クリスとエルフナイン2
- まあ上がれよ、なんもねえけど
雪音クリス
- え、えっと……おじゃま、します……
エルフナイン
- 荷物まとめてたら暗くなっちまったな……飯、食うだろ?
雪音クリス
- す、すみません、私物は全部S.O.N.G.に置いてたもので……
エルフナイン
- 謝んなっての。しっかし……エナドリに携帯食に……そんなもんばっかりなのか?
雪音クリス
- えっと、時間にゆとりがある時は司令たちと食堂で食べる時もありますが、普段はデスクで食べてます
エルフナイン
- おいおい……あんま無茶すんじゃねえぞ? この前だってぶっ倒れてメディカルルームの世話になってたろうが
雪音クリス
- う、うぅ……でも研究が……
エルフナイン
- 研究は始業時間内に済ませろっての。S.O.N.G.は別にブラック企業とかじゃねえんだからな。あとでおっさんに言っとくぞ
雪音クリス
- あう……す、すみません……
エルフナイン
- ったく、それよりだ、何食いたい?
雪音クリス
- え? あ、ええっと……な、なんでも……
エルフナイン
- ざっくりしてんな……んー……
雪音クリス
- ……(そわそわ)
エルフナイン
- とりあえず荷物置いたら、ソファで寛いでろ。あたしの部屋使っていいからよ
雪音クリス
- あ、は、はいっ
エルフナイン
- なーに作るっかなっと……
雪音クリス
- (クリスさんのお家……片付います。ボクの個室とは大違いです……)
エルフナイン
- ハンバーグにすっか、嫌いじゃねえだろ
雪音クリス
- ……(いつの間にか隣で見ていて)
エルフナイン
- ……ん?(ひき肉をこねていて)
雪音クリス
- クリスさん、お料理出来たんですね?
エルフナイン
- なっ――、料理下手だと思ってたのか!?
雪音クリス
- えぇっ、あ、いえ、その……なんと言いますか、作るイメージがなかったもので……
エルフナイン
- ……はぁ、あたしはバカと違って人並みには作れるっての。一人暮らし長いからな
雪音クリス
- そうだったんですね……♪(隣で調理模様を見ていて)
エルフナイン
- ……ん?(刻んだ玉ねぎを混ぜて)
雪音クリス
- 見ていて、いいですか?
エルフナイン
- 別に構わねえぞ? 面白いもんでもねえけどな?
雪音クリス
- いえ、ボクにとってはとても興味深いです♪
エルフナイン
- ……?(変なやつだな……)
雪音クリス
- ……♪(とても楽しそうに調理風景を眺めていて)
エルフナイン