、みんな私を投票するつもりでしょ?
美里
- 俺はしないぞ
和哉
- 僕は素直に、美里さんの証言が怪しいって思ってるんです。
信孝
- だってマンションにいたことを隠してたような人ですから。
信孝
- ちがうっていってんだろうが!
美里
- 信孝それ、お前も嘘なんじゃないか?
和哉
- そういうことも、あるよね
沙織
- え?何言ってるんですか
信孝
- もうやめなよ!!!!
由梨
- …
沙織
- 私一つ気づいたことがあった
由梨
- 公式のアイコンの写真…
由梨
- ん?
和哉
- あ、もしかして……
沙織
- なに?
美里
- それと
由梨
- なぁ由梨お前まさか
祐也
- 私だよ
由梨
- ん?
和哉
- ?
沙織
- やめろ!!
祐也
- 私が、祐也の不倫相手。
由梨