「監禁」-嘘から始まった恋-
- 薄暗い部屋の中で私は目が覚めた。…自分の部屋では無い。と直ぐに分かった。
天の声兼進行役
- 手には手錠。足は結ばれている。誘拐か…とも考えたが違う。記憶に無い。
天の声兼進行役
- だが……もしかすると…という予想はある。
天の声兼進行役
- それは……『監禁だ。』だって私はベッドで寝たんだ。なのに此処にいる。親が私を売ったか…それとも無理矢理か。
天の声兼進行役
- ………こんな事考える前に早くだ出する方法を考えないと……でも…手も足も結ばれている。どうする……?
天の声兼進行役
- 周りに何かないか見渡すと先程まで居なかった一人の男が立っていた。
天の声兼進行役
- 私は…その男を睨みつけた
天の声兼進行役
- 男は不気味に笑い初めた。困惑する私に対し男は困惑している私を馬鹿にしていた。
天の声兼進行役
- ・・・なんで笑ってるの
弥生
- 私は問いかけたが男は返事をせず笑ってる
天の声兼進行役
- ねぇ・・なんで笑ってるの?
弥生
- 問いかけても男は無視して笑うだけ。何回か問いかけてみたが無視し続ける男に私はカッとなった
天の声兼進行役
- ねぇ・・!聞いてるの!?
弥生
- 強めに言うと男は黙り込んで近づいてきた。
天の声兼進行役
- ・・な、なに
弥生
- 男は言った。「お前は捨てられた。今日から此処で暮らすんだ」と
天の声兼進行役
- う・・そ
弥生
- 私は、驚きのあまり固まってしまった
天の声兼進行役
- なん・・で
弥生
- 「それは、知らない。自分の心に聞いてみろ」男はそう言うとバットで殴ってきた。私は、避けきれず、頭に当たり、気絶した。
天の声兼進行役