春夏秋冬 月代編 登校
- 20XX年 9月1日
A
- (今日からAと同じ高校に通うのかぁ…楽しみ♪♪)
久保史緒里
- ピンポーン
久保史緒里
- はーい!
久保史緒里
- あら!史緒里ちゃん!いらっしゃい!
A母
- おばさん!おはようございます!
久保史緒里
- A、今支度してるから
もうちょっと待っててね〜
A母
- A~!史緒里ちゃん来たわよ〜!
A母
- わかってる!今行く!
A
- 階段を急ぎ足で降りてくる音。慌ただしいのは相変わらずらしい。
A
- 史緒里!おはよう!
A
- おはよ〜
そんな急がなくてもまだ時間あるよ?笑
久保史緒里
- なんだ 急いで損したよ
A
- じゃあ行こっか
久保史緒里
- おう
A
- いつもと変わらない道。違うのは隣に大きな影があることだけ。
久保史緒里
- Aって、身長すごく伸びたよね?
久保史緒里
- まあ小学生の時に比べたらね
A
- 今どれぐらいなの?
久保史緒里
- 今年の春で6フィートぐらいだったな
A
- それってどのぐらい?
久保史緒里
- 180センチちょいぐらいじゃないかな?
多分また伸びてるけど
A
- 巨人だね…
久保史緒里
- 向こうじゃ普通だったけどね
A
- 何気ない会話をしているうちに学校に到着した。
Aの家から学校までは徒歩10分。
話していればあっという間だ。
A
- じゃあ俺、職員室行ってくるわ
A
- うん。行ってらっしゃい
久保史緒里