もう、弟じゃいられない 1話
- 少し長いかもしれないけど…
にゃー
- 読んでくれたら嬉しいな!
にゃー
- お願いします!m(*_ _)m
にゃー
- 1話
にゃー
- 俊?早く学校行かなきゃ遅刻するよー
美優
- ん、もう支度おわった
俊
- まったくもう
美優
- 目覚ましかけ忘れるなんて
美優
- 悪かったって…
俊
- もう高校生でしよ?しっかりしてね
美優
- お父さん達の出張もまだかえってこないし…
美優
- いつまでもお姉ちゃんに頼りきりじゃだめなんだからね?
美優
- わかってる
俊
- あ、でも
美優
- ちょっとは頼ってくれないと寂しい…
美優
- …どっちだよ
俊
- だって俊は可愛い弟だもん!
美優
- 弟…ね
美優
- 分かってるよちゃんと
俊
- 美優が俺をただの弟としてしか見てないことくらい
俊
- 俺が美優を女として好きだとか…
俊
- 俺はずっと前から美優のこと異性としか見てないし
俊
- ん?
俊
- 美優、スマホなってる
俊
- あ…
美優
- 悠斗くんだ!
美優
- チッ…彼氏かよ
美優
- この前浮気されて散々泣いてたくせに…
美優
- …また喧嘩とかしてねえ?
俊
- もう大丈夫
美優
- もう浮気しないって言ってくれたし
美優
- 私は悠斗くんのこと信じてるから
美優
- そっか
俊
- んなの、また裏切られるだけだろ…
俊
- さっさと別れちまえばいいのに
俊
- そしたら俺が…
俊
- なんて、無理なのは分かってるけど
俊
- あ、それでね、今日…
美優
- ごめん、時間ないからもう行くわ
俊
- 帰ってきてから聞くから
俊
- あ…う、うん
美優
- いってらっしゃい!
美優
- いってきます
俊
俊
俊
- ただいま
俊
- おかえり!
美優
- よお瞬おかえり
悠斗
- え…悠斗さん?
俊
- 何そのでかい鞄
俊
- なにって
悠斗
- 家から持ってきた俺の荷物だけど?
悠斗
- また泊まりでもすんのかな…
俊
- それにしては荷物多すぎ
俊
- 俊、実はね
美優
- 今日から悠斗くんと同棲するの!
美優
- は?
俊
- だから、これから
美優
- 悠斗くんに、この家に住んでもらうんだよ
美優
- 同、棲…って
俊
- 結婚する予定の男女がすることじゃ…
俊
- なんの、冗談?
俊
- 冗談じゃないよ!
美優
- 私達、付き合ってもう3年でしょ?
美優
- 婚約もしたし
美優
- そろそろ同棲しようってはなしになったんだけど
美優
- 俊を1人にするのは不安だから…
美優
- 俺がこっちの家に住む事になったわけ
悠斗
- 俺もここからのが会社に近いしな
悠斗
- そう言うことなの!
美優
- そう言うことなのって…
俊
- さすがにいきなりすぎだろ…
俊
- そんな話しまったくきいてねえんだけど
俊
- 婚約したとか、俺なんも知らねえし
俊
- しかもこの家で同棲とか、何勝手に…
俊
- ごめんね、ずっと話そうと思ってたんだけど…
美優
- 今朝言いかけてたのこのことかよ
俊
- こんな重要な話…
俊
- 親父達はこのこと知ってんの?
俊
- うん、OKもらったよ
美優
- マジかよ…
俊
- なんで軽々OKなんかしてんだよ…っ
俊
- 悠斗さんがどんな人かもろくに知らねえくせに…
俊
- だから、俊にもOKしてもらいたいんだけど…
美優
- だめ、かなぁ…
美優
- っ…
俊
- そんな目で見んなよ…
俊
- なんだ?俊
悠斗
- え…?
俊
- 俺が住むことになったらなんか不都合でもあんの?
悠斗
- 続く
にゃー