イケメンオカマ忍、相談に乗る
イケメンオカマシリーズ、はじめます。全てオリキャラです。
- はぁーい、こんばんわマスター♡
忍
- ああ、忍ちゃん！いらっしゃい。よく来たねぇ。
オーディン
- うふふ、来ちゃったわぁ。
それにしても……今日は案外空いてるのねぇ。
いつもなら倍来てるのに……
忍
- いやぁ、そうなんだよねぇ。今日はなんか客の入りが悪くて……
オーディン
- ああ、でもそのかわり上玉が来てるよ？(小声)
オーディン
- あら、上玉？
忍
- ほら、そこの……
オーディン
- …………。
峯礼巧
- あらぁ……！
忍
- ちょっとマスター！なによあの人？
めちゃくちゃいい男じゃなぁい！(小声)
忍
- でしょ？なんか聞いたところどっかの会社の社長さんらしいんだけどねぇ……(小声)
オーディン
- 一人でずっーと飲んでんだ。忍ちゃん、ちょっと行ってあげたら？(小声)
オーディン
- んもぉ、やぁねぇ、マスターったら！
忍
- でも……そうね、少し声かけてくるわ。
忍
- お、そうかい。行っておいで。
お酒なら出してあげるからさ！
オーディン
- そう？じゃあお願いね♪
忍
- ーーーー
- こんばんわぁ〜、社長さん！
忍
- え？……ああ、こんばんは。
峯礼巧
- ちょっとぉ、どうしたの？アンタみたいないい男がこんなところで一人で…
もしかしてなんかあった？
忍
- いえ、特になにも…今日は一人で飲みたい気分だったもので。
峯礼巧
- あらそうなの……
忍
- ……社長さん、なんか悩みでもあるの？
忍
- え？
峯礼巧
- あ、ごめんなさいね、浮かない顔してたから…つい、ね。
忍
- ……。
峯礼巧
- よく…分かりましたね。
はい、実は…少しだけ……
峯礼巧
- そうなの……私なら相談の乗るわよ？
忍
- ええ？でも……
峯礼巧
- 嫌ならいいのよ。こんなオネェに急に言われても、ねぇ？
忍
- ……。
峯礼巧
- ……乗ってもらってもいいですか。
誰でもいいので話したかったんです。
峯礼巧
- あら、いいの？なら聞くわ。
…やっぱり社長さんだから企業関係かしら？
忍
- いえいえ、仕事は順風満帆なんですよ。ただ…
峯礼巧
- ただ？
忍
- …私、実は今好きな人がいるんです。
峯礼巧
- あらやだ！色恋沙汰？
忍
- ええ……それで…その好きな人、なんですが……
峯礼巧
- 年が…結構離れていて……
峯礼巧
- …まぁ…社長さん、失礼かもしれないけど、今おいくつ？
忍
- 今年で29になりました。
峯礼巧
- あら、お若い…
忍
- それで…ほら、私にも立場があるでしょう？だから危険な橋は渡れない。
峯礼巧
- だけど彼女が他の男に取られるのは耐えられない。
峯礼巧
- だからどうしたらいいかな、と…
峯礼巧
- ……
忍
- もう、ダメねぇ、アンタ。肝っ玉ついてんの？
忍
- え？
峯礼巧
- いい？恋愛にね、性別も年齢も立場も人種も関係ないのよ！
忍
- 大切なのは、その相手のことをどれだけ大切に出来るか、愛しているかなの！
忍
- それが出来ない奴に恋愛する資格は無いわ。
あと不倫や浮気もダメよ。相手を傷付けるからね。
忍
- …大切に出来るか…愛しているか……？
峯礼巧
- 社長さんはその人大切の出来る？なにがあっても愛せる？
忍
- は、はい！もちろんです！
峯礼巧
- なら当たって砕けろよ！大丈夫、社長さんみたいないい男なら心配いらないわ！
アタシが保証してあげる！
忍
- ……あの、ありがとうございます。
峯礼巧
- 勇気が出ました。…思い切って言ってみます。
峯礼巧
- あ、それでその好きな人って年齢どれくらい？
忍
- 高校三年生です。
峯礼巧
- あらヤダ……
忍