ひとり劇場

あなたは誰か?(4)

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正一
一週間の間、
そのお客さんはこなかった
正一
まぁ、色々忙しいんじゃないかな〜
正一
近所の人の噂は、早いものだった
おばちゃん
正ちゃん、
あーんたしっかり食べてる?
正一
食べてます食べてます
おばちゃん
こんなひょろひょろしてて
大丈夫かね〜
正一
あははは〜
おばちゃん
まっいいわ
作りすぎちゃったから
おすそ分けよ♪
正一
いつもありがとうございます!
おばちゃん
いーのいーの
正ちゃんは、私のもう一人の
息子の同然よ!
正一
この人は常連であり、
近所のおばちゃんである
正一
名前は、峰藤子
本人は、峰不二子に似てるためいたく気に入っている
正一
大阪から嫁いできた
昔はすんごい美人だった
おばちゃん
今もでしょ?(ドヤ顔)
正一
考えを読まれた(怖)
おっちゃん
おいおい、藤子
正が引いてるぞ
正一
おじさん〜
おっちゃん
藤子の顔は迫力があるからな
毎朝起きると顔が迫ってくるから
おっちゃん
ジョーズのごとく
正一
おじさん〜
それいうと奥さんが
おっちゃん
あっやべ
正一
このおじさんは、
峰藤子さんの旦那さんで
市役所の職員をしている
峰歳三さんインテリでメガネをしてて昔はハンサムだった
島のモテ男だった
正一
誰も興味を持たなかったが、
おばちゃんに一目惚れし
猛アプローチして
結婚して一人息子がいる
敏之は、俺の弟のような存在
今は、海外留学をしている
おばちゃん
あなた
よくそんなことが言えるわね
おばちゃん
あんだけ猛アプローチして
情熱的に迫ってきたくせに
正一
出たぞ
おばちゃんのノロケが
おっちゃん
だーやめてくれ
わかったから、黒歴史を言うな
藤子
おばちゃん
いーえやめません!
正一
おじさんは、
奥さんの藤子さんに弱い
おばちゃん
私はあんたのそーいうとこに
惚れて結婚したんだからね
正一
あーおじさんが
おっちゃん
顔が真っ赤(隠してる新聞で)
正一
夫婦喧嘩って
こういうものだったけど度々思う
おっちゃん
あっそうだ
最近綺麗な子を見るんだよ
おっちゃん
よく海で歩いてるんだがな
おばちゃん
あんたまさか浮気・・・
おっちゃん
違う違う
ここ一週間ぐらい
おばちゃん
そういえば、
スーパーで見た気がするわね・・・
正一
こういう感じの方ですか?
おっちゃん
そうそう
そんな感じの女性だな
おばちゃん
正ちゃんの知り合いかい?
正一
いいえいいえ
お客さんなんですよ
おっちゃん
ほーぅ
おばちゃん
若い子が増えてありがたいわね
おっちゃん
まぁな〜
なかなかそういう子いないからなぁ
正一
そうですね〜(嫌な予感がする)
おばちゃん
そういえば、あんた
私が観光に来た時
猛アプローチしてきたわね
正一
でた
おっちゃん
よくそんなこと今だに覚えてんな
おばちゃん
あの時お互い三人組で、合コンして
昼ドラみたいな展開になって
私が船で帰る時漁船で見送ってくれたじゃないの?
正一
なにその展開
おっちゃん
だー聞こえない聞こえないぞー!
俺帰るわ、はいお勘定!
正一
おじさんが現実逃避をしている
あっ逃げた
おばちゃん
まぁ私は、この人と出会えてよかったな〜って思ってるからねぇ
あの人には内緒ね正ちゃん
正一
奥さんは、
旦那さんが好きなんですね
おばちゃん
まぁね〜
正ちゃんは、いい人いないのかい?(悪い顔)
正一
いないですね〜
いいご縁があればですが・・・
おばちゃん
へぇー
ガランカラン
正一
おばちゃん
玲子
こんにちは〜
おばちゃん
あら可愛いお嬢さんだこと!
玲子
あっこんにちは〜
玲子
お邪魔でしたら・・・
出直してきます〜
正一
えぇあぁ〜!?
おばちゃん
ふふん〜(なるほど〜)
おばちゃん
いえいえいいのよ
お嬢ちゃん
玲子
おばちゃん
この子を逃しちゃだめよ♪(小声)
正一
いぃー!
玲子