あなたは誰か?(5)
まだグタグタしてる、次回で最終回
- ?
正一
- にゃー
にゃんこ
- にゃー
正一
- あら猫ちゃん?
玲子
- たまに遊びにくるんですよ
正一
- へぇー
かわいい❤️
玲子
- ぐるぐるぐる
にゃんこ
- はいはいいつものアレですね
正一
- 猫のお客さんね
玲子
- 吾輩は、猫である
- また来るのにゃ〜
アディダス!
にゃんこ
- ポテポテポテト
にゃんこ
- にゃんこ先輩!
イヌワシ
- にゃー
にゃんこ
- だーもー!
どこ行ってたんすか!
イヌワシ
- にゃはは
ごめんごめん
にゃんこ
- あいつにゃ見てると
なんか裏があるのにゃー
にゃんこ
- によによ(悪い顔)
にゃんこ
- 先輩が、カツアゲしてる喫茶店ですか?
イヌワシ
- カツアゲじゃないにゃ!
にゃんこ
- 吾輩のファンなのにゃ!
にゃんこ
- またまた〜
イヌワシ
- でも好きなんですね
イヌワシ
- あそこの喫茶店は昔の馴染みにゃ
にゃんこ
- 今は、孫だけどにゃ
にゃんこ
- ?
イヌワシ
- どうしたにゃ?
にゃんこ
- 年齢合わなくないですか?
イヌワシ
- にゃはは
ばれたかにゃ?
にゃんこ
- 化け猫?
イヌワシ
- Yes
にゃんこ
- にゃあ
取材にゃよ!
にゃんこ
- 瀬戸内海の島の取材にゃ!
にゃんこ
- 意外なにゃんこ先輩の
確信を見た気がした
イヌワシ
- イヌワシであった
イヌワシ
- 一方
- 私の名前は、
玲子
- 清水玲子
玲子
- といいます
玲子
- 僕の名前は
正一
- 安道正一
正一
- です
正一
- まだまだ名前は知られていない
作家ですけどね
玲子
- 僕も同じようなもんです
正一
- どんな絵を描くんですか?
正一
- こんな絵です
玲子
- スマホを見せる玲子
玲子
- 綺麗ですね日本画ですか?
正一
- えぇそうです
玲子
- 日本画ってもっとこうなんていうか
正一
- わかります
硬いイメージでしょ?
玲子
- でもいいですねそういう絵も
正一
- 石をすりつぶして、
膠で接着して描きます
大変ですけど、色が綺麗なんですよ
玲子
- 海がテーマですか?
正一
- ここの海きれいですから
玲子
- 癒されますよね
正一
- 正一さんは?
玲子
- 僕は、抽象画でアクションペインティングです
正一
- それで自分の絵を飾って販売してるんですね
玲子
- そんなとこです
正一
- 玲子さんは、なぜここにきたんですか?
正一
- 都会は、ビルが多くて自然が少ないんです
玲子
- 自然を求めにきたという感じですか?
正一
- 他愛のない話をしてまた来ると
玲子さんは行った
- カランカラン
- 私は、正一さんに勘付かれないようにしないと
玲子
- 彼はいい人ね
玲子
- 私も、生まれてくる場所が違っていたらあなたに会えたのかしら
玲子
- ・・・
玲子
- 正ちゃんあの子とうまくやってるの?
おばちゃん
- 正彼女できたのか?!
おっちゃん
- 暇なんですか
正一
- アンタ身内いないでしょ?
おばちゃん
- 心配してるのよ?
おばちゃん
- まぁ確かに
正一
- いい人見つけろよ正
強制はしないがな
おっちゃん
- ふふふふふ
おばちゃん
- おばちゃんがやる気だ
正一
- 大丈夫ですから!
正一
- でも彼女、何処かで・・・?
正一
- へぇー
そんなにべっぴんか?
おっちゃん
- 私の目に狂いがないわ
おばちゃん
- あの子だったら、お嫁さんに来て欲しいくらいだわ〜
おばちゃん
- ひえぇぇ、
正一
- 気がないわけじゃないけど、落ち着くといえば落ち着くし
正一
- でも、
正一
- なんだろうかこの胸騒ぎは・・・
正一
- 懐かしいような
正一
- 私は日記を書いている
玲子
- あの人のおじいさんは死んだ
玲子
- 最後にしゃべりたかったな〜
玲子
- 言うしかないわよね・・・
玲子
- 次回、彼女の謎と自分と祖父
正一