カリオストロがスペアボディを使うようになる話
おっさんがLv.95になった記念
- おい、グラン
カリオストロ
- ?
グラン
- どしたの、おっさん
グラン
- 美少女錬金術師だ!
カリオストロ
- じゃなくて
カリオストロ
- 真面目な話なんだから
茶化すな
カリオストロ
- ごめん
グラン
- で、なに?
グラン
- オレ様の身体の話だ
カリオストロ
- 先ずお前には言っとこうと
思ってな
カリオストロ
- うん
グラン
- オレ様は錬金術を究めて
理想の身体を作った
カリオストロ
- これは知ってるよな
カリオストロ
- 知ってる
グラン
- うちに来て少ししてから
教えてくれなかったっけ
グラン
- そうだったな
カリオストロ
- ま、いい。それでお前は
なにか気づく事はないか?
カリオストロ
- …
グラン
- そんないきなり言われても…
グラン
- あ
グラン
- 分かったか?
カリオストロ
- ドラフとかにもなれるの?
グラン
カリオストロ
- 出来るけどそうじゃねえよバカ!
カリオストロ
- できんのかよ
グラン
- もういい、教えてやる
カリオストロ
- オレはオレの身体を作れる
カリオストロ
- つまりスペアがあるってことだ
カリオストロ
- …
グラン
- …あっ!
グラン
- 今気づいたのかよ!
カリオストロ
- はぁ…んでな、これからは
そのスペアを1体持って行く
ことにした
カリオストロ
- マグナやら古戦場やら
色々と必要だろ?
カリオストロ
- スペア…ってことは復活できるようになるってこと?
グラン
- そういう事だ
カリオストロ
- なるほど
グラン
- 元のカリオストロの
身体はどうなるの?
グラン
- ただのヒトガタになるな
カリオストロ
- それ、死ぬのとは違うの?
グラン
- 違うな
カリオストロ
- 少なくともオレはそう思ってるが、死についてはまた今度だ
カリオストロ
- とりあえず継戦能力は
上がるんだからいいだろ
カリオストロ
- 納得できない…
グラン
- 頑固野郎め
カリオストロ
- そもそも戦闘不能状態は
戦う力が無いだけだからな
カリオストロ
- サブにもう1人
オレが居るってことだ
カリオストロ
- でもなぁ
グラン
- しつこいと嫌われちゃうゾ☆
カリオストロ
- だから
カリオストロ
- その、
カリオストロ
- お前らにはそれをしてやってもいいって言ってんだ
カリオストロ
- 言わせんな
カリオストロ
- そういうことか
グラン
- …ありがとう
グラン
- 頼りにさせてもらう
グラン
- おう、ガキはそれで
いいんだよ
カリオストロ
- カリオストロにかかっちゃ
皆ガキじゃないか
グラン
- 美少女とは一体…
グラン
- 人生の先輩かつ年下とか
滾るだろ?
カリオストロ
- ないわ
グラン
- あんだとぉ!?
カリオストロ