おやすみ世界
- 遅いですねロイ君
そろそろ天使様が来てしまうのに
ルーク
- 一体何をやってるので
しょうか...
ルーク
- まて〜!!!!
ロイ
- 捕まえたっ!!あれ
ロイ
- わーーーー(穴に落ちる)
ロイ
- いったあ
何この穴って
魂が!!!
ロイ
- いったあ
何この穴って
魂が!!!
ロイ
- とにかく早く
ここから出ないと
ロイ
- 誰か助けてー!!
ロイ
- ふふーん
- あれ?魂じゃねえか
ちょっくら捕まえっか!
- おいどこ行くんだよ
- 助けてーーー
ロイ
- なんだロイwwお前そんな
穴に落ちちゃって
- いいから早く助けてよ
ロイ
- はいはーい
- おわっ
- いってえ...
- なんでお前まで
落ちてんだよ!!!
ロイ
- うっせーな
肩車でもすりゃ
出れんだろ
- ...届かないね
ロイ
- 思ってたより
この穴深えな
- どうするんだよ!!!
ロイ
- 元はと言えば
お前がこんな穴に落ちるのが
悪いんだぞ??
- なに!?僕のせいって
言いたいの??
ロイ
- そーですよー
ほんっとロイ君はドジですねえ
魂もろくにとれねえし
- そっちだっていつも
墓荒らして!!
ロイ
- まだでしょうかロイ君
ルーク
- おや?
ルーク
- どうして魂が...まあいいです
「紙鳥 紙鳥 さあ起きて!」
ルーク
- よしと
ルーク
- ルーク
天使様
- ああ天使様
魂は今確保し
ルーク
- (魂に近寄って)やっぱりそうか
天使様
- ルーク来て
2人を助けなきゃ
天使様
- 待って下さい天使様!
ルーク
- 疲れた...
ロイ
- 一時休戦だな...無駄に体力
浪費しちゃったぜ
- あ!魂
ロイ
- とルークじゃん!!おーい助けてくれ〜!!
- まったく...何やってるんですかふたりとも
ルーク
- これは骨が折れますね
ルーク
- 紙鳥 紙鳥 さあ起きて
ふたりを助けに いざゆかん
ルーク
- わあ!
ロイ
- うお!
- 怪我はありませんか?
ルーク
- 大丈夫!
ロイ
- 魂も回収したところですし
帰りましょうか
ルーク
- 神父様待って!
ロイ
- (魂にかけより)その...助けを呼んでくれてたんだよね
ロイ
- ありがとう
ロイ
- (魂が震え消える)
調整さん
- き、消えちゃった!?
ロイ
- どうして?
ロイ
- これは...
ルーク
- おいルーク知ってんだろ?
どういうことか説明して
くれよ
- ...ここにいる魂たちはみんな
”未練“を持っているんです
ルーク
- 未練?
ロイ
- 死んでもなお
あきらめきれねえ
何かがあるってことさ
- 本来死んだ猫の魂は
すぐに成仏...先程のように
現世から消えるのです
ルーク
- 現世ってどこ?(コソ)
ロイ
- ここの反対
生きてる者たちの
世界のことさ
- しかし未練があると
成仏できず現世に
留まってしまう
ルーク
- そうした魂を
ここで保管して
いるのです
ルーク
- 成仏したなんて
天使様
- 天使様?待って下さい!!
ルーク
- おいルーク!!
- なんだよあいつ
それにしてもまた
訳の分からない単語が
増えたなあ
- 未練がなくなると
じょうぶつ?しちゃうんだよね
ロイ
- そうみたいだな
- それじゃあ僕たちも
消えちゃうの?
ロイ
- 天使様どうされたのですか?
ルーク
- あの子の未練
天使様
- ここに連れてくる
ときに聞いたんだ
天使様
- 自分を殺した
相手が憎いって
天使様
- けど彼女は
成仏した
天使様
- この世に未練が
なくなったんだ
天使様
- この世界で魂たちの
未練を晴らすなんて
できないって思ってた
天使様
- ずっとここに
魂たちを眠らせないと
いけないのかと思ってた
天使様
- でも違った
天使様
- この世界でも
魂たちの未練を
晴らせるかもしれない
天使様
- ねえルーク
僕に協力して
天使様