特異点F2 AD.1943 『極東聖杯大戦冬木《桜色の天才剣士》』
メインシナリオには関係ありません。
- 急ですまないけど、今回のブリーフィングを始めようか
ロマン
- はい。私は大丈夫です
マシュ・キリエライト
- 俺も大丈夫だよマシュ。すぐに起きれるのが特技だからね
全員
- はい。それは以前から承知しています。ではドクター、始めてください
マシュ・キリエライト
- うん。今回緊急のブリーフィングを開いた理由は幾つかあるんだけど、その最たる物は---
ロマン
- 新たな特異点の出現だね。いや、これは特異点と呼べるのかな?
レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 毎度のことだけどなんで僕の台詞って大事な所で邪魔されるのかな!?
ロマン
- ロマンがそう言う星の下に生まれたからじゃない?
ぐだ男
- そんな!?
ロマン
- は、話が逸れたけど、確かにレオナルドの言う通りなんだ。これを特異点と断言するのはちょっと難しい。
ロマン
- どういうこと?
ぐだ男
- 聖杯が絡んでるのは間違いないよ。そう考えないと、ありえないことが起きている訳だしね。
ロマン
- マスターは第二次世界大戦に参加した日本がどのような結末を迎えたかは知っているかい?
レオナルド・ダ・ヴィンチ
- うん。文句の言いようがないくらいの完敗だったよね
全員
- その通りさ。だが、今回の特異点では日本が全世界を敵に回して尚圧勝する勢いだ。原因はやはり聖杯だろうね。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
- つまり、魔術王に聖杯を与えられた何者かが、日本の勝利を聖杯に願っているということでしょうか?
マシュ・キリエライト
- いいや違う。今回は魔術王とは無関係だよ。
ロマン
- え?
ぐだ男
- 今回レイシフトする場所は日本の、またしても冬木だ。
ロマン
- 1943年だから、第二次世界大戦の真っ最中だね。
ロマン
- 第二次世界大戦---世界最大の戦争ですね。
マシュ・キリエライト
- その通り。マシュの強さを疑う訳じゃないけど、核兵器なんかを使われるとマシュの宝具でも防ぐことはできない。ましてや日本は唯一の被爆国だから、核兵器が落とされる可能性は排除しきれない。
ロマン
- うん。だから今回は、どんなクラスのサーヴァントが相手でも対応できるように8人のサーヴァントを同伴させる。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
- それでは、僕から同伴してもらうサーヴァントを発表しよう。最も、全員立候補なんだけどね。
ロマン
- えー
ロマン
- セイバーにはアルトリア・ペンドラゴン
ロマン
- アーチャーにはエミヤ
ロマン
- ランサーはスカサハ
ロマン
- ライダーにはイスカンダル
ロマン
- キャスターには諸葛孔明
ロマン
- アサシンには佐々木小次郎
ロマン
- バーサーカーにはナイチンゲール
ロマン
- そして最後にルーラーのジャンヌ・ダルクだ。
ロマン
- そんなにですか!?
マシュ・キリエライト
- はい。やはり、聖杯と聞いては黙っていられません。
アルトリア・ペンドラゴン
- 私も、聖杯とは因縁があるのでね。それに、冬木なら多少は地形が分かるはずだ。
エミヤ〔アーチャー〕
- 私はあれだ。弟子が経験したと言う戦いに身を投じたくなってな。
スカサハ
- 戦争なのだろう? ならば制服王たる余が出撃しない訳にはいくまい。
イスカンダル
- ライダーが出ると言うのだ。臣下は常に王の側にいなければな。
諸葛孔明
- 拙者如きでは足を引っ張ってしまうかもしれぬが、祖国の異常とあっては参らぬ訳にもいかぬ。微力ながら、力になろう。
佐々木小次郎
- 戦争では多くの怪我人が出ます。私はそれを見過ごす訳にはいきません。
ナイチンゲール
- 私も微力ながら力になります。それに、アンリマユの出現するかもしれない戦いを放置する訳にもいきません。
ジャンヌ・ダルク
- 皆さん………
マシュ・キリエライト
- それでドクター。具体的には何をすれば良いの?
全員
- ---君達には第三次聖杯戦争に勝利したサーヴァントが保有する聖杯を回収、又は破壊して欲しい。
ロマン
- まぁいつも通りってことだよ。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
- あ、あのねぇレオナルド……
ロマン
- そんなロマ二はほっといてとっととレイシフトしようか。
レオナルド・ダ・ヴィンチ