最悪な一時
ただのUndertaleのSans戦妄想です
- .......
Sans
- .......
- ......
Sans
- ....はぁ......
Sans
- やっと死んだか....
今回はやけに長かったじゃねぇか.....
- ......また、負けちゃったなぁ......
人間
- !! こいつ、まだ生きて.....!
Sans
- .....ねぇ、Sans
人間
- なぜ君は頑張るんだい?
人間
- .....そんなの、この世界を守る為に....
Sans
- 決まってるとでも?
人間
- どう足掻いても守れない
って解っているのに?
人間
- 勝ち目なんて無い
って解っているのに?
人間
- ......
Sans
- 本当は解っているのだろう?
人間
- Sans.....君はこの世界が僕の手によって繰り返している事を知っている
人間
- 知ってしまっているからこそ、
君は何をやっても無駄だと解っている
人間
- 無駄だと解っているのに、
諦めないのは何故なんだろう?
人間
- 仇討ちの為?審判者としてか?
人間
- それとも、
僕には想像も出来ない理由なのかな...?
人間
- .......
Sans
- まぁ、何はともあれ、
まだまだ僕に遊ばせて.....
人間
- 初めて会った時からずっと
何も言わずに虐殺してたお前がやっと口を開いて話し始めたから、何を言うのかと黙って聞いてやってたが.....
Sans
- "なぜ頑張る?" "どう足掻いても守れない" "勝ち目なんて無い"?
Sans
- たしかに、お前のその時間軸を乱れさせるその"力"は強い。それも反則じみてる
Sans
- 普通だったらどうすることも出来ないだろうな。何度殺しても帰ってくるなんてバケモノでもそんな事しないさ
Sans
- だが、俺は違う
Sans
- 俺は幸いにもお前を殺す事が出来るんだ
Sans
- それも何度でも.....
Sans
- 何度でも何度でも、
お前を殺して殺して殺し尽くして
Sans
- 諦めさせる
Sans
- お前、言ったよな?
なぜ俺が諦めないんだろうって
Sans
- 諦めるのは俺じゃない
"お前"だからなんだよ、クソガキ
Sans
- .....でも僕のこの力があれば
人間
- あぁ、あの殺され続ける
為だけの力の事か?
Sans
- まだ解っていないようだからハッキリ教えてやるよ。ガキは勉強してさっさと賢くなりな
Sans
- 俺がお前を殺す事なんて簡単なんだよ
Sans
- お前はその"力"がなけりゃ
何も出来ない無能なんだ
Sans
- だから、お前のその"力"は
俺との丁度良い"ハンデ"なんだよ
Sans
- 出来の悪いクソガキでもこんだけ
丁寧に言ってやれば理解出来たろ?
Sans
- 理解出来たんならさっさと
死んであの世で懺悔しろ
Sans
- ザクッ
- カ....っハ.....ッ.....
人間
- .....死ぬ度に....君に近づいて行く.....
人間
- ....もう....すぐそこまで来ているんだ....
人間
- 知るかよさっさとくたばれ
Sans
- ......あぁぁぁ.......君の死顔は
どんな感じなのかなぁ......
人間
- .....無駄な人生だったって悟って
死んでゆくのかなぁ......
人間
- 残念だけど俺の死顔は拝めない
その代わりにお前の死顔は
何度でも拝めるがな
Sans
- ま、嬉しくもなんとも無いけどよ
Sans
- ......Sans....またね....
人間
- もう二度と顔を合わせない事を願ってる
Sans
- .....あはは.....そう言えば....君の兄弟のPapyrusの死顔は
人間
- .....!
Gaster Blaster
- ドガーン!
- さっさと、くたばれって、
言ってんだろ....!
Sans
- ......はぁ......
Sans
- やっと死にやがった
- これで、この最悪な一時も終わってくれる....
- きっと.....
- 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
- ......
Sans
- こいつは何回死んだのだろうか
- きっと、指が何本あっても
足りないくらい死んだのだろう
- もし、この読みが当たっているのなら
- 本当に、諦めないつもりなんだろうな
- それでも、何もしない訳にはいかない
- また、殺すんだ
- こいつの決意が尽きるまで
- さっさとやろうぜ
Sans