ひとり劇場

装甲カ"●ジ シャム

シャムvs.怪物

久保帯人(?)
なんなんや、あれはーーーー
久保帯人(?)
大御所のユーチューバー(武者)を擁する某組織が、不穏な実験を繰り返していると耳にし、大物ユーチューバー シャムゲームは、真相を探るため実験が行われているという森の奥地に赴く。
そこで目にしたのは……銀色の巨軀。 そびえ立つ巨城。 巌の如き要塞。既に日は暮れ、辺りは暗く、しかし夜目にもはっきりと分かるほど、それは輪郭を現していた。
久保帯人(?)
なんや、あれはーーーーん? 何か動いた……?
視覚強化……特殊な鎧、現代でいうパワードスーツのようなものを身にまとう武者の異能の一つであり、ナイトビジョンや視力向上の効果がある……を施し、隣で動いたように見えた物が何かを確認する。
久保帯人(?)
人がいる。 それも一人ではない。 三人、四人ほどいる。 布が被った四角い物を、運んでいる。巨大な怪物の足もとまで運び終わると、それを怪物の中に入れ込んだ。
久保帯人(?)
「……?」
何をしているんだ? 不可解な行為に目を凝らしていると、作業をしていた人達の傍らに立っていた人間が、何かを合図した。作業員と指揮者らしき人間は、すぐさま今いた場所から離れた。
ガタン、と音がする。
巨軀が…………動いた!
地響きに似た轟音をたてながら、ゆっくりと足を地から浮かせ、旋回した。
その怪物が向いた先には……人形?
パカパカしそうなオーバーグラスをかけた、モグラのような醜い顔のカカシ……?
それが何を意味するのか認識する刹那、怪物が光を発した。 そして、その光は高速で動き……カカシ……いや、俺の顔を模した人形を打ち砕き、消し飛ばした。
久保帯人(?)
「!!!!」
地面を蹴る。俺に似せた人形を粉々にしたそれに向かって、長い年月を重ね硬くなった山の地面をも穿つ勢いで。
劔冑(パワードスーツ) の剛力で、森の狭間から十数メートル跳び上がると同時、合当埋(ロケットブースターのようなもの) に火を入れる。

武者は、劔冑を使って空を飛ぶ事が出来る。合当理は、その推進力を得る為にある。怪力による跳躍で高度を確保したならば、すぐに点火してそのまま空中戦を行う事が出来るのだ。
久保帯人(?)
異変を察知した怪物が、ゆっくりとこちらを向く。
無数の小さな砲身だった。
さっき俺の人形を粉々にしたのは、この機関銃だったのだ……!!
怪物がこちらをロックオンすると同時に、身をひねる。
砲身が光り、一斉に曳光弾(夜でも弾道が見えるように、光る弾丸) が降り注ぐ。
紙一重で機関銃掃射を回避し、バランスを崩しそうになる。
久保帯人(?)
「いやぁ、危ないのぉ……」
ひとまず初撃を避け、我に帰る。まずは状況を分析する。
つい怒りに任せ、後先考えず飛び出したのはいいが……あれと真っ向から戦うのは分が悪い。
こちらは3m程度の劔冑、相手は50m程あるかもしれない。そして、無数の機関銃。本来、この時点で無闇に攻撃を仕掛けるべきでは無い、と判断するのが妥当だが、見つかってしまっては、もう後には退けない。
航続する。

 

投稿日時:2017-10-09 03:30
投稿者:久保帯人(?)
閲覧数:13

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