眠れないマスターの話
診断メーカーを使った〜の話シリーズ。一個目は寒くて眠れないマスターと、差し入れをするアヴィケブロンの話。 結構前から描いてたんだけど 出来上がるのすんごい遅くなっちゃったヨ
- 最近寒くて寝付きが悪いと言ったら寝る前にホットミルクを作ってくれた。安心する味がする。今日はいい夢見られる
- ……(ねむねむ)
ん、おー おはようアヴィケブロン。
今日は一段と冷えるね…
藤丸立華
- マスターか、おはよう。
眠たそうな声だが、夜更かしか?
アヴィケブロン
- あー、ううん違うんだ、ほら最近寒いでしょ?
藤丸立華
- 冬だからね
アヴィケブロン
- 寒さで眠れなくってさ、暖房つけて寝ても 切れると起きちゃって…
藤丸立華
- 眠りが浅いのか、それは問題だ。
特に君は体調管理はしっかりしt
アヴィケブロン
- うー、わかってるよぉ〜ドクターにもカリカリ言われてるんだもん、わかってるけどさぁ
藤丸立華
- むう…いいだろう、僕にいい案がある。今夜君の部屋を訪ねてもいいだろうか。
アヴィケブロン
- うん?うん、部屋の鍵はかけてないから
いつでも遊びに来て良いよ。
藤丸立華
- 了解した。
アヴィケブロン
- …夜。
- …いつでもいいよっていったけど、いつくるんだろう… とりあえず起きてみてるけど
藤丸立華
- (コンコン カシュンッ)
マスター、まだ起きているだろうか。
アヴィケブロン
- あ、はーい 起きてるよー
藤丸立華
- おや、起きていたか…寝ててくれても良かったのだがね。
アヴィケブロン
- いやあ…いつでもっていっちゃった手前 いつくるかわからなくて…うっかり。
藤丸立華
- む…そういえば僕も目的をいっていなかったな。すまない。
僕が訪ねた時 君が眠れていないのならば、暖かいミルクを差し入れようと思ってね。
アヴィケブロン
- あったかいミルク? ああ…よく言われる安眠みたいな…
藤丸立華
- 中から体温を上げ、元に戻るのを利用する。睡眠に作用するホルモンを促す成分。カルシウムによる精神安定作用
それらを強く公言することによるプラシーボ…まあ つまりはそう言うことだ。
アヴィケブロン
- 詳しいん、だね?
藤丸立華
- 何、気にすることはない、
聖杯からの雑学だ。
ということで、マスター。
ホットミルクは如何かな?
アヴィケブロン
- ありがとう、いただくよ。
…ほぁー あったかいなあ 持ってるだけで手があったかい…
これは、蜂蜜の匂い?
藤丸立華
- ああ、小さじの先ほどだが 蜂蜜を溶かしてみた。疲労回復も見込めるだろうと思ってね。
アヴィケブロン
- さすが… じゃあいただきます… あちちっ
藤丸立華
- 淹れたてだからね、 気をつけてくれ。
アヴィケブロン
- (ふー、ふー… こくっ)
ふにゃ… おいしい、なあ…
藤丸立華
- それは何よりだ。 そして…君がよければだが、少し話し相手になってくれるだろうか。 ミルクを飲み終わるまでの雑談だ。
アヴィケブロン
- …うん。僕でよければ 喜んで。
藤丸立華
- …今日はいい夢見られる。
それは年明けたある日の夜のこと。