ふしぎ空間と探索者
身内でまわしているCoCで使っている自探索者のショートコントです、恥ずかしくなったら消します
- ふしぎ空間と探索者
ちんた
- …う~ん、ここどこ~?
颯くん
- むにゃむにゃ
はなたん
- あっ、はなたん!
颯くん
- こんなとこで寝てると、風邪ひくし体痛くするよ!
颯くん
- ほらほら起きて!
颯くん
- ピャッ?!
はなたん
- んん…?颯くん?
どうして颯くんが目の前にいるの…?
はなたん
- その前に、ここどこ…?
はなたん
- 俺も今気が付いたばっかで、何もわかんないんだよ~
颯くん
- もしかして…
はなたん
- …う~ん、またふしぎ空間なのかもな
颯くん
- ふしぎ空間、何度目かな…
はなたん
- あっ、他にも人がいるみたい
颯くん
- スヤァ
梅ぴっぴ
- スヤァ
ゴッホ
- し、知らない人…、だね…
はなたん
- 俺が確認してみるから、はなたんは俺の後ろに隠れてて
颯くん
- う、うん
はなたん
- もしも~し、大丈夫ですか~?(ペチペチ
颯くん
- ん…ん…?
もう朝ですの…?
梅ぴっぴ
- 今、朝餉の支度をしますからね、少し待っていて下さいな…
梅ぴっぴ
- スヤァ
梅ぴっぴ
- いやぁ~、あさげの支度はいいので、起きてくれませんかね~?
颯くん
- …ハッ?!
梅ぴっぴ
- やっ、やだ、私ったら!
寝惚けていたみたい!
梅ぴっぴ
- こんな醜態を晒してしまうとは!!!
申し訳ございませんお嬢様!!!(ガバッ
梅ぴっぴ
- ちょ、ちょっと?!
土下座なんてしないでよ!
颯くん
- 確かに俺は可愛いけど、お嬢様じゃないし!!!
颯くん
- ってそうじゃねーや
颯くん
- 何か盛大な勘違いをしてるみたいだけど、
俺たち気付いたらこの場所にいたんだ~
颯くん
- 君は、ここがどこだか心当たりはある???
颯くん
- あ、あら…?
私ったら、どうしてお嬢様と勘違いしていたんでしょう…?
梅ぴっぴ
- お嬢様はもっと可憐で淑やかで良いにおいがしますのに、ごめんなさいお嬢様…
梅ぴっぴ
- なんか俺disられてる(´・ω・`)?
颯くん
- と、とりあえず、私にもこの場所がどこであるかはわかりませんね
梅ぴっぴ
- それよりも、あなた方は一体…?
梅ぴっぴ
- …んっん~…
ゴッホ
- …先程から喧しいな
ゴッホ
- ヘンリー、小蠅を黙らせろ
ゴッホ
- …ヘンリー?
ゴッホ
- 申し訳ございません、私の名前はへんりいではないのです
梅ぴっぴ
- (しかし、あなたの名前はダンリックではないのだ。)
颯くん
- (静かに)
はなたん
- うわあああぁぁぁ!!!
ゴッホ
- なっ、なんだ貴様らは?!
誰の許可を得てここにいる?!
ゴッホ
- しかもなんだ?!
ゴッホ
- なぜ女ばかりここにいる?!
ゴッホ
- ヘンリー!
ヘンリィーーー!!!
ゴッホ
- 大分錯乱されているようですね
梅ぴっぴ
- 女ばかりって何よ
颯くん
- どこからどう見たって、俺ってばイケメン男子じゃんよ
颯くん
- イケメンかどうかは置いといて、
確かに颯くんは女顔だけど、パッと見明らかに男だよねえ
はなたん
- 置いとかないで!>イケメン
颯くん
- ~しばらく後~
ちんた
- …つまり、気付いた時には貴様らもここにいたと
ゴッホ
- ハンッ
ゴッホ
- 俄には信じられんな
ゴッホ
- 一体いくら欲しいのだ?
ゴッホ
- 金が欲しければくれてやろう、
さっさと私を解放しろ
ゴッホ
- 今なら縛り首で許してやるぞ
ゴッホ
- 何か盛大な勘違いをしているようですね
梅ぴっぴ
- なんでコイツこんなに偉そうなの?
颯くん
- 一発殴っていい?
颯くん
- 待って待って
はなたん
- 確かにムカつくけど、よくわからない内に殴るのは良くないよ
はなたん
- いざとなったら颯くんのマーシャルアーツでやっつければいいんだし、ここは様子見しようよ
はなたん
- それもそーだな
颯くん
- (不穏なヒソヒソ話が聞こえていますわ…)
梅ぴっぴ
- っていうか、まずは自己紹介しようよ~!
颯くん
- 俺の名前は『青島 颯(アオシマ イブキ)』!
アイドルだぜ☆
颯くん
- 最近はテレビのお仕事もちょくちょくもらってるんだ~!
一回くらい観たことあるでしょ?
颯くん
- 得意技は…ダンス!!!
颯くん
- (決めポーズでドヤ顔)
颯くん
- まあぁ…!
素晴らしい舞踊でしたわ!(パチパチ
梅ぴっぴ
- (女の子の前だから張り切ってるな~)
はなたん
- 悪くない余興だった
チップをやるからとっとと失せろ
ゴッホ
- ありがとう、そしてありがとう!
颯くん
- 俺のことは、気軽に『いぶき』って呼んでくれよな☆
颯くん
- ねぇねぇ、今度は君のこと教えて?
颯くん
- さっきから思ってたんだけどさ、お淑やかだし、着物似合ってるし、君って可愛いね~
颯くん
- か、可愛いかどうかはわかりませんが…(もじもじ
梅ぴっぴ
- 私は、久原のお家に奉公させて頂いております、『水沢 梅子(ミズサワ ウメコ)』と申します
梅ぴっぴ
- よろしくお願い致します(ペコッ
梅ぴっぴ
- へえぇ~!梅子ちゃんて言うんだ~!
古風ながら可愛い名前だね!
颯くん
- じゃあさじゃあさ、梅子ちゃんだから梅ぴっぴって呼んでいい???
颯くん
- ぴっぴ…?
私のことは、お好きなようにお呼び下さいな
梅ぴっぴ
- やった~!
よろしく梅ぴっぴ~!
颯くん
- …
はなたん
- (チラッ)
はなたん
- 私は貴様ら全員が名乗り終えるまで名乗らんぞ、レディーファーストだ
ゴッホ
- (レディーファーストってこういうものだっけ?)
はなたん
- はなたんもほらほら~、大丈夫そうだから俺の後ろから出てきなよ~!
颯くん
- あっ、そっちの坊っちゃんはまだ怪しいから近づくなよ
颯くん
- うん、近づかない
はなたん
- 誰が坊っちゃんだ!
ゴッホ
- えっと、私は『小春 はな(コハル ハナ)』って言います、中学二年生です、よろしくお願いします
はなたん
- …
はなたん
- (シュッ)
はなたん
- ま~た人見知りしてんのか~
颯くん
- よろしくお願いしますね、はなちゃん(ニコッ
梅ぴっぴ
- …あの、颯さんとはなちゃんは…?
梅ぴっぴ
- ん?あぁ、はなたんと俺は顔見知りだよ~
兄弟みたいなもんだからよろぴこ~☆
颯くん
- こんなお兄ちゃんヤダ!
兄弟じゃないです!
はなたん
- "知人を通して何故か顔見知りになってしまったけど、大して親しくない相手と自分"
程度の関係です!
はなたん
- ドイヒー
颯くん
- ふふっ、仲が良さそうで何よりですわ
梅ぴっぴ
- (コホン)
ゴッホ
- 貴様らが何者かは依然としてわからないが、名前と顔付きから察するに東洋人だな
ゴッホ
- 非常に不本意だが、この状況では私も貴様らに名乗ってやらねばなるまい
ゴッホ
- 我が高貴なる名を聞かせてやろう、一度しか言わないからよく覚えるように
ゴッホ
- 私の名前は『ウィリアム・ランヴァイル・プルグウィンギル・ゴゲリフウィルンドロブル・ランティシリオゴゴゴホ』だ
ゴッホ
- 『ロード・ランヴァイル』と呼び敬いたまえ
ゴッホ
- ゴゴゴ…なんて?
颯くん
- 一度しか言わんと言っただろう
ゴッホ
- いや長すぎるし…
颯くん
- つーかさ、さっきからなんなの?
ムカつくクソガキだな
颯くん
- ガ、ガキだと?!
私はれっきとした成人男性だ!!
ゴッホ
- …あー、とっちゃん坊やって奴???
颯くん
- なんかもう名前めんどいし、ゴッホでいいじゃん
颯くん
- よろしくな、ゴッホ!
颯くん
- さっきから黙って聞いていれば好き勝手に…!
ゴッホ
- 黙ってたっけ?
颯くん
- よろしくね、ゴッホさん
はなたん
- よろしくお願い致します、ゴッホさん(ペコッ
梅ぴっぴ
- 私のッ!
ゴッホ
- 名前はッッ!!!
ゴッホ
- ゴッホではッッッ!!!!!
ゴッホ
- ないッッッッッ!!!!!!!
ゴッホ
- つづく…?
ちんた