未来から来た少女と男の子のお話
最終回キマシター!感動するようなお話になっているか分かりませんけど、良ければ最後まで見て下さい!
- 段々と彼女は、掛け替えのない存在になっていた
- いつも、彼女が居るのが当たり前
- そんな日常になっていった
- 眠いですねー、
未来から来た少女
- おはようございまーす、隼人さん!
未来から来た少女
- おはよ、未来
鐘堂 隼人
- あ、そうそう
未来から来た少女
- 今日は貴方に大事なお話があるんです!
未来から来た少女
- 大事な話?
鐘堂 隼人
- はい!
未来から来た少女
- 何々?
鐘堂 隼人
- 今は、駄目です
未来から来た少女
- もうちょっとしたら話しますよ
未来から来た少女
- 全てを…
未来から来た少女
- そっか
鐘堂 隼人
- 何で今は駄目なの?
鐘堂 隼人
- 今、言う雰囲気じゃないからです
未来から来た少女
- そ、そう…
鐘堂 隼人
- それより!
未来から来た少女
- 私、隼人さんとパンケーキを食べたいです!
未来から来た少女
- ああ、別に良いぞ
鐘堂 隼人
- やったー
未来から来た少女
- ありがとうございます!
未来から来た少女
- どう致しまして
鐘堂 隼人
- 頭の中で何かが過った
- 目の前には、愛しの少女
- 言葉が聞こえてくる…
- 「死なないで!」
- 「私を…私を置いて行かないで!」
- …っ
鐘堂 隼人
- どうかされました?
未来から来た少女
- いや、何でもない
鐘堂 隼人
- そうですか良かったです!
未来から来た少女
- ふっふーん
未来から来た少女
- あれ、パンケーキ屋は、そっちじゃないだろ?
鐘堂 隼人
- パンケーキ屋はまだ開いてないから暇つぶしに
未来から来た少女
- 初めて会った日に行ったゲーセン屋に行こうかと思って…
未来から来た少女
- それよりパンケーキ屋の場所、よく知ってますね!
未来から来た少女
- そっか…まだ開店してねぇのか
鐘堂 隼人
- (彼女の言う通りだ、何故 俺はパンケーキ屋の場所を知ってるのだろう)
鐘堂 隼人
- (行った事なんて一度もない筈なのに)
鐘堂 隼人
- 着きました…
未来から来た少女
- 私達が初めて出かけた場所です
未来から来た少女
- 初めて出掛けた場所にしては、あまりロマンチックじゃねぇな
鐘堂 隼人
- そんなことありません!
未来から来た少女
- とってもロマンチックです
未来から来た少女
- そっか…
鐘堂 隼人
- パンケーキ屋に行き、もう帰りのムードが漂っていた
- お腹いっぱいです!
未来から来た少女
- 同じく
鐘堂 隼人
- 良く あんなに食べれるよな…
鐘堂 隼人
- 女子って怪物だわ…
鐘堂 隼人
- 甘い物は別腹です!
未来から来た少女
- そうだ…今日、貴方に大事な話があると言いましたよね
未来から来た少女
- 今、大事な話を伝えます
未来から来た少女
- ああ…
鐘堂 隼人
- 私は、未来を変える為にこの時代に来ました
未来から来た少女
- 未来を変える為?
鐘堂 隼人
- はい、そうです
未来から来た少女
- 此処からは、信じられない話になりますが信じてくれたら有り難いです!
未来から来た少女
- もう信じられない話だけどな
鐘堂 隼人
- あははっ、そうですね
未来から来た少女
- 貴方と私は、恋人同士でした
未来から来た少女
- この年、この日にある事が起こります
未来から来た少女
- もうそろそろ、その時間ですかね…
未来から来た少女
- どういう事だ…?
鐘堂 隼人
- 私は、貴方の未来を変えなくてはなりません…
未来から来た少女
- さようなら、隼人
未来から来た少女
- は?おいっ…待っ…!
鐘堂 隼人
- 彼女に急に押されると、彼女の後ろに一台のトラックが突進してくるのが見えた
- そして彼女が、突進してくるトラックに轢かれたのが分かった…
- 未来…
鐘堂 隼人
- 未来…!
鐘堂 隼人
- あり…がとう…隼人…
未来から来た少女
- 私はね…先に空で待ってるよ…
未来から来た少女
- 生まれ変わったら…きっと…一緒に…
未来から来た少女
- 未来…、未来…!
鐘堂 隼人
- そうか…あの時 頭を過った愛しの少女は…
- お前だったのか…未来
- 「俺は…先に…空で待ってる」
- 「生まれ変わったら…今みたいな泣いてる顔じゃなくて…」
- 「笑顔で…君を…迎えに行くよ…」
- なあ、未来
- 俺は、今 元気に暮らしてるよ
- お前がくれた命を無駄にはしない…
- まだ待っていてくれ、この命が尽きたら
- 君を迎えに行くから