ひとり劇場

紗夜の日

日菜
3月4日
日菜
今日はおねーちゃんの日だね♪
紗夜
日菜は毎年それ言ってるわね
日菜
だってだって、今日は3月4日じゃん?
紗夜
はあ、何度聞いてもそれが私の日になるのか理解できないわ
日菜
いいもんいいもん〜♪私は知ってるんだから♪
日菜
私の日の次におねーちゃんの日があるなんて、なんだか運命感じちゃうよね!
紗夜
そうね……昨日は確かに日菜の日だわ
日菜
ね、おねーちゃん
日菜
毎年ひな祭りの日は私のこと甘やかしてくれたよね
紗夜
そうだったかしら
日菜
そうだよ。どんなに喧嘩してても3月3日だけは私の事を大事にしてくれた
日菜
ここ数年は一緒に何かをしたりはできなかったけど、それでもいつもより少しだけ優しくしてくれてたの気がついてたよ
紗夜
ごめんなさい、覚えてないわ
日菜
……
日菜
そうだよね、おねーちゃんにとっては些細な事だったのかもしれない。けど、嬉しかったんだ……
紗夜
(本当は、よく覚えている)
紗夜