幼女戦記×鋼の錬金術師 第二話 異世界の軍人
第二話であります。鷹の目さんの出番はまだです。(・ω・`)
- アメストリス国
~アメストリス軍本部~
- なぁ、アル。
エドワード
- どうしたの?兄さん。
アルフォンス
- 数日前、アメストリス軍に新しい新兵が入ってきたらしいんだけどさ。
そいつらはたったの一週間で錬金術を覚えて、更に一週間後に国家錬金術師になったヤツらがいるって話。
エドワード
- あ、その話…。僕もホークアイ中尉から昨日聞かせてもらったよ。
アルフォンス
- 凄いよね…。たった一週間で錬金術を覚えちゃうなんて。しかも、その二人のうちの一人は確か9歳の女の子なんだよね…
アルフォンス
- そうだな。
…でもまぁ、俺たちには適わないだろうけどな!
エドワード
- 兄さん…余り意地張ると後で痛い目に遭うよ。
アルフォンス
- (扉の開く音がする)
- 鋼の、貴様に紹介したい奴がいるのだが…
ロイ
- あ、大佐。
別に構わないぜ。アルと駄弁ってただけだしよ。
エドワード
- そうか。なら…、来い。
ロイ
- (二人の女が入ってきて)
- 御初にお目に掛かれて光栄であります。
鋼の錬金術師、エドワード・エルリック殿。
小官はアメストリス軍新兵、そして国家錬金術師のターニャ・デグレチャフ少佐であります。
ターニャ
- 御初にお目にかかれ、光栄です!
小官はアメストリス軍新兵、共に国家錬金術師のヴィクトーリア・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ中尉であります。
ヴィーシャ
- …コイツらって
エドワード
- もしかして…あの噂になっていた人たちですか?
アルフォンス
- そうだ。此奴等はあの一週間で錬金術を覚え、更に国家錬金術師試験に合格した優秀な新兵だ。
ロイ
- へぇ…。コイツらがねぇ。
エドワード
- 初めまして!
御挨拶ありがとうございます。僕は鋼の錬金術師の弟のアルフォンス・エルリックです。
宜しくお願いします!
アルフォンス
- ヨロシクな〜。
エドワード
- では、私は他の用事を済ませなければいけないから先に帰るぞ。
ロイ
- おぅ。じゃあな、大佐。
エドワード
- さようなら〜!
アルフォンス
- 大佐、退場。
- …んで、どうするよ、アル?
エドワード
- 兄さんが何か話題を提示しないと話が出来ないよ。
アルフォンス
- そ、そうか…?
エドワード
- お前らはさ、アメストリス国出身…ではないよな?
エドワード
- ええ。その通りであります。
我々は可成り離れた、帝国という所から遥々此処へ参りました。
ターニャ
- 帝国…?聞いたこともない国だな。
エドワード
- そして我々はその帝国の元軍人でした。
ターニャ
- 元…ってことは前まではその国の軍人だったんだね。
アルフォンス
- ですが、この国は帝国と同等の戦力を持っている…という話を耳にして我々は軍に入ろうと決意致しました。
ターニャ
- なぁ…、その固っ苦しい話し方…辞めてもいいんだぜ?
エドワード
- 俺らだって同じ国家錬金術師なんだしよ。
それに歳もアンタとはそれほど離れていない訳だし。
エドワード
- …それは失礼しました。
ターニャ
- では敬語は辞めさせていただきます。
ターニャ
- セレブリャコーフ中尉も、普通に話してくれていいよ。
アルフォンス
- …ありがとうございます!
ヴィーシャ
- それから数時間後
- 兄さん!落ち着いて💦
アルフォンス
- 少佐!! 少し言い過ぎではありませんでしょうか…??
ヴィーシャ
- …誰が豆粒ドチビだー!?💢
エドワード
- 私はただ、15歳にしては小さいなと言っただけだ。
ターニャ
- 中尉、貴官は少し静粛にしたまえ。
ターニャ
- アル、少し下がってろ。
エドワード
- …た、大変失礼しました!
ヴィーシャ
- 兄さん…、気を付けてね…
アルフォンス
- こうなったら…
エドワード
- 決闘だ!!!!
エドワード
- ほう、受けて立とう。鋼の錬金術師。
ターニャ
- 一週間後、正午に…絶対来いよ!💢
エドワード
- 良いだろう。一週間後だな。
ターニャ
- おう💢そうだ!
エドワード
- 出会って早速対立してしまったターニャとエドワード。
一体どうなってしまうのか?
- 【次回 : 第三話 白銀の錬金術師 VS 鋼の錬金術師】
- では又、休憩所で!
ヴィーシャ