卓宴BASARA/02「君の作り方」
キャラクターのステータスについてざっくり兄貴ヶ原の3人で紹介するぞ。ほぼ身内用だが、これを見てくれた人がTRPGというジャンルに少しでも興味を持ってくれると嬉しいな。今回も見てくれてありがとう。まずは感謝を!
- 次の日の放課後…
- 元親、来たぞー?
徳川 家康
- 邪魔する。
石田 三成
- おう、しっかりおやつ持ってきたか?
長曾我部 元親
- 無論だ。やると約束したからには手を抜けん。
石田 三成
- まあそう固くならずともな、ゲームは楽しむものだぞ三成。
徳川 家康
- 真剣に聞いてくれんのは嬉しいがな!
んじゃ早速、昨日は「ソードワールド 」の世界と種族について教えたな。
長曾我部 元親
- 今日は「技能」とやらだったな。
石田 三成
- そうだ、一般的なゲームだと職業とかクラスに当たる「技能」なんだが、こいつはキャラクターの経験値を配分して習得してくもんで、
この技能をこれだけ持っていれば、こういうことができるぜ。って感じのもんなんだ。
長曾我部 元親
- 最初は魔法を使っていたが、接近戦も…と思ったらキャラクターの路線変更をしてもいい、ということか?
徳川 家康
- 簡単に言うとそう言うこった。
ただし一度取った技能を捨てることはできないから 魔法使いが接近戦を強化するときには、追加で経験値がいるがな。
まずはわかりやすい「戦士系技能」について教えるぜ。
長曾我部 元親
- 戦士系技能
「ファイター」→戦士として敵前に立ち、ありとあらゆる武器を振るう技能。1番オーソドックスで、筋力値に応じて全ての武器と防具を扱える。
「グラップラー」→刃牙。拳闘士とも言われる。武器を使わず、ステゴロで戦う。防具面での制限があり、戦用のものしか装備できないが、グラップラー技能特有の「戦闘特技」がハマるとなかなか気持ちいい。
「フェンサー」→軽戦士、まんまである。身軽さを生かして手数で勝負する技能。装備できる武器防具は素早さのために筋力値の半分のものに限られるが、攻撃する際クリティカルを出しやすく、時折嬉しい意味で事故が起きる。
なお戦士系技能で唯一、経験値テーブルが低いタイプなので、強化がしやすい。
「シューター」→射手。射出武器全般はシューター。基本的に筋力が関係する「ボウ」とダメージは固定値の「クロスボウ」の2種類。
「ガン」もあるが、これは弾丸ごとにダメージを決めるためシューター技能でのダメージは算出しない。
…簡単に言えば 弓を使うのがシューター、と覚えておけばいいのだ。
- 途中から貴様の感想が混じってないか。
石田 三成
- そうかもしれねえなぁ?
長曾我部 元親
- …昨日見た限りだと、確かこの技能のレベルと、能力値を計算してダメージや命中の成否を出すのだったな?
徳川 家康
- 命中と回避は戦士系技能のレベルと、器用度や俊敏度っつー能力値の掛け合わせだな。
戦士系なら回避も命中も振れるんだが「シューター」だけは回避が振れないから、別ので補う必要があるだろうぜ。
長曾我部 元親
- 次は「魔法使い系技能」
正直俺はこっちは説明されてもからっきしでな…一応説明するが多くは期待しないでくれ。
長曾我部 元親
- 潔いなぁ…。
徳川 家康
- もう少し教える努力をしろ。
石田 三成
- 揃いも揃ってひでぇ!
長曾我部 元親
- 魔法使い系技能
「ソーサラー」→魔術師とも言われる。攻撃魔法に特化した技能。魔法を使うために装備品がいる、金属鎧をつけるとペナルティを受ける等制限がある。
「コンジャラー」→操霊術師とも言われる。仲間の援護補佐などに向いていて、成長するとゴーレムや人形を操れるようになる。こちらも金属鎧はペナルティ、特定の装備品をつけていないと発動できない。
「プリースト」→神官。神話や神についての知識を持ち、回復防御魔法を得意とする。防具に制限はないが、魔法使い技能に漏れず装備品つけないと使えない。
「フェアリーテイマー」→妖精使い。妖精を呼び出し力を借りる魔法。妖精には6つの属性があり、妖精と契約した宝石を身につけている必要があり、金属鎧にペナルティ。
「マギテック」→魔導機師。魔導機と言う特殊な機械の専門家。銃の弾丸に魔力を込めたり、爆弾を作ったり。上記4種とは毛色の違う魔法が使える。鎧に制限はないが指定装備品を身につけていないと使えない。
- 神官と魔導機師は鎧に制限がないので、前衛と兼業できると言うことか。
石田 三成
- 戦う神官。というのはたまに創作物なので見たりするな。
徳川 家康
- メイス振り回す謙虚なドワーフ、なんてぇのは想像しやすいな?こんな世界だ、守ってるだけじゃいつかは崩れるのが関の山ってこと。
これらの他にも、冒険に役立つ技能はわんさとある、基本ルールブックに載ってるのだけ説明するぜ。
長曾我部 元親
- その他技能
「スカウト」→斥候。偵察や尾行追跡、ピッキングや罠の解除などを行う技能。戦闘時は先手を取れるかどうかの先制判定にも影響してくる。
金属鎧を装備していたり、専用の道具を持っていないとペナルティを受ける。
「レンジャー」→野伏。方角や天気察知したり、登攀、跳躍にかう技能。ポーションや薬草を使用する場合、より多く回復できる可能性がある。こちらも金属鎧でのペナルティがある。
「セージ」→学者。この技能レベルに必要な数、新たな言語を覚え、会話か読み書きができるようになる。魔物と相対したときなどにその知識を持っているか、魔物を判定する判定に影響する。
- これらは直接戦闘には関係ないが、あると便利…つーか、ぶっちゃけパーティに1人はいないと始まらねえもんだな。
長曾我部 元親
- 最初のターンなどでモンスターの詳細がわかれば対策を立てやすい…といったところか?
徳川 家康
- プレイヤーにできる種族のように、弱点になる属性があるなら先に知っておけば、と言うこともあるのだろうな。
石田 三成
- 金属鎧だの専用アイテムだの、名称を詳しくあげてねえ奴はルールブックに載ってるから、作るときに見てくれよな。
んーとあとは… 判定とかはまた次、遊びながら覚えればいいだろ。
長曾我部 元親
- そうだな…よし三成、早速プレイヤーキャラクターとやらを作ってみるか。
徳川 家康
- …ステータスの振り直しは何度まで許可される?
石田 三成
- んー?納得がいくまでと言いたいがそれじゃキリ無いからなあ…個所問わず3回までにさせてもらうぜ。
長曾我部 元親
- 了解した。
石田 三成
- …ん?おっとちょっと待った!
サンプルがあった方がわかりやすいだろ?説明もしてやるから、見ながら作りな。
長曾我部 元親
- *キャラクター名
*テンプレ
・HP・24/24
・MP・11/11
*メモ*
・詳細・
【種族】人間【性別】*
【年齢】*【生まれ】傭兵
《基礎能力値》
【技】7 【A】11 【B】6
【体】10 【C】7 【D】8
【心】4 【E】4 【F】7
《能力値》
【器用度】18 〔器用度ボーナス:3 〕
【敏捷度】13 〔敏捷度ボーナス:2 〕
【筋 力】17 〔筋 力ボーナス:2 〕
【生命力】18 〔生命力ボーナス:3 〕
【知 力】8 〔知 力ボーナス:1 〕
【精神力】11 〔精神力ボーナス:1 〕
【生命抵抗力】 5
【精神抵抗力】 3
【冒険者レベル】 2
【経験点】 0
・技能レベル・
*ファイター/2
*スカウト/1
*レンジャー/1
- キャラクターシート前半を文に起こすとだいたいこうなる。
長曾我部 元親
- 長い。
石田 三成
- まあそう言うな。制作するときに決まる順に説明するぜ。 まずはここ。
長曾我部 元親
- 【種族】人間【性別】*
【年齢】*【生まれ】傭兵
- 「種族」は昨日教えた7種属。
「年齢」や「性別」は関係ないが、だいたいの種族が成人してからか、する数年前に冒険者を名乗り始めることが多いらしい。
生まれってのは、さっき教えた「技能」を1つ初期制作の時点で持ってることにできる項目で、こいつは「傭兵」 ファイターの技能を初期技能として持ってることになるぜ
長曾我部 元親
- 《基礎能力値》
【技】7 【A】11 【B】6
【体】10 【C】7 【D】8
【心】4 【E】4 【F】7
- 次に「基礎能力値」
こいつは、技体心って値と、A〜Fの値がある。技体心はその種族の生まれによって決まってる。つまり人間の戦士の技体心は7/10/4で決まり、増えることはねぇのよ。
長曾我部 元親
- A〜Fは種族によって決まってる。
人間なら全部2d6だな、良くも悪くも平々凡々。特出することはないがどんな振りしてもどうにかなるのが人間って種族だぜ。
長曾我部 元親
- 敏捷と知力が1d6 筋力と精神力は2d6 6。
ドワーフなんかは特にわかりやすいな。
徳川 家康
- 鈍足だが筋肉質、騎士神の加護を受け守備に長けている。と
石田 三成
- そういうこった。テンプレートの人間はAの器用度とDの生命力がちょいと高めで あとはまあー平均って感じだな。
長曾我部 元親
- 《能力値》
【器用度】18 〔器用度ボーナス:3 〕
【敏捷度】13 〔敏捷度ボーナス:2 〕
【筋 力】17 〔筋 力ボーナス:2 〕
【生命力】18 〔生命力ボーナス:3 〕
【知 力】8 〔知 力ボーナス:1 〕
【精神力】11 〔精神力ボーナス:1 〕
- 次にその基礎能力値を足していくと、個別の「能力値」っての出るわけだ。
長曾我部 元親
- ボーナスというのはなんだ。
石田 三成
- 能力値を6で割って、端数切り捨てがボーナスになる。このボーナスはよく判定で使う値だから、覚えておくといいぜ。
長曾我部 元親
- 分かった。
石田 三成
- 【生命抵抗力】 5
【精神抵抗力】 3
【冒険者レベル】 2
【経験点】 0
・技能レベル・
*ファイター/2
*スカウト/1
*レンジャー/1
- 次がこれな。
「生命抵抗」はそのキャラクターが死にかけな時に使う!判定に失敗すると死ぬ。
長曾我部 元親
- この世界での死は一応生き返られるものではあるが、何かしらペナルティはあるようだな…
徳川 家康
- まあ基本使わねえから、そこまで気にする数値じゃねえ。計算はキャラクターのレベルと生命力ボーナス足した数値な。
長曾我部 元親
- 「精神抵抗」は魔法なんかの効果を軽減、または無効化できる大事な数値だ。
こっちは「能力値」の精神力ボーナスと、魔法使い系技能のレベルを足した数値から出せるぜ。
長曾我部 元親
- 例は魔法使い系技能を持ってないから、精神力ボーナスだけ、という訳か。
石田 三成
- そういうことだな、魔法職は魔法知識がある分抵抗もしやすいんだろうさ。
えっと…次は…
長曾我部 元親
- 「経験点」と「冒険者レベル」だが…
…元親大丈夫か? 顔が赤いぞ。
徳川 家康
- 普段使わん頭を使ったからか?
石田 三成
- いうに事欠いてそれかよ…でもちょいとクラクラするな。 サッと説明しちまうから。
長曾我部 元親
- まず生まれを決める時、初期経験点が入る。そこから別の技能を選んでとっていく。こいつの場合は2000点を、
ファイターのレベルアップに1000点、
スカウトとレンジャーをレベル1で習得で500づつ使って残りが0になってる計算だ。
長曾我部 元親
- うむ、なんとなくイメージはついたぞ。
後の項目は各自ルールブックを見て予習しておこう。
徳川 家康
- そうするか。貴様は寄る場所があるのだろう、長曾我部は私が送っていく。
石田 三成
- いや俺まだぶっ倒れてねえけど?
長曾我部 元親
- 悪いな、頼めるか?
徳川 家康
- ん。(頷く
石田 三成
- ……まあいっか。んじゃ今日はここまでだ。また明日な。
長曾我部 元親
- ああ、また明日!
徳川 家康
- 帰るぞ長曾我部。
石田 三成