アライさんとフェネック
けものフレンズ二期3話のつもりで書いた話
- おったかーら♪おったかーら♪
るんるんるーん♪
アライさん
- アライさーん、どこまでいくのー
フェネック
- もうここどこかわからないよー…
フェネック
- え?
アライさん
- どこってここはへいげんちほ………
アライさん
- 辺り一面じめじめした草木が生えてる湿地帯がアライさんの視界に広がる
- ………
アライさん
- ………
フェネック
- ま…ま…まぁぁ…
アライさん
- 迷ったのだぁ~~~っ!!
アライさん
- どうしようなのだフェネック!
かばんさんはどこなのだ!?
サーバルは!?
アライさん
- ま、まずは一旦落ち着こうか、ほらしんこきゅー…しんこきゅー…
フェネック
- そ、そうなのだ…
よーし…しんこきゅーなのだ…
すぅー…すぅー…すぅ…す…ぅ…
アライさん
- あ、アライさん吐いて~
フェネック
- はぁぁぁぁぁ………
アライさん
- 大丈夫ー?
フェネック
- すこし落ち着いたのだ…でも…ここはどこなのだ…?
じゃんぐるちほーではなさそうなのだ…
アライさん
- へいげんちほーを抜けると森に出るなんて聞いたことないしなぁ…
フェネック
- アライさんとフェネックはちゃんととしょかんへの道を歩いてたはずなのだ
アライさん
- うん、たしかに歩いてたよね、石の道をちゃんと…
フェネック
- とにかく、ジーっとしててもどーにもならないのだ…試しにアライさんたちが歩いてきた匂いをたどって戻ってみるのだフェネック
アライさん
- うーん、それはだめかも
フェネック
- ?どうしてなのだ?
アライさん
- だって、ここ歩いてるとき少しだけ雨降ったよね?
フェネック
- あ、そういえばフェネックと雨宿りをしたのだ…
アライさん
- ということは…匂いはもう…
フェネック
- で、でも、やらないよりはましなのだ!くんくんくん…
アライさん
- …どー?
フェネック
- ベチャッ
アライさん
- あ……
フェネック
- …どろだらげになっだのだ
アライさん
- ぶっ…変な顔…ぷぷぷ…
フェネック
- わ、笑わないでほしいのだフェネックー!
アライさん
- ぺっぺっ…
アライさん
- ご…ごめん…ふふふ…
フェネック
- うぅ…
アライさん
- そして…
- とりあえずきゅーけい場所を…そうなのだ!かばんさん式のテントを作るのだ
アライさん
- できるのー?
フェネック
- そんなこと…やってみないとわからないのだ!
アライさん
- ま、アライさんに任せるよ~
フェネック
- お任せなのだ!
アライさん
- 三十分後
- つ…ついに…!!
アライさん
- テント完成~!
フェネック
- やったのだ~!
アライさん
- フェネックフェネック!ハイタッチなのだ!
アライさん
- はいよ~
フェネック
- ハイ(`・ω・)人(・ω・´)タッチ
アライさん
- アライさんはやっぱりすごいよ~
フェネック
- ううん、フェネックが手伝ってくれたおかげでもあるのだ!
アライさん
- えへへ
手伝うのは普通のことだよ~
フェネック
- 雨が降ってきた
- あ、また雨なのだ
アライさん
- じゃあ、さっそく入ろうか
フェネック
- うん!
アライさん
- テントの中
- ふぅー…なんか座ったら一気に疲れが出たのだ
アライさん
- だね~
フェネック
- ザアアアアア
- ひどい大雨なのだ…かばんさんたち…大丈夫なのか…?
アライさん
- (ぐぅ~)
アライさん
- お腹も減ったのだ…
アライさん
- あ、待ってねー
えーと…ポシェットにいれたはず…
フェネック
- あった…はい
フェネック
- ありがとうなのだフェネック!
アライさん
- はい、半分こなのだ
アライさん
- いいのー?ありがと~
フェネック
- (もぐもぐ)
フェネック
- なんだか、フェネックとふたりってひさしぶりなのだ、船で旅に出てからいつもかばんさんたちと一緒だったから
アライさん
- ああ、たしかにそだね
フェネック
- 懐かしいのだ、この感覚
アライさん
- たしか初めて会った時も、こうやってふたりでじゃぱりまん食べてたよね
フェネック
- うん
アライさん
- 雨の匂いを嗅ぎながら、ふたりで話し合って
フェネック
- それで、おたからの話をしたんだよね
フェネック
- 正直あのときは…またバカにされるのかと思ったのだ
アライさん
- つづく