鳥のうた「1」三つ子の朝
お話しの続きです。
- (ピピピピピ!!目覚まし時計がなる)
ゆきひとくん
- 「…うるさっ」
ゆきひとくん
- 思わず目覚まし時計を止める。周りを見る。しかし三人もいるのに誰も起きてこない…
ゆきひとくん
- 「…チッ、起きるか……」
ゆきひとくん
- すやー(寝息)
ゆきひなちゃん
- 「ん~まだ、あと10分…」
ゆきひこくん
- (いや、起きろ!!遅刻するだろ!!?)
ゆきひとくん
- と思いつつ、起こすのもなんだかだるくて…
ゆきひとくん
- 水に濡らしてきたハンドタオルをそっと、二人の顔の上にヒタッとのせる。
ゆきひとくん
- 「ん」(…よし、とりあえず、顔洗って、髪とかさなきゃ!)
ゆきひとくん
- 「ヒャッ!?冷たい!?」
ゆきひなちゃん
- 「んー、なんか…あ、おはよう…」
ゆきひこくん
- 「おはよう♪ゆきひこ!」
ゆきひなちゃん
- 「ゆきひとは?洗面所か?」
ゆきひこくん
- んー(背伸び)「よぉし☆頑張るぞ!」!
ゆきひなちゃん
- ゆきひなも洗面所へ向かう(語り手)
ゆきひなちゃん
- (俺も行くか…)(語り手)
ゆきひこくん
- 「…おっそいなお前ら」ボソッと呟くと…「おはよう」と返す。
ゆきひとくん
- 前髪をあげ、お気に入りの輝くオレンジ色の太陽のアクセサリーを
つける。
ゆきひとくん
- よし!これで、バッチリ!
ゆきひとくん
- 髪をとかして、髪にお気に入りの輝く黄色い月のアクセサリーをつけて。
ゆきひなちゃん
- 前髪をあげ、お気に入りの黒星のアクセサリーをつける。
ゆきひこくん
- (母さんが作ってくれた朝食をささっと済ませた三つ子はランドセルを片手に玄関へ行く)
ゆきひとくん
- いってきまぁーす!!
ゆきひなちゃん
- いってきまーす!
ゆきひこくん
- いってきます!
ゆきひとくん
- 仲良く学校に向かう三つ子達
中の人(ましろ)
- ねぇ、競争しない?
ゆきひなちゃん
- 八尋幸雛、小学五年生、女の子、運動神経に恵まれている。(語り手)
ゆきひなちゃん
- ねぇ、ねぇ、走って行こうよ!
ゆきひなちゃん
- 八尋幸彦、小学五年生、男の子、運動神経はいいほうである。
ゆきひこくん
- よっしゃ!競争だぜ!
ゆきひこくん
- …僕、走るの嫌なんだけど…
ゆきひとくん
- 八尋幸人、小学五年生、男の子、運動苦手、走るの嫌い。
ゆきひとくん
- (三つ子のもとに生まれたのに、どうして僕はこんなに走るのが嫌いなんだろう…)(ため息をつく)
ゆきひとくん
- じゃ、いっくよー♪
(ゆきひとおいて走っていく)
ゆきひなちゃん
- 待ってー!ずるいぞ!(同じく)
ゆきひこくん
- ……はぁ…
ゆきひとくん
- とぼとぼと歩いていくと…(語り手)
ゆきひとくん
- …おはよう、ゆきひとくん
千世ちゃん
- …えっと、君は?(初対面だった)
ゆきひとくん
- 私、笹神千世っていうの、よろしくね…ゆきひとくん
千世ちゃん
- ……なんで僕名前知ってるの?……どこかで会ったっけ?
ゆきひとくん
- ううん、会ったのは初めてかな?
千世ちゃん
- よろしくね♪これからも…
(不思議なミステリアスな表情をしていた。)(かるく微笑んだ)
千世ちゃん
- 君、1人なの?
千世ちゃん
- …え、まぁ、うん…
ゆきひとくん
- じゃ、私と一緒に学校行こうよ!
千世ちゃん
- こうして、学校へそれぞれ向かう三つ子達と謎の少女。
中の人(ましろ)