ひとり劇場

鳥のうた「始まり」悲願の花

笹神千世ちゃんと八尋ゆきひとくんの魂のお話し。

千世ちゃん
(笹神千世は彼岸花が咲き広がる場所、大きな岩がありました。そこに笹神千世の魂はおりました。)
千世ちゃん
(笹神千世はもうずいぶんとここにおりました。)
千世ちゃん
私はずっとここにいる…(少し悲しいのか涙を流しているようだ…)
千世ちゃん
(ずっとそこにいた笹神千世の魂の前に1人の少年が現れた。)
ゆきひとくん
(少年は赤く赤く燃える色をしていた。少年は何も言わずに刀で彼岸花を切っていった。)
ゆきひとくん
(そして全ての彼岸花を切って、その刀は刃先から火を放ち、全ての彼岸花を燃やしていった。)
ゆきひとくん
「悲しいだけの花なんて…僕が燃やしてあげよう」
千世ちゃん
私は…どうすればいいのだろう…でも、これで私は願い待つだけの花の子ではなくなった…
千世ちゃん
そうだ、ここから出て行こう…生きよう…あの人を信じてみよう…
ゆきひとくん
(赤い赤い少年はどこかへ行ってしまった。)
千世ちゃん
(赤い赤い少年の落とした羽根を頼りに、この、大きな祭られた岩から少女は離れていった。)
千世ちゃん
笹神千世は現世で今、決意の赤い髪飾りをつけて心に決めたことがあった。(語り手)
千世ちゃん
私はあの少年へ恩返しをしたい。あの少年のことがとても心から気にいったのだ。だから…彼に恩返しをしたいのだ。(語り手)

 

投稿日時:2019-08-15 10:44
投稿者:ましろ
閲覧数:10

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