深夜廻 二次創作エンド
ネタバレ含みます エンディングでこんなふうな会話があったらな、という想像です
- さっきまでのは、現実だったんだろうか
- それとも、私が見た夢だったのだろうか
- 気がつくと私と「」は山の麓に着いていた
- 左腕が痛い
- もう片方を支えているのは誰なんだろうか
- 誰かが右手を握ってくれている
- さあ、お家に帰らないと
- ...手を離しますか?
- ...やだ
ユイ
- ...手を離しますか?
- ...や...だ...!
ユイ
- ...離して?
- 嫌だ...!絶対に...離したりなんかしない...!
ユイ
- ほら、お家に帰らないと
- でも...でも、この手を離したら「」は...!
ユイ
- あれ...?「」...!「」...!
ユイ
- どうして...名前が思い出せない...
ユイ
- 私はね、もうユイと一緒にいられないの
- 嘘だ!まだ...まだ何かあるよ...っ!
ユイ
- 私はユイにいっぱい酷いことをしちゃった
- それに、私はもう死んでるの
- やだ...!やだ!!
ユイ
- だめだよ、ユイ。私達はここでお別れ
- 私、また「」と一緒に花火見たかった!
ユイ
- 引っ越しても、また2人で遊べると思ってた!!
ユイ
- うん、私もだよ
- なのに...なのに...!
ユイ
- こんなのって!!...あんまりだよ...
ユイ
- ごめんね、ユイ
- でも、ユイは1人じゃない
- まだたくさんの出会いが
ユイには待ってるんだよ
- じゃあ「」は!?「」は1人じゃん...!!
ユイ
- ううん、1人じゃないよ
- 私には、クロがいるよ
- ...
ユイ
- それに、大好きなユイもいる
- だからね、ユイ
- 私は大丈夫だよ
- さあ、手を離して
- ...うん
ユイ
- さよならだね
- 私、毎年ここに遊びに来るからね
ユイ
- 無理しない程度でいいよ
- それに、「」と一緒に過ごした大切な時間、宝物にする
ユイ
- 私にとっても宝物だよ
- 絶対に...絶対に忘れないよ
ユイ
- うん...知ってる
ハル
- 今までありがとう、「ハル」
ユイ
- ありがとう、ユイ
ハル
- さよなら
- また、爽やかな風が緑を彩る夏が来た
- 夕日に照らされて蝉が鳴く
- 私は、1本の木の前に立っていた
- ただいま、ハル
ユイ