カルデア料理教室
食堂の掲示板に貼られた料理教室のポスター。家庭料理に憧れていたマシュに誘われ、ぐだおも参加することに
- 何日間も続く戦闘行為で、勝敗を分けるのは糧食、と言っても過言ではありません
ベディ先生
- 我々騎士は、持参した兵糧が尽きても闘い続けなければならない時が多々ありました
ベディ先生
- そのため、植物の根や動物、昆虫など、食べられるものは何でも食べて戦闘を継続できるよう訓練を受けたのです
ベディ先生
- 船の上でも食料は貴重だからねえ
アタシらはゾウムシの沸いたビスケットでも気にせず喰ったもんさ
ドレイク(仕入れ担当)
- ………うん
ぐだお
- お料理教室というタイトルは見間違いだったのでしょうか?
先程から第六特異点な予感しかしませんが!?
マシュ
- マシュ嬢、ご安心を
きちんと料理はお教えしますよ
ベディ先生
- 心配しているのはそこではなくてですね……
マシュ
- そうですね、こうして講釈を垂れるのはこれくらいにして、さっそく実技の方へ参りましょう
ベディ先生
- では、本日はこちら
ソウルイーターを食べられるように加工します!
ベディ先生
- 料理教室とは
ぐだお
- 腹を開き、内蔵は菌類を媒介している可能性が高いので取り除きます
ベディ先生
- [自主規制]
ぐだお
- 次に頭部を[自主規制]
ベディ先生
- [自主規制]
ぐだお
- これで、下準備は整いました
最後にこれを200℃のオーブンで50分程焼きます
殺菌が目的でもあるので、しっかりと加熱してください
ベディ先生
- より実践的にするなら焚き火が良いのですが、カルデア内は火気厳禁ですので、それはまたの機会に
ベディ先生
- ~☆完成☆~
ベディ先生
- あ、あの……これは
(食べ物?)
マシュ
- 敷きたてのアスファルトの香り
ドブのような色の肉
コンクリートジャングルの恵みを湛えた豊潤な……
ぐだお
- 先輩
マシュ
- 確かに見た目は少々悪いですが、だからといって体に毒ということにはなりません
ベディ先生
- 今回は普段より良くできました
是非、試食してみてください!
ベディ先生
- ……………ししょく?
ぐだお
- せ、先輩、あまり無理はなさらないほうが!
マシュ
- 情けないね
ちょいと貸してみな
ドレイク(仕入れ担当)
- こんなもん
胡椒をパッパと振りかけりゃ……
ドレイク(仕入れ担当)
- ドレイク試食中
ドレイク(仕入れ担当)
- ほら、美味いじゃないか
ドレイク(仕入れ担当)
- ←(香辛料で腐った肉の臭い誤魔化して食べてた時代の人)
ドレイク(仕入れ担当)
- 本当?
ぐだお
- あ、たしかに香りがアスファルトから蒸れた靴下に………
ぐだお
- あの、マスター、無理に召し上がらなくても結構ですよ
後で私ども、円卓がいただきますから(すごくいい笑顔)
ベディ先生
- 卿もそうおっしゃっていることですし、試食はまたの機会に………先輩?
マシュ
- マシュ
男にはね、たとえ死ぬとわかっていても、戦わねばならない時があるんだ
ぐだお
- 先輩が周回前のアーラシュさんの目をしています!?
マシュ
- [ぐだお試食中]
ほら、美味しいよべディ
なんだかタイヤみたいな………
ぐだお
- 吐いた
ぐだお
- END
ぐだお