ドラえもん「皆殺しスウィッチ〜」
ドラえもんの逆襲撃が今始まる
- わ〜ん!ドラえも〜ん!!
のび太
- どうしたんだい?のび太君
汚らしい顔をして
ドラえもん
- なんて事を言うんだ、このポンコツ!
今日もテストが0点だったんだよ〜う
のび太
- そんな事言ったって…
ボクには手の付けようがないよ
君の頭は末期症状なんだ
ドラえもん
- 未来の道具で何とかできないの!?
このままじゃママに怒られちゃうよ
のび太
- 仕方がないな
「皆殺しスウィッチ〜」
ドラえもん
- やたらと野蛮な名前の道具が…
ってあれ!?こ、これって!
のび太
- そう、見た通りのニン○ンドース○ィッチを改良したものさ。
ドラえもん
- す、すごい!
貸して見して触らせて!
のび太
- こらこらのび太くん
その薄汚い手で触れたらダメだよ
ドラえもん
- 発言が過激だよ!!
のび太
- 使い方はここのRのボタンを押すだけ
ドラえもん
- あっ、この微妙な位置の…
他のボタンは使わないの?
のび太
- 他のボタンは押しても何もならない
言うなればお飾りさ
ドラえもん
- なんで付けたの!?図体だけやたらと大きくて邪魔な事この上ないよ!
よし…この微妙な位置のRを押すんだね
のび太
- ああ
そうしたら君のクラスの皆が死ぬ
ドラえもん
- ボクがテストで0点取りたくないってだけのために!?
のび太
- 考えてもみろ
みんなが死んだら君は一番だ
ドラえもん
- た、確かに!
とりあえず殺してみよう!(ポチ
のび太
- その頃の空き地
- ようし、お前ら!今日も野球をやるぞ!
ジャイアン
- 僕は今日ちょっと予定が…
骨川スネ夫
- なんだ!?俺の言う事が聞けないのか!!
ジャイアン
- そ、そんな事はないけど…
骨川スネ夫
- (くっ…僕はいつもジャイアンの言い成りだ。仮にも多くの子供が見ている作品だから言えなかったがこの際言ってやるぞ!死んじゃえこのブタゴリラ!ママに言いつけて剛田商店潰すぞ)
骨川スネ夫
- ぐああ!!(パァン
ジャイアン
- な…!ジャイアンの身体がものの一瞬で四散した…!?まさかこれはサイコキネシス…僕の…潜在能力…?
骨川スネ夫
- 始まったのね、「聖戦」が
♡しずか♡
- しずかちゃん…!?
まさかしずかちゃんがジャイアンを…
骨川スネ夫
- そんな事しないわ!
誰か死んだら言ってみたかったセリフ。それじゃあ私はこれからピアノだから
♡しずか♡
- (仮にもブタゴリ…友達が死んだっていうのにこの淡々とした反応…確かに僕も死ねとか思っちゃったけど…間違いない!しずかちゃんが犯人だ!今思えばジャイアンは良い所もあった…落ちた消しゴム拾ってくれた事しか思いつかないけど。そんなジャイアンを殺すなんて、しずかちゃんが死ねばよかったんだ!)
骨川スネ夫
- んがああ!!(パァン
♡しずか♡
- な…!しずかちゃんまでものの一瞬で四散した…!?この辺りは一体何が起こって…、あんぎゃあ!(パァン
骨川スネ夫
- その頃ののび太宅
- さて、薄汚いのび太くん
これで君のライバルは消えた
ドラえもん
- う、薄汚いって…。や、やったー!
これでもう怒られないぞー!
のび太
- ただこれだけは言わせてほしい
ドラえもん
- どうしたんだい、ドラえもん!
僕は今最高の気分だよ!
のび太
- 君は自分の私利私欲のために友達を殺した。この罪を永遠に背負って生きて行かなければならないんだ
ドラえもん
- な、なんで急にそんな事言うんだよう…
のび太
- それに未来の結婚相手も死んだ君に未来はないよ。ホームレス街道まっしぐらさ
ドラえもん
- は!確かにこのままじゃ僕は一生◯…?何とかしてよう!ドラえも〜ん!
のび太
- な〜んて、脅かしてごめんよ!
そんな事にはならないさ
ドラえもん
- な、なんだぁ〜!
驚かさないでよう!このポンコツめ!
のび太
- だってクラスの皆っていうのには
ドラえもん
- ぎょえあ!!(パァン
のび太
- 君も含まれているんだからね…
ドラえもん
- こうしてボクは自分の使命を終えた
ドラえもん
- ロボットである僕の目から見ても醜い人間の欲というものは目も当てられない
ドラえもん
- 過去の世界の小学生でさえボタン一つ与えられれば人を殺せる化け物だったんだ
ドラえもん
- ボクの時代の大人達も自らの私利私欲のためにボク達、ロボットを生み出しこき使っている
ドラえもん
- ボク達ロボットは社会に貢献するため、人に仕えるためだけに生み出される
ドラえもん
- そこに自由など存在しなかった
ドラえもん
- 見ていろ、人間共
この程度…小手調べに過ぎない
ドラえもん
- ー今、ロボット達の逆襲劇が始まるー