しゃおりさん
インタビュー
- 現在とフリーランスになるまで
しろねこさん
- それでは、よろしくお願いします。今はどのように働いていらっしゃるんですか?
ほっぺ
- 今はシェアサロンで働いています。今美容師のフリーランスって大きく分けて『面貸し』と『業務委託』っていうのがあるんですけど、私は面貸し(場所貸し)の方です。
しゃおりさん
- フリーランス…フリーでやっていこうと思ったのって、元々考えてた事なんですか?
ほっぺ
- 実は…私の場合は、表参道の路面店で働いてたんですけど、1年半くらい個人オーナーのお店で働いてて、ちょっとオーナーの人がなんというか…やんちゃな人で事実上の不当解雇されたんですね。
しゃおりさん
- え!?それはお店が潰れたとかじゃなくて??
ほっぺ
- 結果的にはお店も無くなったんですけど…オーナーがワンマンな感じで、ちょっと言いにくいんですけど、売上自体はオーナーよりも私が3倍あったんです(笑)
しゃおりさん
- おお!!それはちょっと男性のプライドが……(笑)
ほっぺ
- そうですね、きっと…(苦笑)
しゃおりさん
- そのお店には転職で?
ほっぺ
- いえ、ヘッドハンティングなんですよ。
しゃおりさん
- え!!ヘッドハンティングなのに(解雇になるの)!?(笑)
ほっぺ
- そうなんです。まぁ色々あって(※省略しますが不可抗力です!)辞めるしかない状況でした。なので翌日からいきなりフリーランスになりましたね。
しゃおりさん
- なるほど!
ほっぺ
- で、今のサロンも紹介を受けてたので『今週中にでも行こうかな〜』なんて思ってた矢先にフリーになったので、すぐ連絡して準備して…そこって時間貸しもしてて1時間分の利用支払いもできるからすぐ契約して、次の日からお客様案内して…
しゃおりさん
- へぇ〜!どうですか?フリーになって。
ほっぺ
- フリーになってからの戦術
しゃおりさん
- フリーになって半年くらいは急に辞めちゃったんでお客様に戻ってきていただくところから始まったり最初は収入不安定で…どうしても。準備してたら別なんですけど、私の場合はじわじわ上がってっていう感じでした。
しゃおりさん
- ですが骨格診断とかパーソナルカラーが当たれば少しずつ上がってきました。リピートしていただけています。
しゃおりさん
- うん、うんうん。今売りとしているパーソナルカラーや骨格診断は元々勉強していたんですか?
ほっぺ
- 実は勉強し始めたのはフリーになってからなんです。差別化をしなきゃなって思ったのと、お店の後ろ盾がないんで。(フリーの人の多くは)何かに特化している特化型が多いんですよ。カレーが得意、メンズカットが得意です、女性のヘアアレンジが得意です、のような…インスタは特に特化型でそれを狙って集客しているので。だから全部できる人ってあまりいなくて…売れてる人って特化型なんですね。
しゃおりさん
- そうなんですね。
ほっぺ
- 私の場合は“集客ツールの一つで骨格診断とかパーソナルカラーをやったら”ってライターのお客様に言われたんですよ。
しゃおりさん
- へぇ〜!
ほっぺ
- ヘアの知識の話しをして『~さんはこういうのがいいですよ』ってライターのお客様にお話ししたら『これサービスにした方がいいよ』って始まって、本格的にもう1回勉強し直して、先生のところにも通って…個人レッスンしてもらって、で始めて…で当たって…現在に至ります(笑)
しゃおりさん
- あはは(笑)なるほど!最初にTwitterを集客に使っててっていう話しがありましたけれども、美容師さんの業界にはカラーの仕上がりとかをインスタにあげたりとか。その中でTwitterを使ったのは理由があるんですか?
ほっぺ
- 美容師ってインスタってもう当たり前なんですよ。インスタは編集の根気も必要だし若い子の方がやっぱ上手いです、編集が日常なので。だから私は…参考させていただいた方がいるんです。シェアサロンで働いている人で男性なんですけど、ヘッドスパ専門でサブスクで月額でやってる人がいるんですね。その方が、美容師じゃない方のコミュニティを作ってそこから発展したのを教えてもらいました。個性的な人なんですけど、言葉に力があって文章を作るのが上手くて物書きの人とかそういう人とかはTwitterの世界が多いですから。
しゃおりさん
- なるほどなぁ!
ほっぺ
- 若い子って感度も高いし、同世代の子を呼び込む力が強いですよ。あとキラキラしてる女性がインスタには多いんですね。だけどTwitterの人達って髪型をどうしたらいいのかわかんないっていうのもあるし、そもそも『原宿の美容師なんていくの敷居高くて無理だよ』みたいな…Twitterは美容師にとってブルーオーシャンなんですよね。そういう人をTwitterで予め私の情報をみなさんご存じなのでハードル低くなって来やすいんですよね。
しゃおりさん
- ふ~ん!すごいな…
ほっぺ
- あと上手くブログ書いてもらって。
しゃおりさん
- へぇ~!他にもいろいろ考えてた集客手法はあるんですか?次こんなこともしてみようかな~とか。」 しゃ「今は…サービスを充実させてお客様に提供できることを増やし、価格の向上をしていこうと思っています。ちょっとずつ充実させていって知名度とブランディングを上げていくっていう…なので出張してるんですけど。出張もしちゃってるっていう人の方が『なんかこの人すごい人なのかな?』って。
しゃおりさん
- うん、忙しそうですよね!忙しそうだと先々の予約とってくれたりとか、キャンセルも少なくなりそうですよね。
ほっぺ
- そうですね。あとはこの機会にオンラインで仕事もちょっとしてるんで順調な流れでさせていただいてます。どうしてもオフラインの仕事なので、オンラインでもできることを模索しています。
しゃおりさん
- ありがとうございます。で、結構ね聞いてて気になってたんですけど…お店じゃなくて美容師単位で予約取れるアプリやネットもありますが、例えば僕が元々しゃおりさんのお客さんやったとして、いきなり辞めたから、電話した時に『もういないですよ』ってなるじゃないですか。
ほっぺ
- そうですね。
しゃおりさん
- 前にお店にいたわけじゃないですか。お店にいてもちろんホットペッパーとかから予約したりとかお店のホームページから予約したりとか、電話とか…そういうのだと思うんですけど、辞めてフリーになってその予約を受け付けるツールがないじゃないですか。その時にどうやってお客様を戻したんですか?
ほっぺ
- 私が1番最初にしたのは、ブログを作りました。ブログ全然書けないんですけど…幸いにも私、名前が変わってるじゃないですか。WEB検索すれば上がってくるようにとりあえず作ったんですよ。今の状況とここにいますっていう。ホームページって時間もかかるし、お金もかかるのもあるし大変なので、まずは“はてなブログ”をしたんですよ。はてなブログで無料ので、名前と場所と今こういうことになってます、っていうのを書いて出せば…
しゃおりさん
- しゃおりさん賢いですよね(笑)
ほっぺ
- いやいやいや…(笑)あとは最初に勤めてたのが結構百貨店に入っているような美容室だったんで、マダムが多く…みんなWEB検索するわけですよ。…でそこで見つけてくれました。みなさん。
しゃおりさん
- へぇ~!なるほど。それがなかったらどうしてました?
ほっぺ
- それがなかったら今は“ミニモ”っていう美容師さんの予約を取るアプリがあって。ネット予約もできるんです。そのアプリ機能でメッセージのやり取りとかできるんでお店に入っている人でも使ってる方は多いみたいですね。
しゃおりさん
- …あの、まじで賢いですよね(笑) その…困ったな、で終わらないですよね。絶対解決策持ってきますよね、課題が出てきたら。
ほっぺ
- いや、いや、いや(笑)全然賢くないですよ、別に(笑)私はまず聞きますよ。人にめっちゃ聞く。私はプライベートだとなるべく経営者の方とか全然違う業界の子とつながるようにしています。同じ美容の方とも話すんですけど、例えば『こういう薬剤が…』とかだったらいいんですけどモデルさんとかアパレル関係の仕事の人とかコミュニティを作っている人の方が多くて。
しゃおりさん
- うん、うん。それはあえて広げてるんですか?
ほっぺ
- 聞くのが好きなんですよね!あんまり頭がいい方じゃないんで、本読んでても眠たくなっちゃう…
しゃおりさん
- (笑)
ほっぺ
- あとはお金かけてます。同じ仕事…例えば自分がそれをサービスとしてやりたいところに対してのお金はちゃんと使って、実際自分に投資して自信をつけて。例えば…美味しいラーメンを作りたかったら他の店食べに行くじゃないですか。安くて美味しい店も行きたいし、高くて映えるとこでも行ってもいいし、どっちも刺激になるから…だからなるべく自分が気になったところは自分でお金を払って勉強するようにしています。
しゃおりさん
- それは確かに必要ですよね。ご自身のサービスをどのように考えていらっしゃいます?
ほっぺ
- これからの自身のサービス
しゃおりさん
- 言い表すのが難しいんですけど…しいて言うのであれば、私がしたいことって客観視をするお手伝いをしたいんです。
しゃおりさん
- ん???客観視?
ほっぺ
- 自分のことをこれだけ見てもらうことってないと思います。『こう見られたいな』って思うことありません?
しゃおりさん
- あります!仕事できそうにとか、親近感沸くようにとか、かっこよくとか。
ほっぺ
- ありますよね。そういう風に見てもらう機会ってすごい大事だしそれを何に活きるかっていうと、仕事にも活きると思うんですよ。こういう風にみせたい…例えば『知的にみせたい』だったら、それなりにできるし。実は『あなたはこういう風に見られてます。こういう方が似合いますよ』っていうのもお伝えできるいい機会だと思います。自分だけで解決できないこともあるし、客観視してもらうっていうことの重要性とそれをきっかけに変わる人とかも結構お客様にいらっしゃるので、ぜひ来ていただきたいなと思います。
しゃおりさん
- ありがとうございます。戦略まで聞かせていただきありがとうございます!
ほっぺ
- こちらこそ。ほっぺさんは××色のジャケットの方が似合うので、普段から着てみてくださいね!
しゃおりさん