ひとり劇場

キュウコンチーフのポケモン講座♯2

ブイズ後編

キュウコン
前回はブイズ全体の特徴を解説しました。
今回はそれを踏まえてそれぞれの能力を見ていきましょう。
キュウコン
まずは現環境でもかなり使われている
ニンフィアからです。
キュウコン
ニンフィア
タイプ:フェアリー
95-65-65-110-130-60
特性:メロメロボディ
隠れ特性:フェアリースキン
マホイップ
"トリカブト"にもニンフィアの
アメントゥムがいるのですよね。
キュウコン
マホイップと役割が被るので
滅多に出てきませんけどね。
キュウコン
さて、見ていただければわかる通り
フェアリータイプの特殊偏重型の
ステータスを持っています。
一方鈍足で物理面は貧弱ですが、
HPが高めなおかげで物理耐久は
平均程度はあります。
キュウコン
ここは低HP低防御を防御バフである
『とける』で補っているマホイップとの相違点ですね。
キュウコン
総括してステータス面では
充分な耐久を持った鈍足特殊アタッカーという見方ができます。
キュウコン
では技範囲はどうかというと
ここで重要なのが隠れ特性です。
マホイップ
『フェアリースキン』。
ノーマルタイプのわざを
フェアリータイプのわざとして
使えるようになる特性なのです。
キュウコン
この『フェアリースキン』こそが
ニンフィアの最大の武器です。
彼女は『ハイパーボイス』という
威力90、身代わり貫通の特殊技を
タイプ一致のフェアリータイプに
変換して放つことができるのです。
マホイップ
マホイップの一番強い攻撃が
威力80の『マジカルシャイン』だから
それよりも高い上に身代わりが
効かないのですか!
キュウコン
同威力、同効果のわざには
ラプラスの専用技『うたかたのアリア』がありますが、あちらは『ちょすい』や『よびみず』、『かんそうはだ』で
無効にされるということを考えると、
無効にされることがないこちらの方が
優れていると言えます。
どちらも『ぼうおん』の特性によって
無効化される弱点はありますが。
キュウコン
同様に『でんこうせっか』も
無効化されない先制技として使うことができます。
とはいえこちらは
タイプではなく先制技そのものへの
妨害能力は無視できません。
マホイップ
『サイコフィールド』やアマージョの『じょおうのいげん』なのです。
キュウコン
また、サブウェポンとして
『シャドーボール』『アシストパワー』『サイコショック』
『マジカルフレイム』などを使えます。
キュウコン
『アシストパワー』『サイコショック』『マジカルフレイム』は、
弱点であるどく、はがねタイプ対策に、
そして『シャドーボール』を覚えた場合
ガラル地方のすべてのポケモンに対して半減されることなくダメージを
与えられるようになります。
マホイップ
フェアリータイプとゴーストタイプの
わざを両方とも半減、無効にできる
ポケモンは、他の地方をあわせても
カエンジシしかいないのです。
キュウコン
もちろん『あくび』や、『めいそう』
などの相性のいいバフも覚えます。
キュウコン
総評。ニンフィアは様々な場面で
安定した活躍をすることができる、
汎用的な特殊アタッカーと言える
でしょう。
キュウコン
持ち物としては、他のアタッカーと
被りにくい『せいれいプレート』や
『ハイパーボイス』の搭載前提で
『のどスプレー』もメジャーですね。
キュウコン
続いては同じく環境で散見される
ブラッキーです。
キュウコン
ブラッキー
タイプ:あく
95-65-110-60-130-65
特性:シンクロ
隠れ特性:せいしんりょく
キュウコン
見ての通り、種族値配分の高いところは耐久面に集中しており、一方の攻撃面は低いという典型的な耐久ポケモンです。
キュウコン
ブイズの十八番『あくび』に加えて
回復技である『ねがいごと』や
『つきのひかり』、耐久を向上させる『のろい』、
自身ではなく相手のこうげきを参照してダメージを決定する一致技『イカサマ』など、耐久型には嬉しい技を
複数覚えます。
キュウコン
特に解説することもない程度にはなにをしたいか、なにができるかが噛み合った汎用耐久ポケモンです。
マホイップ
何も解説しないというのは
あんまりではないのですか?
キュウコン
そう言われましても……
強いて言うなら『のろい』を
搭載するなら威力も同時に上がる
『しっぺがえし』を攻撃技として
採用するくらいですね。
『どくどく』はガラル地方には
わざマシンがありませんし、そもそも『あくび』との相性が悪くてあまり採用されません。
マホイップ
んー、まぁ単純ということはそれだけ
使いやすくはあるということです。
キュウコン
回復しながら殴っていれば
いいだけですからね。
キュウコン
持ち物も耐久型の定番と言える
『ゴツゴツメット』や『たべのこし』
回復系のきのみが主です。
キュウコン
次はグレイシアですね。
キュウコン
グレイシア
タイプ:こおり
65-60-110-130-95-65
特性:ゆきがくれ
隠れ特性:アイスボディ
キュウコン
伝説のポケモンやメガシンカを含めてもこおりタイプ3位の特攻を持つ
重火力アタッカー。
マホイップ
グレイシアもうちにいるのです。
キュウコン
同じ特殊アタッカーである
ニンフィアとの違いは見ての通り
低HPであること。
つまりダイマックスと相性が
いいことですね。
マホイップ
キュウコン、それだとよくわからない人が出るのです。
ダイマックスはHPを最大2倍にするから
HPが高くぼうぎょやとくぼうが低いより
ぼうぎょやとくぼうが高くHPが低い方が
結果的に耐久が多く上がるのです。
キュウコン
メインウェポンは性能安定の
『れいとうビーム』、
『ダイアイス』であられを降らせれば
必中の『ふぶき』。
サブウェポンも技のタイプ範囲こそ
狭いものの、
先制技の『こおりのつぶて』にみずタイプへ効果抜群の『フリーズドライ』、
すばやさを下げる『こごえるかぜ』、
特殊ダメージを2倍にして返す
『ミラーコート』とタイプ不一致だけど高い特攻と一貫性で有効に使える
『シャドーボール』と粒ぞろいです。
マホイップ
もちろん『あくび』もあるのです。
キュウコン
ただ、ダイマックス状態になると
技の追加効果はダイマックス技に上書きされるので、多彩な効果を持つ技が
すべて『ダイアイス』になるという弱点もあります。

また特性はあまり良いとは言えず、
どちらも天候依存な上に『ゆきがくれ』は必中になるダイマックスと相性が悪いです。
マホイップ
でも、それを差し引いても強くはあるのですね。
キュウコン
持ち物案は『あくび』を切って豊富な
サブウェポンを搭載し、
耐久を『とつげきチョッキ』と
『アイスボディ』で補うものや、
多弱点を利用して『じゃくてんほけん』を狙うなどがあります。
『きあいのタスキ』『ミラーコート』の
コンボもありえますね。
マホイップ
シャワーズ
タイプ:みず
130-65-60-110-95-65
特性:ちょすい
隠れ特性:うるおいボディ
キュウコン
続いてはシャワーズです。
耐久型が続きますね。
マホイップ
見た感じは低い防御を高いHPで
カバーして耐久を高い水準で
支えている感じなのですね。
キュウコン
それに加えてシャワーズは優秀な積み技『とける』を覚えます。
マホイップ
ぼうぎょを2段階アップなのです!
キュウコン
『ねっとう』で相手をやけどにしつつ、
『とける』を積んで防御を上げる。
そのまま居座ってもいいし
『バトンタッチ』してもいい。
高性能な受けポケモンですね。
マホイップ
みず単一タイプの弱点の少なさも
有利に働いているのです。
キュウコン
ただし有用な削り手段だった
『どくどく』を失ったのは
大きいですね。
マホイップ
ミロカロスとステータスやわざが
似ているからライバルと言えるのです!
キュウコン
向こうは『じこさいせい』と言う
高速回復手段を、こちらは『あくび』を覚えるという点を意識していきたい
ところですね。
キュウコン
特性はウオノラゴンなどを相手することができる『ちょすい』と、
雨で状態異常が治る『うるおいボディ』
マホイップ
ただしウオノラゴン相手にはこちらからも有効打がないことは注意なのです。
キュウコン
精々『ねっとう』連打してやけどにして粘るくらいですね。
キュウコン
持ち物はほとんどが『たべのこし』、
たまに『ラムのみ』や、『ねむる』用に
『カゴのみ』を持っていることも
あります。
キュウコン
エーフィ
タイプ:エスパー
65-65-60-130-95-110
特性:シンクロ
隠れ特性:マジックミラー
キュウコン
エーフィは鈍足アタッカーな
グレイシアに対して、典型的な
速攻特殊アタッカーといった
ステータスをしています。
マホイップ
だいたいのポケモンに先手を
取れるすばやさはあるけど、
エスパータイプの耐性も相まって
耐久面はかなり脆いのです。
キュウコン
しかしエーフィが特に活躍していると
言われる構築は特殊アタッカーでは
ありません。
相手の変化技を跳ね返す隠れ特性
『マジックミラー』で『ちょうはつ』を
無効化して高い速度で『ひかりのかべ』
『リフレクター』を発動する壁要員
としての役割が、エーフィの主流と
言えるでしょう。
マホイップ
もちろん『あくび』で起点を作りつつ『めいそう』を積んで『ねがいごと』で回復し、タイプ一致の特殊技を
叩き込んでもいいのです。
キュウコン
積んだ『めいそう』を
『バトンタッチ』で渡すというのも
ありですね。
キュウコン
持ち物候補は行動保証で確実に壁を張る
『きあいのタスキ』や、壁ターン延長の
『ひかりのねんど』、
アタッカーなら『こだわりメガネ』や
『こだわりスカーフ』も候補に入ります。
マホイップ
タイプ一致こだわり中に受け出てくる
あくタイプには気をつけるのです。
キュウコン
リーフィア
タイプ:くさ
65-110-130-60-65-95
特性:リーフィア
隠れ特性:ようりょくそ
キュウコン
さて、ここからはブイズの中でも
いわゆる"不遇"とされるポケモンに
触れていきます。
キュウコン
まずはじめにリーフィア。
ブイズでは珍しく物理型のステータスに
特化したポケモンです。
マホイップ
見た感じだと物理版エーフィって感じで
なかなか良さそうに見えるのですが……
キュウコン
えぇ、私もそう思います。
実際ステータス自体は悪くありません。
キュウコン
メインウェポンに性能安定高急所率の
『リーフブレード』を持っていて、
『つるぎのまい』のような積み技に
『ねがいごと』や『こうごうせい』
などの回復技。
『あくび』『やどりぎのタネ』といった
搦手の補助技もあり、物理型としては
高性能に纏ってはいるんです。
マホイップ
じゃあなんで不遇なのです?
キュウコン
端的に言ってしまえばブイズ共通の弱点
『サブウェポンの不足』がひとつです。
キュウコン
命中不安定の『アイアンテール』と、
ダイマックスで評価が見直された
『あなをほる』、
あとは『シザークロス』くらいしか
ありません。
キュウコン
そしてこれらの技でつける弱点、
そのほとんどがタイプとして特殊型の
傾向があるものなんです。
マホイップ
『いわ』『こおり』『フェアリー』
『でんき』『ほのお』『はがね』
『あく』『エスパー』『くさ』……
確かに『いわ』と『はがね』以外は
特殊のイメージが強いのです……
キュウコン
だからブイズ統一にしろ、

「それリーフィアより相手できる
ブイズいるよね?」

となりがちです。
キュウコン
さらに環境のあおりも受けています。
フェアリータイプ増加によって対抗策の
はがねタイプも増加、それにともない
はがねタイプ対策にほのおタイプの
サブウェポンを持つポケモンが
増えました。
キュウコン
さらに、攻撃しながら素早さを強化する
『ダイジェット』の需要と共に
ひこうタイプのサブウェポンも
増加しています。
キュウコン
そして今は沈静化していますが、
これから先ガブリアスや
ランドロスが帰ってきたら、
こおりタイプのサブウェポンも
増えるでしょう。
マホイップ
くさタイプを地獄にでも
落としたいのですか?
アマージョが泣いているのです。
キュウコン
そしてくさタイプのお仕事である
みずじめん複合の相手も、
グレイシアの『フリーズドライ』で
事足りてしまうことが多く……
キュウコン
それと、特性がどちらも晴れ前提なのも
リーフィアとはあまり噛み合っていない
ということが……
キュウコン
……一応ブイズでは唯一のじめん耐性を
持っているので、ドリュウズ相手に
粘り勝ったりもできるんですよ?
キュウコン
ブイズ統一でなければ、
『ようりょくそ』『ソーラーブレード』
で高威力物理アタッカーとしての
道も開かれますし。
物理型相手に『こうごうせい』で
回復しつつ『つるぎのまい』を積んで……
マホイップ
特殊型相手には?
キュウコン
素直に引きましょう。これ絶対。
キュウコン